はじめに
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忘年会は古くからある伝統文化の1つです。
昔は高尚な文化だったのですが、長い歳月と共に、明るく楽しく一年を振り返り、苦労を忘れる会になってます。
もちろん新年への期待を込める!
それが忘年会の主旨です。
高齢者施設でも忘年会って採用されていますよね?
いくつか実地に見学したこともあるのですけど…。
職員さんに利用者さん…。
ご不満ないですか?
今日はその辺りのことも含めて記事にしてみました(*^▽^*)
高齢者施設で忘年会は催してますか?
でも、よくよく考えますと、忘年会は年末に行われますよね。
□ 大掃除
□ クリスマス会
□ 大晦日
□ 新年会
□ 初詣
いろいろと行事が目白押しの中…。
高齢者施設でも、忘年会は催されている施設では、ちゃんと盛り込まれてます。
でも…。
お昼間によく開催されますけどね。
一般的には、忘年会は夜に行われますけど、施設に入居すると忘年会はスタッフさんや施設のご都合で、昼間になることが多い。
そうタイムスケジュールに阻まれる壁があるんですよね。
施設への入居を検討される方…。
入居してしまうと、じつは失われるものがいろいろあるということを知りつつ、入居せねばなりませんね。
余興や出し物を高齢者向けにアレンジしよう!
さて、忘年会。
いろいろな盛り上げのための 『 余興や出し物が定番です 』 よね。
1人の職員さんに一発芸!
そんな…強要するなんてネタは時代錯誤ですよ。
パワハラで訴えられることになります。
いわゆる内部告発が成立しますよね…。
さて、忘年会をリサーチしましたら、皆で明るく楽しくをキーワードにして、いろいろな方法を知ることが出来ましたし、経験もしてきたのでご紹介しますね。
忘年会の景品を用意しよう!
この辺りは、高齢者施設ですし、介護に役立つ備品でも良いですし、福祉用具貸与事業所さんに出していただくのも良いと思います。
新年のカレンダーなど福祉用具貸与事業所さんは毎年作成して配布されるところが多いので1つの景品として用意されてはいかがですか?
□ 卓上
□ 一枚ものカレンダー
□ 数枚ものカレンダー
と、いろいろパターンが揃います。
他にも介護用品で、様々な場面に特化した道具がありますよね。
食事のスプーンやお皿、お椀、排泄道具などなども、十分に景品として採用できますよね。
え?
華がない?
福祉用具貸与事業所さんのカタログを見ますと、杖や靴1つでも、すごく洗練されたデザインもあったりしますよ。
購入品で揃える場合には、カタログを一度、チェックされてみますと、新しい発見もあって良いと思います。
食べ物を用意する場合には、日持ちを考慮しつつ選びます。
日頃、施設で提供しない食材であったり、珍味であるなども、有効な選択かもしれませんね。
ただ、嚥下能力に影響しますので、利用者さんの能力で検討しましょう。
余興や出し物をどうする?
施設にある備品でも多くの宴会ゲームは可能です。
定番の宴会ゲームは、
□ ビンゴゲーム
□ 王様ゲーム
□ じゃんけん大会
□ 利き〇〇大会
□ ジェスチャーゲーム
□ おしぼりリレー
□ ライター点火ゲーム
などなども可能ですよね。
ところで忘年会の由来、じつは昔々の鎌倉時代や室町時代の忘年会では、連歌を読みふけったと言われています。
多くの作品を詠んで、披露する会にしちゃっても、趣旨からはけっして外れません。
新年になると歌会始という宮内庁主催の恒例行事がありますが、一般公募してて抽選にもなりますよね。
作品を練り、『 1年後の歌会始に参加するぞ 』という野望を磨き上げていく…とても良いスタートにされてみてはどうでしょう?
介護を受ける高齢者さんですが、培った才能は老いても全く枯れてもいないものです。
手続きが煩雑になったので、自分で出来ない…。
時間がかかる…。
そんなところをサポートしてみても、利用者さんの自信回復のために、とても良いのではないでしょうか?
高齢者施設の忘年会を昇華する秘訣!
先述の連歌形式を用いる場合は、お昼間、雅楽の調でもバックミュージックをこだわって選定にされてみると良いかもしれませんね。
いろいろなゲームの場合は、宴会、お座敷小唄などで盛り上げると良いでしょう。
そう、いろんなゲームに『 音楽で盛り上げる 』 これが秘訣の1つです。
次に、大きなところで…昼に行うか?晩に行うか?時間の問題です。
雰囲気がとても大事な忘年会。
もし職員さんのご家族も全部、招待して行えるなら、晩に実施してみましょう。
時間的には18時~20時くらい。20時~21時はイブニングケアです。
大勢でお手伝いして着替えを済ませると、すごく短時間で終わっちゃいますからね。
職員さんも家族さんも施設に揃い、皆で忘年会を楽しむようにセットできますと、お料理から賑やかさまで大きく昇華できますよね(*^▽^*)
まとめ
忘年会は、明るく皆で楽しむがキーワードです。
歩ける方から寝たきりの方まで楽しめるように…。
そう考えますと実施前の準備が大事。
綿密過ぎると失敗も出ますが、失敗は愛嬌で乗り越えましょう。
一年の苦労を吐き出して、新年を明るく迎える!
その為の忘年会ですからね。
積極的に楽しんでいきましょう!
まとめと言いつつ…注意点を
楽しくあるためには、事故リスクは軽減していきましょう。
外部関係者を招く場合には、楽しむ盛り上げ役の方をお任せして、利用者さんが怪我をしないようにスタッフは全力でサポートに回ります。
でも、スタッフさんも抜け目なく、サポートしつつ、しっかり食べて飲んで楽しんでくださいね。
さて最後に設けるのはアルコールです。
忘年会や宴席に不可欠なアルコール。
高齢者さんに提供する時には、注意が必要です。
まず、主治医が個別の利用者さんの日頃の診察情報からアルコールの適量を判断してくれます。
次に、保護者であるご家族さんの了承も得ましょう。
この2つをクリアしてアルコールの提供が、初めて可能になります。
ラインよりも少なめを提供して、確実に止まっていただくのがコツです。
さらに多くを本人様が希望されてもルールとして制限までの提供を守ること。
お酒の失敗の話も良くありますが、ゼロでは入居者さんが可哀想ですよね。
良い酒を少量で、かつ適量未満で…。
理事長さんのポケットマネーで、良酒を仕入れていただきましょう(*^▽^*)
ルールあってこそ盛り上がる忘年会。
新年も幸福に恵まれますように…。