穀雨の魔法!春の終わりに降る恵みの雨とおいしい季節の楽しみ方!

[ 春 の記事 ]

はじめに…春のラストスパート、優しい雨が舞い降りる「穀雨」のお話

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春の空に、しとしとと降る優しい雨。傘を差すほどでもないけれど、どこか心が洗われるような気がする…そんな季節が、今まさにやってきました。

「穀雨(こくう)」ってご存じでしょうか?

春の終わりを知らせてくれる、ちょっぴり控えめだけどとても大切な暦の言葉です。

お天気がころころと変わる時期ではありますが、植物たちはむしろこの雨を心待ちにしているよう。

だって、たっぷりと降るこの雨があるからこそ、稲も花も、すくすく元気に育っていくんですものね。

今日はそんな「穀雨」にまつわるお話を、ちょっぴり真面目に、でも明るく楽しく紐解いていきましょう。

暦のこと、旬の食べ物のこと、そしてこの季節ならではの豆知識。

最後には高齢者の方にもおすすめのレクリエーションアイデアまで、てんこ盛りでお届けします。

ふわっと芽吹く春の命に、心もふわっと和みますように。

それでは、穀雨の世界へ、いざ出発です🩷

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第1章…春のフィナーレを飾る「穀雨」ってどんな日?


春という季節が、そっと静かに幕を閉じようとしています。

桜が散って、若葉がキラキラと光り出す頃――その締めくくりとして登場するのが「穀雨(こくう)」です。

なんとも詩のような名前じゃありませんか?

読んで字のごとく、「穀物をうるおす雨」

その響きからして、もう自然の恵みをたっぷり感じますよね。

さてこの穀雨、二十四節気のひとつでして、ちょうど4月20日頃から5月4日頃までがその期間。

立春から数えて6番目、つまり春の最終章というわけです。

このあとは、いよいよ立夏。気温もじわじわと上がっていき、初夏の風が顔を出してくるタイミングでもあります。

この時期って、意外とイベントづくしなんですよ。

ゴールデンウィークに突入しますし、昭和の日、憲法記念日、みどりの日、子どもの日(あ、ここはもう夏…)…と、お休みがいっぱいで、心もウキウキ。

でもその一方で、自然界では植物たちが本格的な成長に向けてググッと動き出す時期でもあるんです。

ちなみにこの「穀雨」という言葉、3つの意味を持っているってご存じでしたか?

まず1つは、今お話ししているような「期間」を示す意味。

そして2つ目は、4月20日ごろの「その日」のこと。

さらには、その日をピタリと定めた「その瞬間の時刻」を指すこともあるんですって。

2025年だと、ちょうど4月20日4時56分。

なぜそんなに細かいのかといえば、これは太陽の動き――黄経がちょうど30度に達した瞬間を見ているからなんですって。

やるなぁ、昔の人たち。

そして忘れちゃいけないのが、日本独自のアレンジ要素。

もともと中国の暦をベースにしていますが、平安時代に日本へ伝わってからは、季節の風景に合わせて少しずつアレンジされてきました。

たとえば、期間中を3つに分けた「七十二候(しちじゅうにこう)」という考え方もそのひとつ。

最初の頃は、葦(あし)がにょきにょきと芽を出す「葭始生(あしはじめてしょうず)」。

続いて、霜が止んで稲の苗が育ち始める「霜止出苗(しもやんでなえいずる)」。

そして最後は、あの華やかな牡丹の花が咲く「牡丹華(ぼたんはなさく)」。

ね、まるで春がゆっくりとステップを踏んで、夏に向かっていくようじゃありませんか。

この時期の雨は、ただのしっとりじゃないんです。

冬の寒さが和らぎ、地面がほどよく湿って、作物にとってはまさに“恵み”の雨

たくさんの芽が育ち、未来の実りが約束される――それが「穀雨」の本当の姿なのです。

昔の人が「雨が百の穀物をうるおす」と詠んだのも、うなずけますよね🩷。

どこか幻想的で、でも現実的な農の知恵が詰まった言葉。

それが「穀雨」という季節の魔法なのかもしれません。

第2章…ヨモギと和菓子と春の香り!この季節だけの味わい便り


春の風が心地よく吹くこの季節、なぜかいつもより自然の香りがふわりと漂ってくる気がしませんか?

そう、ちょうどこの穀雨の時期になると、草花も野菜も木々も、まるで目を覚ましたかのようにムクムクと動き始めるんです。

そんな中で、昔から日本人に親しまれてきた食材のひとつが「ヨモギ」

ちょっぴりクセのある香りが、逆に癖になる不思議な存在です。

ヨモギって、食べるだけじゃなくて使い道がとっても豊富。

天ぷらにすれば、カラリと揚がって香りが立ち、春の味覚そのもの。

お味噌汁やお吸い物にほんの少し加えると、ちょっと特別な風味が加わって、まるで高級旅館の朝ごはんみたい。

しかも身体にもやさしいっていうんだから、もう使わない手はありません。

なんでも、お茶にして飲めば体調を整え、お風呂に浮かべれば美肌や腰痛にまで効果があるという…本当に万能。

さらにヨモギが乾燥すると、あの「もぐさ」に変身するというから驚きです。

そう、お灸に使われるあれです。

見た目はただの草なのに、こんなにも変幻自在だなんて、もはやちょっとした魔法素材。

まるで自然界の魔女のポーチに入ってそうな、頼れる存在です。

そんなヨモギを、もっとおしゃれにいただきたい…というときに登場するのが、和菓子の世界🩷。

ヨモギ餅や草団子、よく見かけますよね。

でも、実はこの時期の和菓子って、ヨモギ以外にも季節の香りをたっぷりまとった逸品ばかりなんです。

たとえば、桜がほんのり香るお餅とか、初夏を先取りした柚子風味の練り切りなんてのも。

まさに目でも楽しめる“食べる芸術”。

しかも、和菓子屋さんって、その土地ごとに雰囲気が違うんですよ。

京都や金沢のような老舗街では、まるで美術館のような佇まいの中に一粒の和の心が詰まっていて、もう見ているだけでうっとり。

けれど、近所の小さな和菓子屋さんだって、負けていません。

そこには地元の季節感がギュッと込められていて、お店のおばあちゃんが「今日はこんなの作ったよ~」なんて声をかけてくれたりする。

それがまた、温かくて、うれしくて。

この時期、ぽかぽか陽気に誘われて、ちょっとお散歩がてらヨモギを摘みに出かけたり、ふらりと和菓子屋さんをのぞいてみたり。

そんなゆったりとした1日を過ごせたら、それだけで心と体が整っていくような気がします。

春の香りに包まれながら、味覚と感性をそっと満たしてくれる――それが、穀雨の頃の“おいしい魔法”なのかもしれませんね。

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第3章…雨にも個性があるって知ってた?名前で旅する春の空模様


「春の雨」と聞くと、どんな景色が思い浮かびますか?

窓の外でしとしとと降り続ける静かな雨。ふとしたタイミングで傘を差す間もなくザーッと降り出す、ちょっとイタズラな雨。

――実はね、そんな春の雨には、それぞれに名前があるんです。

もう、それが可愛いやら風情やらで、日本語ってほんとすごいなぁとしみじみ思ってしまいます。

たとえば、咲きかけの花を後押しするように降る優しい雨は「催花雨(さいかう)」。

花咲け~咲け~と応援してるみたいで、なんだか微笑ましい気持ちに。

ほかにも、菜の花が咲く頃にしとしと降る「菜種梅雨(なたねつゆ)」、春の空を気まぐれに行き来する「春時雨(はるしぐれ)」。

まるで空がいたずらっ子みたいに気分屋なんですよ。

そうかと思えば「春雨(はるさめ)」なんてのもあって、こちらはしとしとと静かに、まるで物語の一幕のような雨。

ちょっとセンチメンタルな気持ちになっちゃいます。

そしてドーンと勢いのある「春驟雨(はるしゅうう)」は、春らしからぬ元気っ子。

さっきまで晴れていたのに、いきなりザーッ!…でもそれがまた、空のドラマを感じさせてくれます。

さらにちょっと耳慣れないけど素敵な名前、「百穀春雨(ひゃっこくはるさめ)」なんてのもあるんです。

これはまさに穀雨の主役級。

百の穀物を潤す、命の雨。

降ってくれてありがとう、って言いたくなるほど、自然と共にある暮らしを感じさせてくれます。

そして、清明の頃に降る「杏花雨(きょうかう)」や、紅色の花が咲く時期に訪れる「紅の雨(くれないのあめ)」など、もう名前を聞くだけで一枚の絵が思い浮かぶような響きばかり。

自然の一瞬を、こんなにも丁寧に言葉にしてしまう日本人の感性に、思わず拍手を送りたくなりますよね。

そうそう、春雨🩷といえば…私はどうしても「食べるほう」が浮かんできてしまうのですが、こちらもまたおいしい魔法。

リョクトウやジャガイモ、サツマイモなどから作られる細い麺。

あのつるんとした食感、どこか雨粒にも似ているような…。

中国では「粉条(フェンティアオ)」や「粉絲(フェンスー)」、台湾では「冬粉(タンフン)」と呼ばれていて、なんと千年も前から親しまれているんですって。

春は空からも、食卓からも、心を潤すものが降ってくる季節なんですね。

名前のある雨たちに耳を傾けながら、今日の空模様にもほんの少し、優しい意味を見つけてみたくなります。

第4章…しとしと穀雨の季節に、高齢者と楽しむレクリエーション大作戦!


穀雨の頃といえば、外に出かけるにはちょっぴり躊躇しちゃうような、しとしと雨の日もありますよね。

でも、そんな日こそ“ゆっくりと楽しむ時間”の出番なんです。

とくに高齢者の方々と過ごす時間なら、晴れた日と同じくらい、いや、もしかしたらそれ以上に、濃くて楽しいひとときを作ることができるかもしれません。

まずおすすめしたいのは、ヨモギをテーマにした“おうちレクリエーション”。

乾燥ヨモギを少し用意しておいて、香りを楽しむ「ヨモギ香袋」づくりはいかがでしょう?

小さな布袋にヨモギを詰めて、結ぶだけで出来上がり。

作業もシンプルで、指先を使ういい運動にもなりますし、何より、ふんわり漂うあの懐かしい香りが、自然と笑顔を呼び起こしてくれるんです。

出来上がった香袋を、お互いにプレゼントし合ったり、「これは娘に持たせてあげようかな」なんて声が上がったり。

季節の手しごとには、やっぱり温もりが宿ります。

雨音をBGMにして、和菓子を味わう時間も素敵です。

お気に入りの湯飲みにお茶を注いで、季節の和菓子をちょこんと並べるだけ。

まるで小さな茶会のような空間が生まれます。

「この餡はこしあん派?つぶあん派?」なんて話で盛り上がったり、「昔は自分で餅ついてねぇ」なんて懐かしい思い出話が飛び出したり。

静かな雨の日には、そんな“話す時間”こそが、一番のレクリエーションになるのかもしれません。

ちょっと体を動かしたいな~という方には、室内でできるヨモギ摘みごっこなんてアイデアも面白いんですよ。

フェルトや色紙で作ったヨモギの葉を部屋中に隠して、みんなでそっと探す。

まるで宝探しのような遊びですが、腰をかがめたり、目線を動かしたり、自然と身体全体を使う運動にもなってしまうんです。

そして見つけたら「これは極上ヨモギだ!🩷」と大喜び。

ほんのちょっとした工夫で、笑い声が部屋いっぱいに広がります。

もし天気の合間に少しだけ外に出られそうなら、近くの緑道や公園にお出かけしてみるのもいいですね。

傘を片手に、しっとりした空気の中をそぞろ歩き。

雨に濡れた木々の香りや、足元の新芽たちに目を向けると、「ああ、春が育ってるなあ」と実感できます。

レクリエーションは、何か大きなことをしなきゃいけないわけじゃなくて、五感で季節を感じるだけで、心にとっては立派なイベントになるんですね。

こうしてみると、穀雨の季節は、やさしい雨が“ゆっくり楽しむこと”を教えてくれているような気がします。

天気に合わせて、自分たちにぴったりの楽しみ方を見つけていく。

そんな柔らかな時間の中でこそ、本当の笑顔がこぼれるのかもしれません。


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まとめ…春の恵みにありがとう!次は立夏へ…ほんの少し先を楽しもう!


春がゆっくりと終わりを迎える頃、しとしとと降る穀雨の季節は、どこか静かで、でも確かに命が育まれている気配に満ちています。

この時期の雨は、ただの雨じゃありません。

大地にやさしくしみこんで、葦を芽吹かせ、稲の苗を育て、牡丹の花をふわりと咲かせる――自然のバトンが、そっと夏へと渡されていく瞬間です。

そんな季節に合わせて、ヨモギの香りに包まれたり、和菓子の世界をのぞいてみたり、雨の名前に耳をすませたり。

ちょっぴりのんびり、ゆったりと時間が流れるのも、この穀雨ならではの楽しみ方かもしれませんね。

それに、雨の日はレクリエーションのチャンスでもあるんです。

家の中で笑い合いながら香りを楽しんだり、ちょっとした手しごとに挑戦してみたり、窓の外の風景を眺めながら、昔話に花を咲かせたり。

穏やかな空気の中で交わす言葉や時間は、晴れの日以上に心の距離を縮めてくれる気がします。

やがて季節は立夏へと進み、陽射しはどんどん力強くなっていきます🩵。

緑のカーテンを育てるなら、この穀雨の時期に種まきをするとちょうどいいですよ。

涼しさを呼び込む準備も、今のうちに。

春がくれたやさしい恵みに「ありがとう」を伝えて、またひとつ、新しい季節へ。

今日もほんのり、心が潤う一日になりますように――そんな想いを込めて、穀雨の物語を閉じましょう。

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