高齢者のレクリエーション1月!成人式を導入する工夫とは?回想法?それとも?
はじめに
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高齢者のレクリエーション。
今話では施設やデイサービスセンター、病院で行うレクリエーションにちょっとした工夫の提案です。
今日は世間様で行われる一般行事!
成人式を取り込んでみませんか?
高齢者さんにとっては〇〇年前のお話ですよね。
しかし誰もが通ってきた道!
高齢者に関係ないからとスルーしがちな成人式ですが、取り込むと、かなり深いレクリエーションが誕生しますので、是非、参考にしてみてくださいね(*^▽^*)
高齢者のレクリエーションで1月に成人式を導入する?
近年の成人式の模様は毎年、テレビで翌日に編集してまとめてニュースで報道されますよね。
目立つ、奇異で極端な事例集ではありますが…。
これ、成人式?仮装大会?弁論大会?
いろいろと多様化した成人式の世界です。
一つの世間様の話題の1つとして、これはこれで楽しめますよね。
とはいえ、この楽しみ方は我関せず…という観賞型の楽しみ方。
取り込むとはレクリエーションとして楽しんで、かつ意義深い効果をがっつり掌握してしまうというところに眼目があります。
何も新成人と同じ舞台で同じことをするわけではありません。
今日はその辺りの工夫をざっくりとご紹介します。
高齢者のレクリエーションで一般的な工夫は回想法ですよね?
高齢者の関連する施設のレクリエーションで成人式を取り込もうとしたら、まっさきに回想法が浮かんできませんか?
高齢者さん自身の昔を深く思い起こして、現代と比較することで、いろいろな気づきを得たり、記憶を確かな物にするという方法ですよね。
ここから地域や風土、食事、隣人や社会など話題を広げていろいろなことを深く洞察して考えることにも意義があります。
いわゆる脳トレになる、認知症予防になるという脳内活性化策を取り込んだレクリエーションになります。
いいですか…これ、過去から現在という時間軸に作用する組み立てですよ。
では、次に回想法の中で時間軸を延長して現在から未来を想像します。
未経験世界ですから回想ではなくて想像や空想ですよね。
老い先短いと思いがちな高齢者さんに未来を明るく楽しいものとして認識いただけましたら、回想法は本当の意味で成功だと言えるでしょう。
高齢者のレクリエーション!成人式の工夫を別の切り口で昇華しよう!
さて、成人式を取り込むのに、回想法の座談会、脳トレ意外にも切り口があります。
1 新成人の仮装パーティーを真似て化粧大会&パーティー化する!
新成人に招待状を出してですね、夕食会を開催してみても楽しいですよね。
仮装パーティー衣装のまま来訪いただければおもてなしをして差し上げても良いかもしれません。
若い方とパーティーや食事を共にするという効果は、とても高いものがあります。
新成人の彼らにとっては、人生の大先輩の高齢者から話題をいただくことも、今後の人生にとって有意義なことになることは間違いありません。
そう社会的な意義を込めてレクリエーション化してしまう手法です。
成果として記録に残すには皆様のにっこり笑顔な集合写真と式辞メニューで、十分に成立できることでしょう。
2 成人式を取り込む工夫として個別性はいかが?
1とはまったく違いますよ…。
2のこれは個別性の尊重の切り口です。
利用者さんにもお孫さんがいます。
カルテを参照しますとお孫さんまで生年月日が記録されていますよね?
ここからピックアップして個別性を尊重してみます。
孫様が成人される利用者さんに個別に創作物を作っていただくというアプローチです。
成人する孫様に贈り物をご用意いただくわけです。
□ 色紙のサインペンでのカラーリング…。
□ 折り紙での立体化…。
□ 千切り絵や卵の殻での浮き沈みの立体化…。
大好きな孫への贈り物制作です。
おすすめして説得して完成までをお手伝いする…。
意義深いですよね。
世代を繋ぐことが難しくなった高齢者さんに繋ぐだけのお手伝いを企画するわけです。
…これは個別には特に特化して、限られた期間で利用者さんご本人が納得いくレベルで仕上げまでお手伝いすることが大切なのは言うまでもありません。
一方、そんな身内のおられない方はどうする?そんな疑問が湧きますよね。
『 近隣の大学生向けに人数分、製作してお届けする 』というのもありですし、地域の成人の方の人数分を作成して自治体を通じて贈り物を届けていただくというのも素晴らしい効果があるかもしれませんね。
ただ数が膨大になるので、リサーチが大事なのは言うまでもありません。
そこで、市町村と地域の老人会担当者に声かけをして市の中の街単位で決めてしまうという方向性もあります。
利用者さんとよく相談をしながら、決定すると有意義なものとなるでしょう。
3 成人式を取り込んだ記録について
制作物について記録しておくことと送り先名簿を残しておきます。
パソコンで一覧表を作り印刷しておくわけです。
介護保険ではレクリエーションは単なる遊びで終わってはいけません。
お金を払う側は、より確実な成果という結果が必要なのです。
成人式をレクリエーションに取り込んだ結果、〇〇という成果を挙げました!
これが言えれば大成功です。
パソコンで写真や文書、あるいは利用者さんの生の声などの記録を大事にすることが必要です。
そこで、2の例で言いますと返信用葉書を挿入しまして、新成人の生の声を集めておくと、より成果が目に見えますよね。
こうして、利用者さんのみならず、市町村や孫様など、周囲の人が明るくなる手法というのは結果がとても残しやすいですし、残ってクレームになることもありません。
純粋に、心を温かく包む想いというものは繋がる…縁結びという発想も大事です(*^▽^*)
まとめ
成人式をテーマに談話以外で本格的なレクリエーションに取り入れている施設を見たことがありません。
高齢者と成人式…一見すると通わないものですが、人生の通過儀式であることに違いありません。
誰しも…思い出がある、生きてきた証があるという事柄は、必ずレクリエーションのネタになり、介護保険が求める成果にも直結していきます。
でね、思うのですが、皆様、生きております。
人生を過ごされています。
身近な生活の工夫や経験は必ずレクリエーションに転嫁できます。
成人式のネタの次にお困りの際には、この辺りへ想いしてみてくださいね(*^▽^*)
誠にありがとうございました。
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