はじめに
高齢者のレクリエーションに日々奮闘する介護職員さんにネタのご提供です。
お元気な高齢者さんから寝たきりの高齢者さんまで楽しむ権利は皆平等!
支える介護職員さん、頑張ってくださいね。
秋に楽しむレクリエーションネタのご紹介です(*^▽^*)
高齢者レクリエーション!秋はきのこ?
年中、スーパーに行けば売っている様々なきのこ。
つい旬を忘れてしまいますが秋ですよね。
某料理サイトを見ると、ごじゃまんとお料理レシピが並んでいます。
煮てヨシ、焼いてヨシ、甘く、辛く、こってりと…。
様々なレシピがあるんですよね…。
それぞれを再現していきますと秋が終わっても続けられそうなくらい数があります。
1つ1つのメニューをクッキングを称して調理して、高齢者さんと食べるのも美味しい上に楽しいですよね。
この眼目は、デイサービスであればご家庭の食事へのプラスワンを持ち帰っていただくことにあります。
高齢者さん向きに調理の準備から後片付けまで丁寧にまとめて冊子をお渡しすると良いでしょう。
さて、残存能力の高いデイサービスに通う高齢者さんの場合はこの方法で良いですが、寝たきりの方や障害があって調理が困難な方にはどうしよう?
特養なんかの重度施設では悩みのタネになりやすいです。
そこで特養の工夫を考えてみました。
調理員さん出張!
フロアでの料理実演を観戦!
これでいかがでしょう?
様々な秋のきのこを焼いて揚げて、匂いを楽しんでいただくのです。
匂いが混ざって臭いにならないように、扇風機の強弱と向き、換気窓を意識して環境準備をすることが大事です。
午前中から夕方にかけて、調理員さんがきのこ料理を実演。
設備が変化するので大勢の食事の1品だけでも調理員さんは大変。
衛生管理など課題も出てきますよね…。
ですから、焼く、揚げるなどの単純1品に限られてしまうのは仕方がありません。
でも、それだけで…むしろ匂い立つ単純な1品であるほど効果的です。
効果?
もちろん、その後の食事の摂取量が伸びます。
美味しい匂いに刺激を受けて、高齢者さんの食欲が弾むわけです。
是非、お試しくださいね。
高齢者レクリエーション!秋はやはりさんまでしょう?
高齢者さんが小さい頃、ガスコンロやシステムキッチンはなかったです。
代わりに、よくあったのが七輪です。
七輪に網を乗せて、炭火で焼く…。
先のきのこも七輪で焼くと炭の香りも混ざって一段、味わい深い香りになります。
さて、この七輪で昔から楽しまれていたのがさんま( 秋刀魚 )ですね。
イワシやスルメイカなども焼かれていました。
もうお分かりですよね。
七輪でさんまを人数分焼く。
焼いた香りを楽しんでいただき、次のお昼ご飯や晩ご飯にはさんまを召し上がっていただく。
え?さんまを捌くのが大変?内臓とるのが大変?殺生している?
いろんなご意見がありますが、美味しい食事と割り切りましょう。
人間、しっかりと食べないと誰も生きていけませんからね。
高齢者さんが食べられなくなると、待つのは衰弱だけですからね。
ご病気になる原因にもなりますから。
まぁ…でも…大型施設だと100匹、200匹と捌き続けるとそんな想いも出てきてしんどくなっちゃいますよね。
調理員さんだけに任せず、交代で調理を手伝うのも必要ですね。
レクリエーションで匂いを満喫いただいて、お食事を楽しんでいただく。
その中でですね、調理員さんを巻き込んで実践!
逆に介護職員さんも調理サポート。
事務員さんも料理運び…と、施設全体でイベント化して動いても良いと思います。
もちろん、職員さんの分もさんまを用意!
全員が同じものを食べる一体感は得難いものがあります。
3密にならないように工夫することも大事ですから、調理場所から食べる場所まで運ぶ人員が必要になります。
事前の企画力で配置割りをして、連携の工夫を凝らしましょう。
あ、さんま。
すだちと大根おろしをお忘れなく…。
高齢者レクリエーション!秋の散歩を添加する!
さて、高齢者レクリエーション!3章め。
秋を満喫いただくのに散歩をプラスしてみましょう。
きのこやさんまを焼く匂いの場所。
お外になりがちですよね。
施設内ですと匂いが、いつしか臭いになって残ると不快に変わってしまいます。
寝具類に付いちゃいますと、寝つきに影響してくる…なんてことも。
ですから、外なのですが…。
施設などでは、高齢者さん全員を一定の時間に外へ出す…なんてことも不可能なことですよね。
順番に、お外へ誘導して匂いを楽しみながら散歩いただいて、日光浴もついでに楽しんでもらいましょう。
車椅子を押して、ぐるっとポイントを巡って戻ってくる…それだけのことです。
ポイントは、
□ きのこ調理場
□ さんま調理場
□ 秋の草花が咲くところ
この3つです。
事務員さんやボランティアさんも出来そうですよね(*^▽^*)
まとめ
ポイントは晴天の日とそよ風の日ですね。
換気を行いながら、実践するので規模が大きい施設様では近隣の方へのご挨拶のお手紙をお配りしておくことも忘れてはいけません。
良い匂いであっても、不快に思われる方もおられるかもしれません。
秋といえばきのことさんまが頭に浮かんだのですが…。
焼きと揚げは秋の始まりから半ばにお試しください。
後半は鍋や汁物に変更して楽しんでみると温かみがあって良いですよ。
あと施設全体で取り組んで、計画的に感染予防をしながらも一体感を感じられるように手配するのがコツです。
どんな環境下でも、楽しみを忘れず、頑張ってくださいね(*^▽^*)