はじめに
Menu
医学界の常識に従えば、運動会の中止は止むを得ませんよね。
しかし…子どもたちの未来への遺産、思い出のためには是非とも開催したくなるのが国と親御様というもの。
そこにはデータや数値に決して現れない記憶…感情が盛り沢山です。
運動会を開催出来れば、子どもたちの将来における支えの1つを形成することは間違いありません。
…まぁ、例年通りであれば単なる苦痛の思い出になるケースが多いのも事実ですが…。
そこで!
既定路線ではない運動会。
コロナウイルス感染症下という限定的な条件下で、運動会を開催してみるのも、工夫が先行して良い結果に転じることが出来るんじゃないかと思った次第で、記事にしてみました。
想定は保育園と小学校です(*^▽^*)
運動会はコロナウイルス感染症を理由に中止しない方が良い?
まぁ、誰しも自分のポジションでしか物事を語る術を持たない。
他人を思いやる…。
言葉にすると簡単だが、実際に思いやり、自分の行動と結果に結びついているだろうか…。
相手の心まで届く行動と結果、そこまで意識して誰もが生活を過ごせていない。
運動会がテーマの本記事。
運動会は競技の1つ1つでもそうだが、運動会というイベントを達成するのに教員、生徒、父兄が一丸となって運営して成功を目指す学校行事です。
父兄はしんどいから…。
教師は、保護者からのクレームだらけや教育委員会の指示は、とってもうざったいから…。
コロナウイルス感染症になると、呼吸苦も出てしまうなど、取り返しのつかない事態になる可能性もあったりして、リスクが多く内在しているから…。
…などと、あらゆる場面を想定しつつ、対策を練ってみるものである。
…たら。
…れば。
運動会の中止を決定することも、もちろん勇気がいる。
地元の1つの小学校だけで何もかもを決めているわけではない。
協調性や順応性、社会や組織はあらゆるものを求めるものだからです。
やらないことを選択したならば、不足を補う工夫、代替え案を考えなきゃいけない。
空いた空間、空白の時間は埋めなきゃ…時代の申し子たちを退行させてしまう要素は排除しなくては…そんなイケイケガンガンな発想に展開してしまうことは目に見えている。
隙間時間は、通常稼働の授業になりがちです。
それでは運動会の団結精神や闘争心の育成に並ぶほどの成果は得られないだろう。
同価値での代替えを考えること。
そこが、とても大事なことである。
運動会をコロナウイルス感染症で中止せずに工夫するポイントとは?
コロナウイルス感染症下で開催する記事、
で、書いてみた。
じゃ、二番煎じの記事?
その通り。
1記事目で書ききれなかったものがここにあるというわけです。
そう1章で書いた内容にリンク記事は奇をてらったものです。
今回は王道。
運動会のイメージを持たせながら、コロナウイルス感染症下でも中止をせずに工夫して、無事に大成功を収める…これがポイントですよね。
サクッと、感染対策は前記事に含めたので、ここでは省略。
具体的にどうする?をポイントにしますね。
まずは運動場、敷地内で2m幅の導線をビニールテープを張り巡らし、個々人の距離をとる。
3密を避けるわけです。
父兄も教員も、もちろん生徒諸君も2m幅を意識して、あらゆる競技に臨む。
行進も、ダンスも運動会の競技の全てで、2m幅を常に保てるように工夫する。
さて、後は当日の風を読み、大型送風機を用意して一定方向に風が流れる仕組みを用いておくことも良いでしょう。
空気の澱みは感染源になりやすいですからね。
あと、問診票を作り、門前でコロナウイルス感染症疑いの方には、ご遠慮いただくのも大切でしょうか。
校門に消毒液、紙マスク、フェイスガード、手洗い場への誘導案内を用意しておきましょう。
さて、運動会開催中は校門を閉鎖しておきましょう。
断続的に保護者の方に入退場を繰り返されると感染対策は崩れてしまいますので、。事前のご案内で再入場禁止を伝えておきましょう。
どうしてもと、お願いされても再入場は絶対にお断りするようにしましょう。
ま、いいか…の不測対応が、万が一の危険を招く一因になります。
予め周知しておくことで不公平感やクレームを防ぐことが出来ます。
さて、環境ポイントは運動場や観覧席にも、張り巡らしておきましょう。
間隔を開ける。
観覧席は大きく校内のあちこちに分散しておきます。
校内放送も併せて活用し、アナウンスは校内全域に届くように、しっかりと調整しておきましょう。
大運動会そのものの環境準備は、このくらいでしょうか。
大運動会をコロナ下でも大成功という結果を勝ち取ってみる方法とは?
さて、大事なプログラムや競技内容です。
皆さん、この工夫が知りたいポイントですよね。
既存の固定路線でありながら、コロナウイルス感染症に配慮して行う運動会。
概ねは2章の配慮で、第一段階は十分でしょう。
しかしですね、組体操やダンスなど生徒が密着する競技については見送らなければなりませんよね。
他は、どうにか出来そうです。
運動会…コロナ…どうせ開催するなら、生徒たちの良き思い出となるように、大規模に迫力満点にビシッと成功を狙ってみたいものです。
徒競争・リレー
安全に配慮するなら、トラック内です。
転倒しても土ですから、軽微な怪我で済みますからね。
さて、へそ曲がりに、逆に不安定な場所を選んで、競争してみてはいかがでしょう?
体育館や校門に屋上まで…。
目標地点を変えてみてはいかがでしょう?
同じゴールを目指すことにも意義はありますけど、最終到達点が同じであれば問題はないと思います。
しっかりと距離や体力考慮をして、様々なコースを経て同一に近いゴールを設定してみても楽しいです。
もちろん条件説明を丁寧にして実践します。
階段などの段差を加え、目標地点がいつものコース内のゴールではなくて別の場所に変更されると、過程を見る方は大変ですけども、生徒たちの目新しさにつながり、やる気はすごく鰻登りになります。
プログラムに予め、ルートまで徹底して書き込んでおいて、観覧ポイント場所までも書いておくと工夫は完璧です。
パン喰い競争
形だけのパン喰い競争なんて…時代遅れでつまらない。
焼きそばパン、ピザパン、ジャムパン、クリームパン、あんぱん…本物のパンを用意したら、競技中にしっかりと完食して走る!
満腹で走るとお腹が痛くなるかもなので、小さく感じるくらいのパンをチョイスしておきましょう。
走って、パンと牛乳で食べて、ゴミ箱にゴミを入れて再び走ってゴールを目指す!
栄養補給にもなって良いですよね。
途中で、子ども達に大人気のかき氷を挟んでみると、食べるのに苦戦してくれます。
気候によって、甘酒やホットミルクなどアツアツの飲み物を冷ましながら、摂るようにしてみても良いでしょう。
これも、走る導線や公平感に気を付けましょう。
横一列である必要もありませんし、距離や体力が同一程度かかるのであれば。工夫は成功でしょう。
5人1組で行うとして、四方に走っても良いではないですか。
椅子取りゲームのように、スタート地点では、四角く2m置きに立って、コースは1人1線、どこを選ぶかをスタートに盛り込んでみても楽しいはずです。
きっと白熱して燃えてくれることでしょう。
ムカデ競争
ムカデ競争も横一線を止めてみましょう。
ムカデがゾロゾロと横一線で走るなんて姿…想像するに違和感と恐怖感しかありませんからね。
リアルに即しても違うなぁと思ってました。
ムカデの真似をして何が良いのか?
形を模すだけでは意味や結果まで伴わない…。
で、あるならば障害物を、殺虫剤や虫取り罠に例えて設置してみてはいかがでしょう?
5人1組であれば、間隔を開けて3人にする。
3人で間が開くと肩を支え合えていた様子に比べて安定を保つことが難しいので、両肩か両脇に長い棒を持って、四肢を連動してムカデに扮して頑張る生徒をサポート出来るように工夫して取り組んでみると良いでしょう。
なかなか進めませんし、障害物もあるので時間はかかってしまいます。
その障害物。
散水栓で水を撒いてみても良いでしょう。
さながら、殺虫剤のスプレーを模すわけです。
暑い日であれば霧状に水が感じられますので、とても気持ち良いです。
もちろん、タオルと濡れ過ぎた際の着替えも多めに用意しておくようにおきましょう。
ダンス・鼓笛隊・アート
一定の区画でダンスや鼓笛隊、アートを模して行動する様子は運動会の華ですよね。
あとマイムマイムとかフォークダンスもあるでしょうか。
これ、数人単位で行列風にして校舎内全域で企画してみてはいかがでしょう?
集団体操になると、じつはしっかり覚えられず、周囲に流されて自主的に出来ていない…なんて生徒を見かけることも、よくある光景なんです。
行列で間隔を開くほどに、生徒1人1人の自主性が問われます。
手先足先まで、見つめられる注意力と行動制御…アイドルになった感覚を味わえるかもしれません。
是非、運動場以外の校舎内も含めて移動を企画して生徒たちの自主性を育ててみましょう。
応援合戦
応援合戦も、各チームに分かれて白熱しますよね。
とはいえ、過密な中で大声を出す…のは憚られます。
ここは、熱気ある視線を集める…じわじわと団結してもらうような企画はいかがでしょう?
応援団は衣装とポージングが主になりますが、小道具にこだわってみましょう。
応援団旗。
これを巨大で破れにくく手製してはどうでしょう?
3人で盛大に掲げて広げ、振ってみる。
掲揚できるかどうか?振れるか?
巨大団旗。
暖気の絵柄や文字にも力点を置くことができますよね。
1つの見せ場を形成できます(*^▽^*)
まとめ
コロナウイルス感染症下では、これまで通りの地味で安全性高くちゃっちゃかやるタイプの運動会はどうしても出来ない。
3密を防ぎ、感染対策を行うことが大切だからです。
課題は3密を防ぐことと換気、運動会後のお片付けと消毒。
これらを念頭に置いて、種目を1つずつ調整していきましょう。
これまでの例年の運動会を改めて見直して企画してみますと、運動会開催という光明が見えてきますよね。
是非、生徒たちのやる気、成長を見越した運動会を企画してみてくださいね(*^▽^*)