介護技術!ベッド上からの移動と移乗!ベッドから車椅子の往復で注意すべきことは?移乗介助編

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はじめに

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介護技術の中の移動・移乗の補助についての記事です。

いいですか?

大事な点を書きますよ?

介護福祉士の国家試験って、実技がありますよね?

実技試験って、モデルさん、試験官がいて、受験者さんの3人がいます。

この3人でどうします?

当然ですが、体を使いますよね~♪

すると、外せないのは何でしょう?

移乗介助と移動介助の介助のあり方です。

介護福祉士の実技の試験に向けて、合格を目指す方へ。

今日はベッドから車椅子の相互方向における注意点をまとめてみました。

あくまで基礎ですから…。

他にもいろいろと勉強してみてくださいね。

…こう書いてしまうと閲覧数が減る???(*^▽^*)



介護技術のベッドから座位の注意点は?

あ、最初にクイズです。

アイキャッチ画像は介護技術の基礎理論上で、明らかな間違いがあるのですが…分かりますか?

※ 答えは最後に…。

さて、真面目に書きますが…。

いろいろな利用者さんや患者さんがおられますよね。

それぞれの方の抱えているご病気やその時の心理面など、いろいろな要素がとても大事であることが前提としてあることを忘れないでくださいね。

つまり、簡単に言いますと試験でモデルさんを扱うのは、最低限でのレベルの技術を披露する場だということです。

実際の現場では、声かけやアイコンタクト、会話などのニュアンス…。

いろいろなものを総合して勘案した結果に、移乗や移動の動作に入るのですから…。

力加減に、力の向き、声掛けに…様々な角度で、対象となる相手に向けて配慮が必要になるわけです。

…と、現場が最高レベルという気遣いファーストで書いてます…。

実技試験の想定レベルで解説しますね。

いくつかポイントを書いてみますね。

介護技術!ベッド上でのこと…

□ 第1! 声かけ、目線を合わせて適切に行えているかどうか。
□ 第2! 離床に向けた意思確認!反応を得て介助することが原則ですよね。無理やりに動かされたら、誰でも恐怖ですから。
□ 第3! ベッドに寝ている状態が最も体が安楽で、負担の少ない状態であることを理解していますか?

…これ分かります?

声かけから、意思確認、そして状態確認ということです。

想定されている利用者さんの状態によりますけど、寝たきりであれば1・2・3と進み、3に最も大きな比重を置いて考えます。

対象者さんが抱えている片麻痺など障害の程度が軽い場合で、一部介助で対応するという場合は、逆に重度に1と2に比重を置きます。

自発的な動きがあるので、3を意識することが少なくて済むという理論です。

しんどければ自発性が少なくなりますからね。

寝たきりや片麻痺と重度の方である場合は、1~3のステップは全て踏んで臨みましょう。

…あれ?移乗や移動に入ってない?

当然です。

事前確認や状態把握が、最もポイント高い点なのですから。

事故や怪我のリスクはどうしてもありますけど、ここをしっかりすると、とっても減少するコツですから、当然のことです。

介護技術!ベッド上から座位への過程…

ではベッドで臥床する姿勢から、座位への具体的な移動プロセスを…。

□ 第1!ベッド上が一番負担が少ない。
□ 第2!座位到達までの時間。
□ 第3!座位姿勢保持の時間。

はぃ。また3つです。

ですが、今度のこれは片麻痺でも、寝たきりの方でも同じものです。

1のベッド上で頭を起こしていない状態が一番、利用者さんにとって安楽な状態です。

座位、立位と移行するにつれ、負担、疲労度合いは大きくなります。

ですから、寝たきりの方であれば、ベッドの座位をとる側へなるべく近い位置へ移動していただきます。

数回に分けてベッドサイドへ移動いただくわけですが、もちろん重度な方ほど極端に動かしては負担になるので、注意が必要です。

さて体重の重い方の場合は福祉用具のスライディングシートを活用したり、シーツごと移動するなど、接点が滑るという効果を活用して行います。

2の臥床位から座位への移動時間もスピーディーに行ってはいけません。

基本は緩やかに段階を踏みます。

寝たきりの方ほど時間をかけて行う必要があります。

急に心臓に負荷をかけて心臓麻痺・心不全のリスクが高まりますからね。

福祉用具貸与の特殊寝台を用いて、ギャッジアップ ( ベッドの背上げ機能 ) を活用して少しずつ座位に移行するようにします。

もちろん、利用者さん本人の反応を伺いながらです。

ここでもう1つ重要な点があります。

ギャッジアップの際の背中の背抜きと呼ばれる圧力分散です。

上がるベッドと自らの座面体重で背中に圧力が集中しやすく、利用者さんにとってギャッジアップだけを掛けられると座位を保つ頃にはとっても苦痛な姿勢…になってしまいます。

ですから、ギャッジアップの途中でわずかに背中を浮かして、なでるように圧力の原因を背中から除きます。

この辺りは介護職員の方は一度、職場内研修などで、実体験されてみると良いです。

3のベッド上での座位姿勢保持の時間にも、配慮するべき重要なポイントとなります。

元気な方ほど気にしなくて良い部分ですけども…。

寝たきりの方の場合は、『 座位を保つほど苦痛! 』ということがあるわけです。

え?と思われるかもしれませんが、そうなのです。 ( 理由は最後に書きます )

つまり、離床目的だったり、次の動作だったりに関与してくるのが3のポイント。

試験ではベッド上で起こして終わりということもないですが、この辺りの斟酌が出来ないとポイントになりませんね。

いや、それどころか現場でもう一度、研鑽を積みましょう。

介護技術のベッドから車椅子への移乗の注意点は?

移乗動作そのものは至ってシンプルです。

利用者さんとベッドと車椅子の角度のあり方です。

車椅子とベッドが近いほど、利用者さんは移動距離が短くなりますよね。

負担少なく移乗できるように介助することが原則です。

角度的には横付け、90℃、座面とベッド水平に、並行に近い状態に並べるのがベストです。

とはいえ、車椅子が肘置きが跳ね上げ式ではないオーソドックスタイプなどでは、角度が開く方が利用者さんにも介助者にも円滑に作用する場合があります。

あ、いきなり移乗を書いちゃいましたが…

つまりですね…。

準備確認ですね。

車椅子の座面の高さ。

ベッドの高さも考慮しましょう。

車椅子に移乗する場合は、ベッドを高く、車椅子を低く…。

車椅子の肘置きは邪魔にならないか?

車椅子の座面は大丈夫か?

という安全性を考慮して移乗するわけです。

移乗動作で気を付けたいこと

1対1の介助の場合、抱き着いて介助しますよね。

ここで恥ずかしがってはいけません。

密着するほどに利用者さんも介助者さんも、じつは負担が少なくなります。

距離を保つほど、双方の負担が大きくなります。

利用者さんには不安定感が大きく伝わることになります。

介助者さんは腰痛悪化の大きな原因にもなっていきます。

重い物を遠距離で抱えるほど腰を基点に負担になるからですね。

あともう1つ。

利用者さんと介助者さんの身長差です。

日常的に歩いていない人、全身の体重を足に加重していない人に対して、特に気を付ける必要があります。

分かりますか?

ここ試験でも大事ですよ?

とはいえ、大抵、人数の問題からモデルは1名で1対1想定の範囲でしか問題になりませんけどね。

その身長差を無視して、利用者さんが重いなどの理由で、立位をとらせて90度、振り向きますと…。

最悪の場合、膝が捻られてしまい、粉砕や亀裂を起こしてしまいます…。

利用者さんのお体の状態を把握して、1対1が困難だと想定される場合は、ケアマネ―ジャーさんに2人で介助に当たる環境を整えるように、この辺りを根拠として提案しましょう。

介護技術の車椅子からベッドへの移乗の注意点は?

ベッドから車椅子の動きよりも、車椅子からベッドへの移乗の方が神経を使います。

大抵、車椅子の方が低いでしょう?

ベッドも低床になりますけど、そんな低い位置で移乗したら、介護者さんの腰が潰れてしまいますからね。

車椅子が昇降するタイプのものは…。

私が知る限り1種類しかありません。

そのタイプの場合は水平で移乗する必要があるので2人介助が原則です。

※車椅子をリクライニングの要領で動かすと上昇してストレッチャーに変形するタイプです。
※発想はピカ一ですが、2人介助になるという他にも、乗り心地が不安定に感じられるなどの課題があります。

介助者心理の課題として…。

単純な逆方向の動きと共に、寝かせれば終了という安堵感が敵です。

当然ですよね。

急に寝かせたら、脳梗塞再発するかもしれませんよ?

『 もう終わり 』 その油断がミスを産みます。

最後まで、声かけと状態確認を丁寧に運びながら、介助してくださいね(*^▽^*)

まとめ

偉そうにベッドと車椅子の往復の介助を語ってみました。

実際の現場には、ケアマネージャーさんの配置した時間が短いとか…。

次なる介助が待っているとか…。

いろいろな理由もあって、これらのチェックポイントは簡略化されているか、時間短縮されて利用者さんが振り回されているかのどちらかかもしれませんね。

介護技術の記事を書いてみましたけど…。

介護技術に本当に必要なのは『 時間 』 と 『 思考力 』 です。

最後に、テストテストと連呼したので…。

実技試験のポイントを1つ。

問題は状況も含めてたくさんのネタで溢れてますし、じっくり読めますよね。

待機時間はいろいろとシミュレーションしてみてくださいね。

試験官1名、モデル1名だけですから。

そんなに複雑な動きにはなりません。

だって、モデルさんも交代制とはいえ、何回もむちゃくちゃに動かされるわけですから…。

※そう、予想外な動きを強いられて、とてもしんどいこともある…。

で、試験の演技時間はありますが、全部終わらなくてOK。

ただし、会話だけなどで、全てを無駄に時間を潰してしまってもアウト。

1つ1つ丁寧に運んだ結果、メニューが終わりきらないのはセーフです。

では、実技試験で移乗介助が出ました時の参考記事でした(*^▽^*)

あ、答え忘れてた…。

おへそとおへそは近くが原則です。

アイキャッチのように離し過ぎると、介助者さんは確実に腰を壊しますからね。

管理人
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  • コメント ( 1 )

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  1. 匿名

    全然大切なことなんて書かれていない。
    読んで損した。




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