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介護施設で高齢者を救急搬送する際の極意とは?目安基準と帰りにある!

投稿日:2020年6月15日 更新日:


[ 深呼吸して落ち着いて対処!(*^▽^*) ]

はじめに

介護施設で高齢者さんのお世話をしていますと、救急搬送に巡り合う確率は勤務年数に合わせて鰻登り…。

重度化を設定された特養なんかでは、救急搬送が日常茶飯事といったところもありますよね…。

今日は、一般の方にも、もちろん介護施設の職員さんも、はたまた受け入れる救急隊の方も病院スタッフの方も、まとめて知っておいて欲しい救急搬送における一般心理。

それも介護施設の考える救急搬送を中心にまとめてみました(*^▽^*)

介護施設で高齢者さんを救急搬送する際の極意とは?

救急搬送…。

どこの介護施設でも発生する可能性がありますよね。

看護師さんがおられると、少し安心ですが、必ず人がいる…というわけでもありません。

いつ、何時に救急患者さんが発生するかなんて誰にも分かりません。

ちなみに、排泄介護やお食事の介護などの保険上の加算があるのに、救急搬送手当がないのはちょっと不思議ですよね…。

そこはともかく介護施設における高齢者さんを救急搬送する極意!

単純に、
□ 日頃の観察を怠らない
□ 変化の発見は早いほど良い
□ 発見したら早く対応
早期発見、早期対応が肝であることは言うまでもありません。

介護施設は1人で働くわけではありません。

夜勤で建物に1人切り…なんて事態もありません。

携帯電話やパソコンなどの電子機器で指示を仰ぐ…なんて方法も発展していますからね。

いつ起きるか分からない救急搬送。

ですから、準備、備えておくことと、いざという時にスピーディーに思う通りの行動が出来るかどうかが大事なポイントです。

どのような症状でも、慌てず、冷静に、そして迅速に連絡経路を辿り、適切な対処をした先に救急搬送があるという流れが大切です。

介護施設で高齢者さんを救急搬送する際の目安基準とは?

介護施設での救急搬送にも、いろいろなパターンがありますが、
□ 意識がない
□ 吐血
□ 酸素濃度の低下
□ 動かせないほどの痛みや苦しみ
このようなところでしょうか。

介護施設では老衰から転倒骨折や持病の発作といろいろなパターンがあります。

さて、介護施設では1人で働くわけではありません。

救急搬送の事態は類似して、いろいろと起きるわけです。

そこで目安や基準が少しずつ経験値として累積していきます。

そう極意のその2はデータの累積。

記録を書く時に、その場にいない人でも分かるように5W1Hなどの手法で丁寧に記録します。

次につなげる発想です。

データは看護師や専門職による分析を踏まえつつまとめましょう。

しっかりとまとめるほどに次はもっと効率的に対処できるようになります。

と、累積の視点と共にですね、救急搬送の対処を適切化していく、今を考えておく必要があります。

救急搬送時に、
□ 救急隊に情報を適切に伝達する
□ 指示に従い適切な対処をする
ここを疎かには出来ませんよね。

119番に電話をして、患者の様子を伝えます。
□ どのような症状で意識があるのかなどの現状の報告
□ いつから発生して現在までの過程報告
□ 場所、住所と電話

救急隊の到着までの間は、アナウンサーの指示に従い、救急隊到着後は救急隊の指示に従います。

この間に、救急車に添乗できる職員をスタンバイすることを忘れないようにしましょう。

□ ご家族への合流依頼。
□ アセスメント表などご本人様の特性が分かる資料。
□ 食事・排泄など生活サイクルが分かる直近数日分の資料。
□ 会社の共有携帯電話の携行。
□ お薬手帳、診察券や医療保険証、負担限度額認定証などの携行。
□ 介護施設に自分がいなくなった後の介護提供の段取り
救急隊到着までに、これらのことに目星をつけておかねばなりません。

やることが満載ですよね…。

電話から段取りまで1人でこなす必要はありません。

救急時は、それぞれが役割をこなして結果として目的を達成できれば良いです。

それぞれが慌てる中で、不足する穴を埋めて目的を達成できるように臨機応変に動く必要もあるでしょう。

介護施設で高齢者さんを救急搬送する際に念頭に置くべき『帰り』は2つ意味がある!

救急搬送後の帰り道は単純に…当然ながら2つ。

対象者ご本人様が入院になる場合と帰苑する場合があります。

入院になると、介護施設から入院準備物が届くのでそれに便乗して帰苑する。

入院にならない場合、介護施設からの迎えを待ち、運転手と共に帰苑する。

さて、『 帰りが2つ 』とは、ここを指したものではありません。

前項でも記載した救急搬送におけるデータの持ち帰り。

採血データなどの検査データはいただける物はいただいておきましょう。
救急隊や医師らとのやり取りは克明に記録することを心掛けましょう。

時に…、
□ こんな軽症で救急車を使って…。
□ どこがいつもと違うのかね?
□ 対応が悪いんじゃね?
…などなど、いろいろなパターンで暴言とも言える話を浴びることも少なくはありません。

介護施設には医療設備がごく家庭用レベルですし、看護師が不在の時もありますから、往々にして状態を見誤るということもあり得ます。

□ 医師名、看護師名、担当科
□ 指摘内容

この辺りも記録しておくようにしましょう。

理不尽な言動を受けたとしても、そこもまた無駄ではありません。

その時の添乗者の伝え方が的を得ていなかったり、持参した資料が不足していたりする場合もあります。

添乗者としての役割を認識しつつ、次を繰り返さないように努めましょう。

救急搬送は命に関わる場面が多く、医療現場である救急外来も迅速さを求めますからね。

のほほんとしていては、ダメなのです。

まとめ

極意!
□ 早期発見・早期対応
□ 搬送準備段階の徹底した研鑽
□ 病院での連携データを施設に持ち帰る
この辺りが重要です。

そして多職種における分析機会、現場へのフィードバックを繰り返します。

類似しても、同じとは限らない、個別性を見つめる必要があるという視点を忘れずに類似経験を活かすように心がけなければなりません。

ちなみに現在、私の独自分析では救急搬送しますと、2~6時間…平均4時間かかります。

電話問い合わせの上で、施設車両で向かいますとトリアージシステムもあり待たされる傾向にありますが、救急搬送の場合は少し時間が短縮されます。

高齢者さんの命の重さと職員の拘束時間の長さ…放置した仕事の山…。

とても忍耐のいる救急搬送の時間。

今日も、お仕事ですから、頑張りましょう(*^▽^*)

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