夫が尿管結石で入院した時の体験談~その時に得たケアマネージャーとしての教訓とは?~

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はじめに

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転んでもタダで起きないというか、入院そのものが、保健医療福祉の様々な事柄に直結していくからなのか…。

夫は入院して前後の治療過程も含めて、いろいろな学びを得たようです。

その学びを得て利用者さんやご家族さん、事業所の同僚やお付き合いあるサービス提供事業所さんとのやり取りが深まった面もあったのだとか…。

今回はそんなところを記事にまとめてみました。連載記事最終の5回目(*^▽^*)



治療前から1年でケアマネージャーとして何が変わったのか?

1つは行動そのものが変わったこと。

よく入院した利用者さんや入院先の病院側スタッフとよく話し合うようになった。

在宅担当のケアマネージャーは入院時の情報連携か退院時のカンファレンスくらいしか入院患者の前に姿を現さないものだが、1w1回を義務付けて、病室でこまめな聞き取りをするようになった。

退院してからやりたいこと、改善したいこと、大切にしたいことを丁寧にカンファレンス前にまとめておく作業をするようにした。

と…これは理想論で、なかなか時間が取れない~と唸りながらしていたこと。

自分が入院して経験したから、利用者さんをねぎらう発想自体は悪くない。

最も変わったことは、各利用者さんとの面談のあり方である。

簡単に書きますとね、失禁が日常的に増えてきた方に、小パットやリハビリパンツ、紙おむつをオススメするでしょ?

普通は拒否されるのですけど、拒否されなくなったなど、説得する言葉の重みが重くなったと言われる。

テクニカル的に自身の体験談を交えつつ、共感することで説得力が向上したと言える。

どう説得力が増したのさ?

先のおむつの点で例にしますと、『 私も最近、巻いてみました。入院を経験してきたので 』と言うと、利用者さんは『 え?毎月、家に来てくれているのにいつの間に? 』と、まず驚きますよね。

でね、同じ入院歴があったりすると『 そうなんだよ~ 』『 ここが苦痛だったんだよ~ 』という話題で盛り上がる。

そこで『 しばらく装着して見ませんか? 』と、期間限定であることを告げると意思決定いただけるのだそうな…。

驚かせて、話を聞かせて、納得させる…悪代官手法と、私は影で夫に言ったものだが…。

脅しや強制ではなくて、深い話し合いのスタンスを築いて共感を呼びつつ、妥協点を適切なところに見出すことが、このテクニカルの要諦ではありますが、そうそう上手く出来るものでもないのですけどね…。

トイレトイレと走り回りつつ仕事をする中で着実に大事な決定に導いたり、解決するお仕事が出来ていたんだなぁと少し尊敬しましたね…。

さて上司様や同僚、そして会社は?

ケアマネ―ジャーの上司や同僚、会社というものは…余り関係ないかな。

ケアマネージャー業務自体が個人商店みたいなものですし、カツカツなので夫がヘタっていようがヘルプはできないという…。

一時の弊害だから、自らをマネジメントして頑張って乗り越えてね…というところでしょうか…。

それでも、臨時的に有給休暇が発生して欠席がちになると目立つわけで…。

法人内であちこちで説明したりもしたようだ。

仲の良い同僚からは『 私もレーザー体験あるんですよ 』とか、『 私は利尿剤だけで済むんですけどね 』などなど。

20代から50代まで…。

流石に女性にはリサーチ出来なかったみたいだが、聞いて回った男性の4人に1人は尿管結石の経験があった。

でも、腎臓と膀胱を繋ぐ管、カテーテル処置まで及んだ人は夫だけだったようだ…。

尿道の方に留置するカテーテルは一ヶ月程度で交換するようになっているが、夫の体内に入れるカテーテルは長かったなぁ…計測してないけど3ヵ月は入っていた…。

その辺りは医療の専門家でなければ書けないところなので、ここでは割愛。

夫が入院して得たケアマネージャーとしての教訓

普通に仕事をしていると利用者さんに共感をしたり、促したり、様々な相談援助を行うことがあるけど、入院の体験前はその辺りって上辺しか理解していなかったんだなぁと思う。

体験して初めて理解できることがあるということがとても実感されました。

そんな体験に基づいた言葉は重く、利用者さんの心に真摯に響く呼び水になります。

点滴を引いてトイレに向かう手間…。

おむつの装着感と膨らみ方で感じる違和感の流れ…。

入院病棟という共同生活の浴室の不快感。

出される食事の辛さ。

健康でなければ家族と過ごすことができないという将来まで想像しちゃいましたから。

尿管結石1つでも、レーザー破壊を体験して手術室やお医者様方のお仕事の連携も観察させていただいて、この辺りは介護現場とも共通なんだなぁ…と思った部分があったり。

いろんな気づきがあったものです。

ともかく、体験に勝る学びはないとも言えるのかもしれませんね(*^▽^*)

最後に

現場の学びはとても大事ですよね。

相手を思い、こうしてあげようという真摯な心がとても大切なのは言うまでもありません。

時として、実体験で得た学びは、机上の空論を打ち砕くということですよね。

昨今のケアマネージャーの研修なんかでも、疑似体験~なのか、よく分かりませんが、グループワーク偏重の傾向がありますけど、睡眠妨害のための無意味な工夫って冷やかに思います。

大学教授が出ても来ますけど…。

それも違う学びかなぁ…。

施設で介護者教室や介護体験教室をされていることがありますけど、あれはかなりケアマネージャーにとっても有益だよね。

あ、病院の一室に1泊ずつ、入院させてみると、凄い学びになるんじゃないですかね?

今回の一連の記事で辿り着いた境地はその辺りです。

宜しければ、ご参考にどうぞです(*^▽^*)

管理人
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