年末年始の高齢者のレクリエーションに簡単制作物の企画はいかがです?
はじめに
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高齢者さんの施設やデイサービスでのレクリエーション企画です。
今回は年末年始におすすめの制作物の企画記事です。
何を作るって?
年末年始と言えば?
郵便局の一大事業!年賀状、ポチ袋、寒中見舞いの3大イベントがあるじゃないですか!
これを皆で楽しく完成させましょう!という企画です(*^▽^*)
年末年始の高齢者レクリエーションに何故、葉書?
古来から文 ( ふみ ) は、会えない方へ近況を伝えたり、教えてくれるように催促するなど意思疎通を図るための手段です。
高齢者施設の利用者さんは何かしらのご事情や障害を抱えて、高齢になるほどこの辺りが遠のく方が多いです。
じつは昔の文は巻物でたくさん書いて封筒に入れて送るお手紙が中心でした。
中に端書と言いましてメモ程度の紙を入れることがあるのですが、これが葉書のルーツと言われています。
もともとこのような文のやり取りは役人か上流階級くらいしか出来ませんでしたし、庶民が出来るようになったのは明治も後半になってのことです。
お気軽に出来るとなれば戦後の風習になりますよね。
ですから馴染みがない、薄くなっても仕方がない…そう解釈することも出来ます。
ですが!
ここは意義を大事にしましょう。
人は社会において誰かと関わりを持ちながら過ごしています。
関わりを持つ、それは縁を結ぶということ。
年末年始はいろいろな縁起物で彩られているのですが、そこで筆を取らない、縁を断ち切るというのはナンセンスですよね?
様々なご事情でお会い出来なくなった友達や親族へ年賀状と寒中見舞いを用意してみてはどうでしょう?
一人で自宅で作ることが難しい利用者さんも、
施設やデイサービスで皆で簡単に出来る!となれば積極的に参加していただけるのではないでしょうか?
年末年始の高齢者レクリエーションで葉書の制作物を簡単に済ませるにはどうする?
さて、表面の住所はパソコンに委ねましょう。
毛筆で綺麗に仕上げてくれますよね。
課題になるのは裏面。
これは芋判・スタンプで整えられます。
全面を書くのが難しいという利用者さんもスタンプで埋められる工夫があると助かりますよね。
このスタンプ。100円均一でも文房具店でもバリエーションは豊かになっています。
朱肉も黒、赤、緑、青と揃えられますし、『 謹賀新年 』 、 『 あけましておめでとう 』 といった定番スタンプは確実に数パターン売っております。
こうしてここまで見ますと、簡単に思え…ませんよね。
以下を参照くださいね。
表書きの住所はどうするべき?
パソコンのソフトに入力して出力するだけです。
個人情報があるじゃないか…。
別に利用者さんが個人で活用することを代行するだけですから、他に活用したり保存したりすると問題ですけど、その辺りはクリアできます。
ですから、情報漏洩や無断使用にならないように配慮することが必要です。
個人情報の適切な管理対策
□ 専用USBメモリーで一括管理。
□ 各利用者さんへレクリエーションの手順を周知して承諾書を署名押印でいただく。
2つめの書類なのですが、レクリエーションのご案内をA4上半分で作成。
下半分とミシン目で切りやすくしておき、割印と署名と押印をいただきます。
上半分は利用者さんにこうしますよという周知文、下はそれに同意いただいた文書になります。
葉書代と共にインク代やスタンプの費用などを回収する場合はそれも明記して金額も掲示しておきましょう。
え?課題はそこじゃない?
はぃ…。レクリエーションとしてはとても簡単なんですけどね…。
□ 職員さんは全員分の印刷…。
□ 利用者さんごとに分ける…。
□ 利用者さんとご家族に納品…。
裏方の手間暇がかかるんですよねぇ…。
内職の世界です…。
でも、効果は抜群ですのでお試しくださいね。
あ、どうしてもこの辺りがしんどくなるのですが…。
アウトソーシングしましょう。
事務員さんと経営者さんに丸投げしますと早くて簡単です(*^▽^*)
年末年始の高齢者レクリエーションで葉書を作る企画書と報告書はどうする?
さて企画書は年賀状と寒中見舞いの制作レクリエーションで作ります。
□ 精密作業効果
… 手先を活用して慎重に制作物を作ります。葉書は1枚いくらでお金ですので1枚も無駄にしないように。送り先のお相手を回想いただきながら丁寧に真剣に作っていただくことがミソです。
□ 集中作業効果
… 集中してレクリエーションを行うので集中力の訓練になります。固定した姿勢は苦痛を招きますので、準備運動の体操、終わった後のほぐしのための体操、足浴や入浴、マッサージなどのリラクゼーションを後に配置するのもコツです。
□ 回想効果
… 当然、これまでの人生で知り合った方、それぞれの御縁を回想してまとめていただきます。ですから、傍らにメモ用紙を用意していろいろ書いて持ち帰りいただくと思い出をまとめた品の1つになりますよね。さらに今回のレクリエーション後に厚いご友誼が再び深まれば言うことなしですね。
□ 効果の体感
… 効果は実感していただいてナンボです。出来上がった制作物もそうですが、返信は出した分よりも少なくなることが想定されます。しかし2月上旬頃に全員に年賀状と寒中見舞いを持参していただきます。出した分と返戻された分を比較したり、枚数を記録したり…。そこまで?と思われるかもしれませんけど、普通の一般家庭ではやりません。施設ならではの効果検証法です。
利用者間で比較することもあるでしょうし、夏頃の暑中見舞いの参考にもなるでしょう。
報告書と分析はどうする?
制作過程の華やかで、かつ真剣な作業は1枚の写真のカットになります。
全員から集めた署名と印鑑の書類もそうです。
さらに完成枚数や返戻枚数なども記録します。
各利用者さんから一行書きでコメントを記載いただくことも良いでしょう。
これらから総合して分析結果を書くわけですが…。
大事な着眼点は、年賀状や寒中見舞いを出すことでどのような効果が出たか?
これに尽きます。
笑顔が多く引き出せた…→曖昧ですよね、これではダメです。
例えば、枚数の記録と共に最終アンケートを用意します。
□ 顧客満足度 満足した 普通 不満 ( 理由: )
□ 年賀状を出して得たこと ( )
□ 寒中見舞いを出して得たこと ( )
このようにアンケートを回収しますと効果が見えやすいですよね。
作業中、完成後の発送前、最終の返戻を集めての集合写真の3カットは大事ですよ。
横に状況の記録と簡易な聞き取りコメント、簡易分析を掲載しますとA4サイズの1枚の報告書に出来ますからね。
まとめ
紙屋さんとインク屋さん、電気屋さん、郵便局が泣いて喜ぶ販促の企画記事?
そうも思ったんですけどね…。
時節のレクリエーションだし、記事にしておこうと気持ちを改めて書いちゃいました。
在宅のケアマネ―ジャー時代に、利用者さんに手先のリハビリテーションの一環で、年賀状や寒中見舞いの作成を早い頃合いからおすすめしてみたのですが、実現したことはありませんでした。
1つは毛筆、ペンに限らず集中すると手先が震えるというもの。
震えるから活用しないと震えは大きくなっていきますし改善しません。
スタンプであれば、押した後に注意すれば大きなブレも少なく完成度が高くなるというもの。
ケアマネージャーは定期的に訪問して助言する程度では、去った後は利用者さんのご自由な時間ですから、結局は達成されることなく時節が過ぎていく…。
デイサービスや施設さんであれば、きっと出来るだろうと思い、記事にしてみました。
縁を取り持つ、豊かにする一環として取り組まれてみますと意義がありますよね。
是非、取り組んでみてくださいね(*^▽^*)
誠にありがとうございました。
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