介護のケアマネージャーは居宅と施設の種類があるけど求人票の役割欄から見える事実って何?
はじめに
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介護保険の不正事業所のリストがたくさん毎年並びます。
県や国のホームページの検索から見れば一目瞭然です。
で・す・が、氷山の一角に過ぎない。
だって見つけた出来事だから罪に問われているだけですもの…。
見つからなければ、経営者の勝ち…。
そんな社会にはしたくないですよね。
何より、介護に情熱を持って臨む介護職員さんやケアマネージャーさんが望むこと…。
最大のポイントは利用者さんの幸福です。
職員さん、経営者さん、法的不備は是正しましょう。
職員の効率化を追い求めて不正を甘受する道には栄達はけっしてあり得ません。
今日は施設ケアマネさんと居宅ケアマネさん、注意したい法的な穴場の記事です(*^▽^*)
介護保険のケアマネージャーは居宅と施設の2種類がある!
法的な穴…なんて大それたタイトルでしたけども…。
簡単な話です。
今回は珍しく記事は、結論先行です。
ズバリ!
□ 常にお金を支払う保険者は、実地指導があっても、監視しきれていないということ。
□ これから捕捉して徹底されるべき、そんな課題があるということです。
紙や書類の時代はもう古くなってきているのかもしれません。
ブログやインスタグラムなどで、社会が求めている中心は、記事ではなくて写真や映像による誰の目にも見える事実になってきています。
監視カメラなど現場映像は嘘をつかず、事実として結論に直結するからです。
…ということが本記事の結論。
お話を冒頭に戻しまして、ケアマネージャーの免許が活躍するお仕事は大きく分けて3つに分かれてきています。
1 居宅ケアマネと呼ばれるお仕事。
利用者さんの自宅に出向いてアセスメントからケアプランや月間の計画を立案・点検するお仕事。
2 施設ケアマネさん。
施設に入居される利用者さんのアセスメントからケアプランを設計・点検するお仕事。
3 ケアマネージャーの介護支援専門員という資格がなくても出来るお仕事で他の介護サービスにおける計画設計者のポジション。
書類作りに慣れたケアマネージャーさんがデイサービスやホームヘルプなどの計画書を作成するお仕事で、厳密には特に介護支援専門員資格がなくても、他資格で代用できるポジションですので、今回は割愛しますね。
介護保険のケアマネージャーの求人票の見方はとても大事!
ハローワークで求人票を見てみましょう。
※インターネットで閲覧ができます。
じつは求人票を見るだけで不正の香りは見えてしまうものなのです。
居宅ケアマネさんは週5日40時間を労働して40人未満の利用者さんを担当することが出来ます。
施設ケアマネさんは週5日40時間を労働して100人未満の利用者さんを担当することが出来ます。
40人と100人…じつに差があるものですが、移動時間の有無であったり、複数ある在宅サービスへの精通具合や緊急時におけるサポートの手厚さなどで、担当人数に差異が法的に定められています。
居宅ケアマネさんは多くを電話や移動などの手間暇に時間を費やすことになると言えます。
施設ケアマネさんは施設の利用者さんの計画に専念するポジションなので居宅ケアマネさんのような時間を費やす調整が少なくなるとも言えるでしょう。
ただ…利用者さんの心の内を明かしていただくのには相応の時間が必要なので100件ってどうよ?と思いません?
分かりますか?
じつは、ここに不正の温床とジレンマが潜んでいます。
居宅ケアマネさんの場合、MAXで40人です。
では担当しているのが20人であった場合、半分ですよね?
ケアマネ―ジャーとして雇用されたのに、担当するのが20名であれば半分は他の仕事をしてよ!と、兼務を伝える経営者がいます。
併設するデイサービスやショートステイなどの事業所の送迎や介護などのサポートです。
もちろん、担当する利用者さんも利用することから得難い情報を得たりする機会になる可能性もあります。
ですがね、ここに不正の穴があるのです。
仮にデイサービスの送迎を手伝ったとしましょう。
朝1時間半、夕方に1時間半。1日の勤務時間の3時間…。
大方、1日の半分ですよね。
では…なし崩し的に…お食事の介助やお風呂の介助も手伝ってよ…なんてことになりますと担当する利用者さんとの比率時間を満たせなくなりますよね。
さらに…この細かいところを計測して適正に業務をしているでしょうか?
誰が、この時間区分を証明しますか?
この記録証明の欠落や計測の不備、ここがこれからの実測の課題の1つになるでしょう。
タイムカード…きちんと打刻を残すようにしましょう。
転記や修正は法律違反に問われます。
施設ケアマネさんの場合は、より深刻な事態があるリスクを内包しています。
だって100人分の計画を担当するんですよ?
脳内でしっかり運用できますかね?
居宅ケアマネと施設ケアマネに差異なく、情報収集から分析、計画書を作成して利用者さんとご家族さんに承認を得て発動しますし、経過観察から成果の確認まで一連のプロセスを掌握していなくてはなりません。
例えば現場の介護スタッフの担当職員さんが…ダミーでアセスメントからケアプラン作成までを代行して、文句を付けたり、承認するだけのお仕事になったりしていないでしょうか?
あるいはテンプレートコピーで誰も彼もの計画書が画一的で、一行だけ変えただけの変わり映えのない計画書に終始していませんか?
そう…パソコンを活用しますと誰が書いたなど個性は実際に文章を読んで癖を判別するか、書いている現場を注視しなければ判明しないわけです。
ここが不正の温床になるポイントです。
そうです。
先述したような事例のケアマネージャーさんが君臨する施設は…介護現場は恐ろしく大変な重労働になり、介護に専念できなくなってしまいます。
きちんと計画書原案を作成して現場とすり合わせを行い、モニタリングを徹底していきましょう。
さて、ハローワークの話題に戻りますが、ケアマネージャーの募集という条件の中で兼務の可能性を記載している場合、担当件数や業務の流れなどを徹底して確認して就職することが大切です。
実際にケアマネージャーをするべく就職したのに、蓋を開けて見ると…担当件数はとても少なくて、ほとんど介護職をして1日が終わってしまう…。
気付かずにサインした!
その瞬間から後悔の念に苛まれ、年数と共に大きなズレとなり、早晩の転職要因に繋がる原因になりかねません。
就職を必死に頑張る気持ちと焦りをグッとこらえながら、求人票を読み解き、適切なポジションを目指すことが大切です。
介護保険のケアマネージャーは自分の保身と施設願望と社会的役割の天秤で悩む
不正が発覚しますと経営者が罰せられることはもちろん、意図せずケアマネージャー本人も不利益を被ります。
行政処分の憂き目に遭いますと風聞も重なり、被害は大きくなります。
適切ではないことはメモ帳などで記載をしておき、個人で保護することと行政への通報も時には検討せねばなりません。
もちろん自らの会社と事業所ですから、自己主張にも励みましょう。
いつしか経営者が気づいて訂正してくれるかもしれませんからね。
さて最後の最後。
法律で決まっている担当者数と業務の大筋。
手隙の生じた時間を意図的に作り、手伝うことの是非。
手伝いは崇高な精神と行動で褒められることです。
ただ…あなたのお仕事、ケアマネージャーのお仕事はパーフェクト?
課題はそこです。
じつはケアマネージャーのお仕事って、あなたがパーフェクトと思っているだけで他人が見ますとパーフェクトは、100%あり得ないものです。
現場実務をされたケアマネージャーさんと経営者さんの感覚の差、知識と考えの差がそこにあります。
じつはですね…。
居宅ケアマネさんで20件程度、施設ケアマネさんで50件と半分にしましたところで、パーフェクトな業務を達成できるケアマネージャーさんは…ゼロです。
世の中にいません。
…と、書くとお叱りを受けるかもしれませんけど、文字の世界ですから解釈次第で落ち度の指摘が出来ますので、パーフェクトは絶対にないものなのです。
特にケアマネージャーの記録の場合、
□ 利用者さんのデータ収集のアセスメントや課題分析が出来ていない
□ ケアプランで本質が書けていない
□ 段階を追って将来的な計画化がされていない
□ 利用者さんが悪化していく一方で対策が打ち出せていない
□ 月々のモニタリングは確認だけで計画の練り直しや進歩につながっていない
どうです?
人間、生き物として年齢と共に退化します。
それを情報集め、計画化、見直し、成果と書類に文字として起こすわけです。
事実がどうであれ、当然の振り返り指摘も発生するんですよね。
半分であれ数人であれ、完璧になるわけがありませんよね?
誰かしらから、文句の指摘を受けても仕方がないと言えるでしょう。
他部署の手伝いの依頼に応じることは、とても崇高で大事なこと。
自らの仕事を自分なりに漏れなく仕上げることも大切なこと。
狭間で悩む課題の1つになりますよね…(*^▽^*)
まとめ
実際に兼務されているケアマネージャーの皆さんの兼務時間量は把握する術がなく野放し状態です。
車の走行日誌、添乗員記録、出発帰着時間記録、走行メーターなどの車両管理台帳と実際の職員のタイムカード、業務日誌との突合。
実地指導の半日や1日の時間で、他の山ほど諸々の記録を確認しながら、実際の車の走行メーター確認や突合まで作業することは…まず現在の実地指導体制は無理ですよね。
これからケアマネージャーとして就職や転職をされる際には兼務の課題は大きく圧し掛かります。
兼務を容認すると確実にケアプランや利用者さんの生活クオリティーは見えないところで、確実に低下してしまいます。
その引き金をケアマネージャーさんのあなたが引かされる構図は、間違っていませんか?
その体質を強要して容認する施設経営者にこそ、責任があります。
堂々と不正は不正と言い切る材料の把握と理論立てた説明が出来るように職員は必ず理論武装しましょう。
走行日誌、外出記録、日課表、タイムカード、業務日誌…。
時間が書けるところは必ず正確に記すこと。
それだけで十分に備えの1つになりますからね(*^▽^*)
誠にありがとうございました。
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