高齢者のレクリエーション12月!企画書に外出を取り込むねらいとは?
はじめに
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12月は師走と言いまして、お坊さんが走り回るくらい忙しいとされる時期…。
ですが、お坊さんだけではなくて、じつは高齢者さんの心も忙しなく忙しいもの…。
今回、高齢者さんのレクリエーションの記事なんですけども、そんな心の落ち着かない高齢者さんのためのレクリエーション企画!
そも、何故、心が落ち着かないのか?
年末と年始を意識するからですよね?
誰しも歳の節目は意識して過ごしています。
高齢で、障害を抱えるほどに意識される節目。
そこに秘められた思いに気づけるかどうか…。
そして対応するレクリエーションが企画できるかどうか…。
介護職員さんの力量が問われるところですよね?(*^▽^*)
高齢者のレクリエーション12月は企画書をどうする?
12月は新年を迎える準備で忙しい。
障害を負っているということは、厄払いをして新年は少しでも良い年にしたい!
そう思っている方も少なくありません。
むしろ、障害を負ってしまったがゆえに、これまでの生活から1つ…また1つと習慣を削ぎ落としていることに陰鬱とした空気を身に纏っているかもしれません…。
とはいえ、高齢者さんの置かれている現状は様々です。
代替わりして、次代が同居されていたり、伴侶が元気である場合などは、大きな削ぎ落とし感はないかもしれませんね。
一人暮らし…。
老老介護…。
他にもいろいろなパターンで、このようなご家庭は削ぎ落として苦渋を感じるものです。
一方で世間様の12月は、全国各地の神社ですす払いの儀式が行われたり、クリスマス会、皇居での大正天皇祭…。
施設でもクリスマス会に大掃除などやはり活動的に動きますよね。
スーパー等でもクリスマス・お正月とどんどん飾りが変更されて忙しそうです。
そこで高齢者さんは我が家は…と気が滅入っていくわけですよね。
高齢者のレクリエーション12月の企画書は?
月間のおよその企画書は作られましたか?
クリスマスやお正月準備に彩られた企画書でしょうか?
常の身体や脳の機能的働きを促す意図してのレクリエーションの企画…日々、創意工夫されていることと思います。
飽きられたら盛り上がりませんし…。
熱中して実践してこその効果ですからね…。
さて、ここで一度、よく思考してみてくださいね。
1日に1種~4種で企画する月間のレクリエーション。
□ 知的
□ 運動
□ 気分転換
など意図する内容に分類して偏りはないですか?
クリスマス会など準備から実施まで時間をかけて工夫できるようなタイプのレクリエーションも含められてますよね。
でもですよ?
12月、じつは外出系がとても減りませんか?
インフルエンザも怖いですし、寒さで風邪をひかれても…。
施設の責任は問われたくない…。
無意識に少なくなっているようなら、外出を企画してみるようにしましょう。
無理やり全員に出発!とするから、クレームになるのであって、本人が望んで参加するのであれば問題は起こらないものです。
高齢者のレクリエーション12月は下旬に外出を盛り込むベシ!
さて、先述したように高齢者のレクリエーションに12月は特に外出を意識したい!というところなのですけどね…。
冒頭で書きました世間様と高齢者の置かれる現状のズレ…。
ここがとても私、気になるところなんですよね。
削ぎ落とし、諦めが多くあるほどにこれを埋める支援の動きは…じつはない!ものです。
施設でのクリスマス会も、そりゃあ意義があります。
けど、小さい子どもさんはともかく高齢者さんはクリスマス会って自分が小さい頃に経験してきた方は少ないでしょう?
親になって子にしてあげた思い出の振り返りにはなりますし、パーティー要素として成立するという意図はありますけどね。
きっとクリスマスや年末は、家の掃除や新年の準備にとても忙しかった…。
そこに掛けてきた情熱が最も大きかったと思うのです。
え?
レクリエーションからズレてる?
いえいえ…。
個別レクリエーションのアンケートや承諾を取りながら、外出レクリエーションでですね、この辺りのお買い物だけでも整えて差し上げるのはいかがでしょう?ってことです。
ですから、レクリエーションの行き先は百貨店かショッピングモールです。
金額は個々人によりますから無制限。
ご家族のおられない方など先述のニーズある方の調整を優先するようにしましょう。
購入した飾りや食べ物など、いろいろをご自宅に飾っていただき、記念撮影を記録の1つとして残し考察を加えますと…。
あら、不思議、レクリエーション効果はとてつもなく大きく立派なモノになるわけです。
高齢者のレクリエーションに外出を含めるねらいは大事!
普段のレクリエーションでも、脳や体が衰えないようにという工夫やお風呂やおトイレなどの生活行動の自立化に向けてなど…。
さまざまな狙いが込められていますよね。
日々のレクリエーションの工夫は繰り返しの自転車操業のようなもので、結果に 『 達成! 』 という芽が見えにくいものもあります。
この達成!が見えない繰り返しばかりですと、人は削ぎ落とし人生に向かいやすいです。
日々のレクリエーションから見まして、今回、ご紹介したショッピングモールや百貨店でのお買い物。
イレギュラーな企画ですよね…。
実際には、
□ 施設に多額のお金を持ってくると紛失して施設責任を問われる。
□ 外出の際に施設に残る人員と外出人員を分けての個別対応が法的に難しいので…。
□ 実地指導がちょっと…ケアマネージャーさんのケアプランが…。
そんな辺りの課題が浮かんできますよね。
答えはすべてを蹴散らす労力を払う!
そこに全てのねらいがあります。
レクリエーションを実施するデイサービスや施設の職員さんは、
□ お金は全部、自己責任と事前に通知する!
□ 人数比は確実に守る!
□ 実地指導では個別外出レクのねらいを適切に説明する。
これは企画書の文言に適切に表記する能力も必要です。
ただ利用者さんに必要というだけではダメです。
必要なことを対処して結果、効果をきちんと言えることが大事。
ですから、最後の購入物との写真や記録が重要になるわけですよね。
利用者さんが文字を書けるならば、買った物と満足感を記録してもらうのも手法ですね。
さてケアプラン。
…そもそもです。
利用者さんの出来ないこととその手当しか書かれていない…そんなもんですよね?
人1人が生きる上で大切なことって、細かく書くとたくさんですからね。
その書かれたケアプランを元して各サービス提供者で作る計画書がありますよね。
そっちに必要なことを書いちゃえば良いのです。
一致しなくなる?
その辺りはサービス提供責任者が担当者会議というチーム会議で発言することが大事。
それが1つのプロセスです。
まずはサービス計画書に盛り込んで、利用者さんに承諾をいただく。
ケアマネ―ジャーにコピーを渡す。
次の担当者会議ではきっとケアプランとサービス計画書のズレが1つの話題になるでしょう?
こうしたプロセスを踏むことで、グッと利用者さんに適した計画に変わっていくはずです。
と、話がそれちゃいましたね。
12月には12月の利用者さんの思いや生活があるもの。
半年一年も変わらない計画書なんて穴だらけとしか言いようがありませんよね。
10枚も20枚もある計画書なら通年で使えるかもしれませんが…。
その時に必要なことを成せること…。
私たち介護職に求められている視点の1つはそこにもあるはずです(*^▽^*)
まとめ
本記事では、少しレクリエーションの内容が薄い?
職員さんと利用者さんでショッピングモールや百貨店に買い物に行って、ごっそりクリスマスやお正月準備用品の総買いをしてみよう!って企画です。
何故、この記事かと言いますとね。
デイサービスの職員さんやヘルパーさん、ケアマネージャーさんもそうなんですけど、是非、利用者さんの家を年末年始にぐるりと回って見てもらいたい。
何もしていない一人暮らしの家庭…。
出来ないから…。
そう諦める利用者さん…。
とても寂しいクリスマスとお正月ですよね。
ここをサポートして買い物を達成しますと、日本の経済効果に貢献出来る他、施設の評判も鰻登りですよね。
さらに利用者さんも胸のつかえがが取れて新年を心行くまで歓迎できるというもの。
…調子に乗り過ぎ?
それはともかくですね、いろいろな世界、場面を覗いて回ることは、とても視野を広くする効果があります。
鬱病の方や認知症の方も常に付き添いがあって、いろいろなことをして見るとお元気を取り戻せることがあります。
そんな瞬間をシャッターチャンスとして記録しますと…。
実地指導とはいえ、事実を効果を目にするとダメとか反論は絶対に出来ません。
決まりを守りつつ効果を上げ続ける介護スタッフさん。
年末年始はまだまだ深くテコ入れする要素が盛り沢山です。
お仕事を頑張りましょうね(*^▽^*)
誠にありがとうございました。
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