介護保険の似ているサービスで通所介護と通所リハビリテーションの決定的な違いは何?
はじめに
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最近、クイズっぽくタイトルを付けるのが楽しくなってきました…。
介護保険のサービスである通所介護とは通称デイサービスと呼ばれます。
一方、通所リハビリテーションはデイケアと呼ばれます。
ケアマネージャー試験を目指される方に、必見の解説ですよ(*^▽^*)
通所介護と通所リハビリテーションの違いは何でしょう?
利用者さんにそう尋ねられた時に、私は昔、『 リハビリがあるかないかくらいの差ですよぉ~ 』と、返答していたものです。
もちろん近年では使っておりませんが…。
近年ではどちらにもリハビリテーション要素が入ってきておりますので、一見するだけでは、もうどちらがどちらやら分からなくなっています。
通所リハビリテーションには必ず理学療法士などの〇〇療法士が在籍しています。
いないのであれば通所介護になりますね。
あれ?そんな違いだけ?と、思われるかもしれません。
表立って開業の時間帯にいない職業の方がもう一人、通所リハビリテーションには存在しているのです。
じつはお医者様が必ず籍を置かれています。
これが最大にして違うポイントの要です。
通所リハビリテーションも通所介護も同じように機器を活用して理学療法士が入ってリハビリテーションをしているように見える事業所もありますが、明確な違いはお医者様がいるのといないのとの差です。
通所リハビリテーションではお医者様がリハビリの指示を〇〇療法士に直接に指示を出して記録に残します。
他にも事務所内での会議などでもお医者様がチーム内に入っておられます。
そんなお医者様の指示が〇〇療法士や職員に伝播して伝わる仕組みが通所リハビリテーションにはあります。
通所介護にはその系統だった部分が欠落しているとも言えますね。
その分、コスト的には安いわけですが、同じ到達点に登れるとしたら、やはり系統立てて進む方が期間は短縮になるとも言えます。
結果として到達するのにかかる費用は同じか、安くなるものか、将来的なことは見通せませんけどもね…。
とはいえ、通所介護のリハビリも捨てたもんじゃありません…ただしです
通所介護は通所リハビリテーションに比べてコストが安いという説明をしましたけども、半日程度で運動時間だけに特化したサービスが受けられたりもします。
そして肝心の運動面ですが、注意すべき点は、疾患を多く抱える利用者さんは通所リハビリテーションの方が、お医者様がおられる分、安全にリハビリテーションを受けることができますので、そちらがオススメになります。
通所介護は、より健康に近い方にオススメということになりますね。
肝心のリハビリテーションですけども、機械そのものが人類の叡智が詰め込まれたものですから、機械に従い効果を目指すアプローチも有効なのは間違いないです。
そして上手く活用するにはです…通所介護で運動をしながら、整形外科の医療機関へ定期受診することで効果的に進めることができますので併用するように心がけてみてくださいね。
さてもう1つ、隠された違いがあるのです
じつは通所リハビリテーションは医療費控除に含まれます。年始にある確定申告で医療費控除に含まれることで支払った税金が一部、還付される仕組みに該当します。
通所介護は含めることができない、そこが差の1つになります。
最後に通所介護と通所リハビリテーションを利用するメリットはどこにあるのか?
ご家族さんやケアマネージャーが利用者さんに是非にも、この通所系サービスを利用して欲しいと思うポイントはどの辺りにあるのか?
先述してきたのは2つの通所サービスの違いで、ここからは共通点です。
共通して利用者さんに向けて見出すポイントは、『 外出してくれること 』。
1日に8時間、家に不在の間に用事を片付けたいご家族さんの要望だったり、鬼の居ぬ間の洗濯であったりの時間を安全安心に確保すること。
介護疲れを蓄積しないように、介護離れの息抜き時間をご家族さんに持っていただくことの意味合いもあります。
万一の不測の事態でも連絡体制は整ってますからね。
それから、ケアマネージャーさんのビジョンとしては、外出して運動やレクリェーションを実施して、なお元気であるくらいの体力を培っていただく必要があるわけです。
これが出来ない方は基本的に自宅に閉じこもりレベルになりますし、生活の多くの場面で不足する事が見える状況に陥ります。
ですから『 定期的に外出しても平気! 』『 今度はどこへ旅行に行こうか? 』という具合に、健康レベルを維持向上していただく目的があります(*^▽^*)
最後に
デイサービスにしろ、デイケアにしろ、どんどん特色のある事業所さんが全国的には増えています。
何も機械系とリハビリテーション中心というわけではありません。
温泉や農業などとミックスして運営する事業所さんもあれば、麻雀などの遊興に特化した事業所さん、旅行気分が味わえる船の中のデイサービスまで…。
それに作業所を兼ねた稼ぐデイサービス…なんかも登場していますね…。
1日を明るく楽しく過ごせて、活発に動けるならば目的は達成できるわけですし…。
工夫がいろいろと散りばめられたデイサービスが増えてきている話に代わっちゃいましたね…(*^▽^*)
誠にありがとうございました。
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