[ 病気 ] 【 一年 A Year・Four Seasons 四季 】

寝たきりで床ずれになる原因と対策は?クッション?マット?薬?いえ最後は人力です。

投稿日:2018年7月10日 更新日:

はじめに

大事な家族が寝たきりになってしまった…。

長く寝たきり状態が続くと 『 床ずれ 』 が出来てしまうことがあります。
高齢になりますと、痛覚が麻痺して感じにくくなることもありますが、
それでも床ずれは規模により、当然、 『 痛い 』 。

患者さんの苦痛の1つに違いありません。

今日は、そんな床ずれ対策について、まとめ記事を書いてみました。

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寝たきりで床ずれになる原因は?

まず寝たきりになった原因の病気がありますよね。
その病気の結果、

( 運動! )・動けない、運動が出来ない。

( 栄養! ) ・食べられない。

( 保清! )・清潔を保てない。

( 環境! ) ・環境が悪い。

この4つの影響が関係して皮膚状態が悪化してしまいます。
1つ1つではなくて、全部が関連した結果に、 『 床ずれ 』 が発生します。

床ずれは表面の皮膚が赤みを差した 『 発赤 ( ほっせき ) 』 という初期段階から、穴が空いて骨が見える深いものまで状態が進行することもあります。

床ずれの原因フローチャート


寝たきりになって動けない。

栄養がしっかりとれないor全身に十分な量が摂取できない。

皮膚状態が悪化する。


おむつ交換が必要。

十分におむつ交換の頻度や保清が行き届かない。

肌荒れした部分に雑菌が付着して皮膚が床ずれを起こしやすくなる。


骨・骨格は患者さんごとに違うものです。

過度な圧迫が1点にかかり続けると血行が行き届かず、壊死を起こす。

壊死部に雑菌が入り悪化する。
※悪化する要因は、栄養も絡みますよね。抵抗力がない方ほど悪化しやすくなります。

床ずれが出来た時の対策は?クッション?マット?薬?

床ずれが出来ているのを見つけた時、1日でも早く治してあげたいですよね。

協力する専門職

お医者さん

まず必須なのはお医者さんです。
お薬と点滴と注射で栄養を補ってくれます。
もちろん日常全般の治療のための助言指導も受けられますよね。

お医者さんは、 『 運動 』 『 栄養 』 にアプローチしてくれます。

看護師さん

具体的な床ずれの処置をお医者さんと相談しながら実施してくれます。
普通の看護師さんも当然、知識がありますが、床ずれの専門を極めた認定看護師さんも登場しています。
毎日や24時間の付き添いはできませんから、介護をする家族さんへの直接的な指導をしてくれます。

看護師さんは、『 運動 』 『 栄養 』 『 保清 』 『 環境 』 の全部を統括してアプローチしてくれます。

ヘルパーさん

最も馴染み深いヘルパーさんも床ずれのケアを手伝ってくださいます。
おむつ交換や体の清拭といった排泄面のケア。
食事の調理から摂取介助がお仕事になりますね。
付随して、療養する環境に不備がある場合は、片付けや道具の準備もお仕事に含まれますね。

ヘルパーさんは、 『 栄養 』 『 保清 』 『 環境 』 の支援をしてくださいます。

理学療法士さん

理学療法士さんは運動の専門家ですね。
お医者さんの指示に従って運動のメニューを作り、床ずれ改善のための運動を支援してくれます。

理学療法士さんは『 運動 』 にアプローチしてくださいます。

福祉用具屋さん

福祉用具の専門家ですね。
介護保険サービスでは、 『 福祉用具貸与 』 『 福祉用具販売 』 の2つのサービス種類で支援してくださいます。
介護や床ずれのケアがしやすいように、福祉用具をレンタルや購入で手続きしてくださいます。

福祉用具屋さんは、 『 環境 』 にアプローチしてくださいますね。

一般的な床ずれ対策の福祉用具

・ 特殊寝台

…ベッドですね。背上げ、足上げ、本体そのものの昇降の出来る電動ベッドがおすすめです。
電動でボタン1つで動きますが、動かす時に 『 背抜き 』 と言って、患者さんとベッド間で圧力を抜くことが大事なポイントの1つになります。

・ エアマット

…電動ベッドの上に、患者の下になるマットレスです。

マットレスの中の空気を左右や体幹など複雑に機械で空気量を変化させることで、体位変換を人力で行うのに近い動きを機械で実現してくれます。

動きに注目されがちですが…。
エアマットは、室温を取り込むので冬は温かく、夏は涼しく快適に保つことにもつながります。

とはいえ、不十分であったり、過度であるなど患者さんに合わせることが大事ですので、福祉用具屋さんや看護師さんと相談しながら活用しましょうね。

※余談

…腰痛持ちの私。

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エアマットの体験会場で悶絶したことがあります。
最大加速で動かすエアマットを体験したのですけども、体が捩られて腰痛に悶絶したんですよね…。
エアマットにも種類がありますけど、患者さんが真横に近くなるほどに動かすものです。
ですから、結構、大きな動きをゆっくりした時間でしています。
1時間や2時間かけて緩やかに動くので、本来は危険はありません。

・ クッション

…特殊寝台やエアマットがあってもクッションは外せませんね。
抱き枕にしたり、膝裏を支えるなど用途は様々ですが、患者さんを安楽な姿勢に支えてくれる役割を果たします。
床ずれの部分に圧力がかかることを回避できます。

・ 患者を移動させる時にも工夫しよう!

・ 車椅子

寝たきりの患者さんを車椅子に移動させる時、移動そのものにもシートがあります。
車椅子にも専用の座面クッションがあったりしますが、
床ずれの患部が圧迫されたり、擦れることを回避するのは、とても重要です。
床ずれが治りかけで、1つの失念が重なると、床ずれから大きな怪我になりやすいです。

床ずれ対策の最後は、やはり人力が大事です!

床ずれ対策…たくさんの人が関わってますでしょ?
介護保険ではケアマネージャーさんが内容の取りまとめをしますけど、
床ずれ1つで大勢の人の意見や情報をまとめて迅速に対処しなきゃいけないので時間との勝負になります。

軽いほど早く改善するのは風邪でも床ずれでも一緒ですからね。

さて、他にもたくさん床ずれ対策はあります。

私が行ったオリジナル?工夫の数々をご紹介です

( 運動 )

・ 手浴足浴

寝たきりの方に過度な運動はダメですよね。
栄養がないのに運動し過ぎると悪化になります。
リラクゼーションを取り入れつつ、寝たまま手浴足浴をして末端への血流を促します。

他にも発声に働きかけて、話せる方、話せない方どちらでも、よく『 お話 』することもしましたね。

考えられる刺激を伝えることは、有効な対処法の1つになります。

・ 胃腸の循環促進

ご病気にもよりますが…。
腹部の上は反時計回り。
下腹部は時計回りに…。
二重で患者さんのお腹をマッサージしました。

時計回りは胃から腸へ食べ物を送る。
半時計回りは排便を意識して出やすくですね。

患者さんは寝たきりで動けませんから、外的な刺激で栄養の巡りをサポートすることも大事ですよね。
ただ、当然、私たち介護人は医療識者ではないので、加減は難しいのでコミュニケーションの一環の効果を狙うわけですね。

( 栄養 )

・ リサーチと提供

本人の好きな食べ物と飲み込みの能力に合わせて食事をいろいろと考えました。
歯磨きや舌磨きにも工夫しましたね。
アイスマッサージなど温冷も駆使して口腔内の刺激を高める工夫もしました。
顎から首、肩への適度なマッサージもそうですかね。
チーム内で相談もしつつ、耳鼻咽喉科の先生に教わるといったことも取り入れました。

( 保清 )

難関の1つ、保清。
おしりの尾骶骨に床ずれが出来やすく、看護師さんが濡れたり汚染しないように保護フィルムを貼ることが多いです。
患部のケアですけどね。
エアマットで涼しくも温かくもなるマットレスですけど、上布団もかかりますし、おむつも巻くとやはり夏は暑いし、蒸れますよね。

赤ちゃんの発疹対策と同じく、床ずれが出来たら、刺激伝達の効果も狙って、おむつ交換の頻度の向上や陰部洗浄の回数増加は必須です。

洗浄水も2種類用意したりしました。
ボディーソープを薄めたもの。
普通の水の2種類ですね。
洗剤が残っても肌荒れになりますからね。
肌ケアの美容対応も大事です。

( 環境 )

エアマット→シーツ→着衣→おむつ→保護フィルム→肌

5層突破で初めて肌なわけです。

夏場は、

エアマット→シーツ→おむつ→保護フィルム→肌

通気性重視で下着衣を 『 無 』 にして、見えないように薄手のタオルケットをかけて工夫したこともあります。
おむつ交換を丁寧に行い、時間をかけてオープンにすることで乾燥効果も目指したりしました。
看護師さんはドライヤーを遠目にあてることもありましたしね。

さて冬場は、

寒い寒いと上布団の重さが課題になるんです。
ですから、布団用のコタツで重みを軽減しました。
特殊寝台のサイドレールに上布団をかけて、重みにならないように工夫もしました。

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まとめ

寝たきりの患者さんの床ずれ。
私たち介護に携わる者は、いろんな工夫を思い付き、実践しますよね。
床ずれに対しての理由からの分析、実際に対応する人の数や方針もいろいろです。
1日で治ることがない床ずれですから、正直、何が正解?と、分かるのに数日かかるんですよね。
ですから、『 私は全部、思いつく限りやることが正解! 』 だと思っています。

これだけたくさんでしょ?

1人の介護人で達成できませんよね?

床ずれを治す工夫の最後の秘訣は…。
人の数 』『 手の数 』『 関わる数 』 ですよね。

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