今年も来たぞ!水風船の嵐!~笑いと汗とびしょ濡れレクの夏~

[ 8月の記事 ]

はじめに…暑いだけの夏じゃつまらない!びしょ濡れの笑顔こそ真の納涼体験である

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介護施設の夏――それは毎年、汗と熱気と扇風機がぶんぶん回るシーズンである。

冷房をつければ寒いと怒られ、消せば暑いと叫ばれる。

そんな理不尽のサンドイッチ状態に耐える職員たちが、ついに立ち上がったのだ。

「もう、いっそ濡れよう」と。

そう、冷やすのではない。

濡れてしまえば、全部チャラだ。

水風船レクリエーションという名の、笑いと覚悟のぶつかり合いが幕を開けたのである。

今年の夏イベントは違った。

ガチすぎる。

理事長チームと施設長チームが、本気の勝負に乗り出した瞬間、利用者さんたちはそっと手を合わせたという🩷。

「どちらにも勝たせてあげたい…でも濡れるのは見たい」と。

そう、笑いの神が舞い降りる条件はそろっていた。

おもちゃの針、跳ねる水しぶき、そして乾かないほどの爆笑。

冷たさを感じる余裕など誰にもない。

施設全体がまるで夏祭りの中心にいるような、そんな空気が施設の中庭を包んでいた。

この記事では、介護施設で行われた水風船レク大会の全貌をお届けする。

介護業界の「夏の風物詩」として、いや、もはや「介護版・夏の甲子園」として語り継がれるであろうこのイベントの裏側に、どうぞタオル片手にお付き合いください。

笑いすぎてお腹がよじれても責任は取りません。

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第1章…開戦前夜の静けさとチーム結成のドタバタ劇~美女・美男・変人がそろい踏み~


介護施設の夏に革命が起きた。

きっかけは、職員の何気ないひとことだった。

「今年の水風船レク、チーム戦にしたらおもしろくない?」

その瞬間、会議室の空気がピリッと変わった。

笑顔でお茶をすする理事長の目がギラリと光り、施設長は背筋を伸ばして一言、「勝ちにいくぞ」。

こうして、夏の陣がはじまった。

4つのチームが結成されるというニュースは、瞬く間に施設内を駆け巡った。

理事長チーム、施設長チーム、介護士チーム、そして専門職チーム。

どのチームも「美男・美女・ユーモア担当」を揃えるという謎ルールのもと、人選が開始された。

職員間では水面下のスカウト合戦が勃発。

「あの新人、髪が濡れても乱れないから美女枠確定でしょ」

「いやいや、あの主任の変顔は施設の宝、ユーモア枠で出すべきだ」など、もはや人材評価の基準が完全におかしい。

ユニフォームは?と聞かれれば「びしょ濡れ前提のTシャツと短パン」と即答され、顔出しOKかどうかも確認される異様な雰囲気。

中には「いや私、推しの施設長の敵になるのはムリ!」と配属を泣いて辞退するスタッフまで現れたという噂まで飛び出し、事務所内はまるで学園ドラマのキャスティング会議のようだった。

作戦会議では、戦略よりも「どうやって濡れても映えるか」が議題に上がる始末。

防衛担当者が針の種類を選びながら「針の長さで勝敗が決まる世界って、なかなかスリリングだな」とつぶやけば、投げ担当は握力トレーニングを始めるなど、もはやこれはトレーニング合宿である。

唯一冷静だったのは、風船造り担当。

黙々と蛇口と格闘し、「この水圧、明らかに勝敗を左右するわね」と真顔で語っていた。

静かに、しかし確実に、夏の嵐は近づいていた。

誰もがまだ、知らなかったのだ。

この水風船大会が、後に“リビングの伝説”として語られることになるとは…🩷。

第2章…風船飛び交う真夏のバトル!針よ、うなるな!投げろ、水の玉!避けろ、プライド!


太陽は遠慮なく照りつけ、蝉はもう限界突破の音量で鳴いている。

施設の中庭に設置された白いテントには、麦わら帽子やひんやりタオルで完全装備した利用者さんたちがずらりと並び、扇子とうちわを手に「さぁ、やってごらんなさい」と言わんばかりの視線を送っていた。

今日の主役は、あくまで職員たち。

そう、ついに開幕したのだ、水風船レクリエーション大会・202X夏の陣!

会場の隅では、各チームの“水風船職人”たちが、蛇口とホースに全集中で向き合っていた。

「ちょっと!風船の口、噛んでからひねる派?それともねじり派?」などと水道口前で謎の文化論争が勃発。

ビニールの感触を確かめつつ、ぐいっとホースの先にはめ込み、蛇口をひねる瞬間の緊張感。

少しでも雑にやれば、パンッ!と即席びしょ濡れの刑である。

慎重に、でも急いで。

水の量は野球ボール大がベスト。

ハンドボール大になると、破裂リスクも攻撃力も跳ね上がる。

戦場の兵器が、次々とバケツに投下されていく。

さあ、試合開始のホイッスル!

第一試合は、理事長チーム対専門職チーム。

すでに笑いが止まらない観客席を背に、風船が空を舞い始めた。

ふわっとした弾道、鋭く放たれた直球、そしてスローモーションのように迫る赤い風船を目の前で見たとき、人はなぜか笑うのだ。

投げ手は腕をブンッと振りかぶって放つ。

命中すれば相手はびしょ濡れ、避けられてもバシャッと地面に飛び散る爽快な音。

防衛担当は構えた針を手に、風船の弾道を読む。

「来るぞ…右だ!」と声を上げた次の瞬間、真逆の左から別の風船が直撃してマイナス1点。

しかも打たれたのは、理事長の背中。

会場がどよめき、利用者さんたちの拍手が一斉に起こる。

「あ〜れ〜」とスローで倒れ込む理事長の演技力に、10点満点の評価が飛び交った。

風船はどんどん増産され、風に乗ってあっちこっちに飛び交う。

ふくらましすぎて重たくなった風船を必死に投げたら、ぴゅーんと下に落ちて自爆。

味方同士で爆笑、実況席からは「体当たりの自傷行為です!」とツッコミが入り、観客はうちわを振って大盛り上がり。

風船が顔に当たった瞬間の間抜けな表情を写真に撮ってSNSに上げようとするスタッフもいたが、それより早く水しぶきがスマホに降りかかったため、撮影断念。

会場全体が、まるで野外フェスか海の家のような雰囲気に包まれていた。

風船が割れるたびに響く悲鳴と笑い声。

スタッフの動きは次第に俊敏さを増し、誰もがびしょ濡れでも気にせず全力で動き回っていた。

避けても濡れる。

投げても濡れる。

もう、いっそ濡れた者勝ち。

日陰から見守る利用者さんたちは、笑いすぎて涙をぬぐいながら、「あの理事長、結構やるわね…」とつぶやいた。

夏の太陽が照りつける中、ただの水風船が、ここまで人を熱く、楽しくさせるとは。

リビングでは味わえない、外だからこその開放感🩷。

それこそが、この大会の真の魅力だったのかもしれない。

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第3章…理事長、びしょ濡れで舞う!観客総立ち、笑いと悲鳴の5分間戦争!


事件は、まるで舞台演出のような美しさで訪れた。

ちょうど第2試合、施設長チーム対理事長チーム。

初戦で濡らされた背中の恨みを晴らすべく、理事長は試合前から気合が違っていた。

Tシャツの着替えはすでに2枚目。

タオルを首に巻いて、サンダルからは水がピチャピチャ。

けれど目は獲物を狙うハンターのようにキリッとしている。

背筋はなぜかまっすぐで、ちょっとだけ頼もしい。

いや、たぶん気のせいである。

ホイッスルが鳴った瞬間、風船は容赦なく飛び交い始めた。

施設長の投げた青い風船がまるでスナイパーのような直線軌道で飛び、理事長チームの美女担当が見事にキャッチ&反撃。

返した風船が施設長の足元でバシャッと割れ、「冷てぇっ!」という叫びと共に試合はヒートアップ。

理事長は隙をついて、バケツのそばで水風船を手に取る。

そして…投げない。

投げずに、そのまま両手に持った。

何をする気なのか。

誰もが見守る中、理事長は満面の笑みで、自分の顔面に水風船をたたきつけた。

パァンッ!という乾いた破裂音と共に、顔に水しぶきが四方八方へと飛び散る。

観客の利用者さんたちが、一瞬ポカンとしたあと、爆笑が大爆発。

「理事長が壊れたぞ〜!」「自爆ポイント加点してあげて〜!」と実況が叫び、テント内は大歓声の嵐となった。

なぜ彼は自爆したのか?

誰にも分からない。

ただ、ひとつ言えるのは――全員の記憶に深く刻まれたということ。

しかし、ここからが本番だった。

施設長チームのユーモア担当が、まさかの“マネっこ自爆”で応戦。

空振りからのスベり落ち➡転倒➡水風船尻もち割れという三段落ちで、観客が拍手スタンディング。

スタッフの誰かが「これもう芸人育成施設なんじゃ…」とつぶやく頃には、もはや試合というよりも、ライブエンタメの様相を呈していた。

一方、介護士チームの防衛担当は、針のかわりに手刀を使って風船をスパーン!と真っ二つに切るという離れ業を披露。

「忍者か!?」という実況のツッコミが入り、対戦相手は笑いすぎて投球ミス。

それでも理事長は、再び水風船を手に、今度は宙に向かって全力投球。

が、手が滑って背後の自チームに直撃。

美女が「やめてください!」と笑いながら叫び、観客から「家族会議案件ね〜」の声🩷。

もう何が起きても笑いが止まらない。

ラスト1分は、全チームが一斉乱戦スタイルへ突入。

風船は空を飛び、芝に散り、水しぶきが陽光に反射してまるで夏の虹のよう。

理事長が空を見上げ、「ああ…やっぱり夏はこうでなくちゃな」とつぶやいたそのとき、頭の上から、まさかの落下風船が命中。

完璧なオチが降ってきた。

実況が叫んだ。

「ただいまの命中は、空からの神の一撃です!理事長、びしょ濡れで締めましたーっ!!」

拍手、歓声、笑い声、そして真っ青な空。

これが、真夏の介護施設という名の舞台で生まれた、本物のヒーローの姿だった。

第4章…濡れた服より心がアツい!気づけばチームの絆がぐっしょり染みてた話。


あれだけ派手に濡れて、あれだけ大声で笑って、あれだけ全力で投げ合ったのに、誰ひとり「疲れた」なんて言わない。

それどころか、試合が終わった直後、風船をぶつけ合った相手とグータッチを交わし、「ナイスショット!」と笑い合う姿があちこちに広がっていた。

普段は部署も違えばシフトもバラバラ、すれ違うだけの職員同士が、今この瞬間だけは“本気の仲間”になっていた。

水風船、恐るべしである。

試合の合間、日陰でタオルを取り替えながら、風船造り担当たちが言っていた。

「今日だけで300個くらい作った気がする…腕が…笑ってる」。

けれどその顔は、間違いなく誇らしげだった。

地味だけど大事な役割を担って、仲間の勝利を支えていた彼らの存在もまた、光っていた。

投げる役も、防ぐ役も、笑わせる役も、それぞれが自分の役割をきっちり果たした。

特にユーモア担当たちは、もはや“芸の域”に達していた。

水風船を頭に載せて踊ったり、地面に這いつくばって回避したり、失敗しても笑いに変えるプロ魂が光っていた。

そこには、介護という現場で日々求められる「咄嗟の対応力」と「場を和ませる力」の原点があったのかもしれない。

一方、利用者さんたちの表情も、最初とはどこか変わっていた。

観戦中にうちわで顔を隠していたおばあちゃんが、いつの間にか手を叩いて笑っていた。

水しぶきが飛んで「きゃっ!」と声を上げたあと、「昔、川遊びで濡れて帰ったら母に怒られてねえ…」とぽつりと語り出したおじいちゃんもいた。

レクリエーションが、ただの娯楽にとどまらず、心の記憶にふれる時間になる――それは、まさに“介護施設ならではの夏”の醍醐味である。

理事長は、その濡れたままの頭で日陰に腰かけ、「いや〜楽しかったねぇ。でも次は、ちょっと小さい風船でお願いしたいな…」とボソリ。

スタッフ全員が、無言でうなずいた。

誰よりも濡れて、誰よりも笑って、誰よりも愛されたその背中に、拍手を送りたい。

水風船はすぐに割れる。

笑い声も、やがては消える。

でも、そこに生まれた空気感――それは、確かにスタッフ同士と利用者の心に、しっかり染み込んでいた🩷。

まるでびしょ濡れになったシャツが乾くまで、じわじわとぬくもりが残るように。


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まとめ…笑いは乾くけど思い出は残る~水風船がくれた“最高の介護レク”という宝物~


笑い声が遠ざかり、芝生に残された割れた水風船の破片集めの作業と、干されるTシャツの数々。

それを眺めながら、ふと気づくのだ。

たった数時間のレクリエーションが、どれだけの絆と活力を生み出したのかを。

介護施設という日常のなかに、こんなにも汗と水しぶきと笑いが混ざる瞬間があったとは、夏の魔法でなければ説明がつかない。

今回の水風船レク大会は、ただの遊びではなかった。

高齢者の方々にとっては、見るだけで笑えて、ちょっとした昔話を引き出せる記憶の扉だったかもしれない。

介護士や専門職にとっては、同僚の新しい一面に出会い、思わず「この人、こんなにノリ良かったっけ?」と笑い合える関係構築の場だったかもしれない。

そして、理事長にとっては――まあ、もう語るまでもないだろう。

自爆して濡れて、主役をかっさらった男である。

完全勝利である。

笑いのある介護。

身体を動かすだけじゃない、心が弾むレクリエーション。

それは健康にも、意欲にも、そして何より「この施設、楽しそう」と思ってもらえる印象づくりにもつながっていく。

夏は、ただ暑いだけじゃもったいない。

せっかくの陽射しと汗を、最高の“笑いの水しぶき”に変えていこう。

次に水風船を持つ時は、きっとまた誰かの心を濡らす一発が飛び出すはずだから🩷。

さて、来年の夏は何をしようか――もう職員たちは、新たなレク案にむけてタオル片手に相談を始めている。

まったくもって、濡れた頭は冷えないらしい。

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