七五三なのに主役は75歳! ~高齢者施設で起きた笑顔の3世代交差点~

[ 11月の記事 ]

はじめに…七五三と聞いて驚くなかれ~これは立派な“高齢者レク”なのです

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「七五三」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?

着物?

千歳飴?

はたまた、可愛らしい子どもたちの晴れ姿?

――それ全部、正解です。

でも、ここは高齢者施設。

75歳の“主役”が、まさかの七五三を迎えるなんて、誰が想像したでしょう。

それもそのはず、11月15日といえば七五三。

けれど、施設の中でその日をどう過ごすかを考えたときに、「七五三、やっちゃう?」と口にしたレクリエーション担当者がいたとかいなかったとか。

そして不思議なことに、それが思いのほかしっくりきてしまうのがこの世界の面白さ。

なんせ、高齢者の皆さんは“七五三経験者のプロ”ですから。

「昔はね、神主さんの声がえらい渋かったのよ」

「千歳飴? あんなもん、兄弟で取り合いよ!」

なんて、話題がポンポン飛び出す七五三のレク。

もちろん子どもたちも登場するかもしれません。

まさに世代を超えてつながる、笑って泣ける3世代の交差点が、静かに、でも確かに生まれるのです。

11月にぴったりな行事が見つからず頭を抱えるあなた。

この記事は、そんなあなたの救世主になれるかもしれません。

七五三――それは子どもたちだけのものじゃない。

むしろ、大人だからこそ語れるドラマがあるんです。

それでは、75歳の七五三、はじまりはじまり〜🩷。

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第1章…七五三の意味を覚えていますか?千歳飴と一緒に懐かしさがこみ上げる


七五三って、そもそもどんな行事でしたっけ?

──そう問われて、すぐに「はいはい、あれね!」と答えられる方もいれば、「いや…なんか着物着せられて写真撮ったような…」と記憶の奥をゴソゴソ探り始める方もいらっしゃるかもしれません。

でもご安心を。

ここは高齢者施設。

七五三なんて、数回どころじゃない、十回以上関わってきたツワモノぞろいです。

だって考えてみてください。

自分の七五三で3回、我が子の七五三でまた3回ずつ、さらに孫の数だけ3回ずつ、ひ孫の分まで含めたら…もう人生で何度「千歳飴」と対面したかわかりません。

「もう飴見るだけで前歯がムズムズするわ」なんて声が聞こえてきそうですが、むしろそこがいいんです。

昔の七五三といえば、近所の氏神様にお参りして、ちょっと大きめの着物を着せられて、足袋がずれて泣いたり、草履でこけたり。

それが今では、フォトスタジオでキラキラ照明に囲まれながら、ポーズ指導されて“はい、笑って〜”ですから、変わったようで変わってないような、不思議な時間の流れを感じるわけです。

そんな話をぽつぽつとしながら、「あの神社、今はもう駐車場よ」「私の時なんてお布施が30円だったわ」なんて、昭和の香りがぷんぷんするエピソードが飛び交えば、それだけでもう立派なレクリエーション。

誰かが話せば誰かがうなずき、うなずいた人がまた思い出し…と、記憶のドミノ倒しが始まるんです。

そして不思議なことに、「あれは何歳の時だったかしら」と考えた瞬間に、脳のスイッチが入って回想がぐんぐん活性化する。

そう、これはただの思い出話ではありません。

脳のエクササイズ。

おまけに笑いもついてくる。

高齢者レクリエーションにぴったりなわけですね。

七五三。

聞きなれたこの響きが、再びあなたの記憶に火をつける。

忘れていたエピソードが、ぽろぽろこぼれてくる。

しかもそれを「七五三ってなんですか?」と無邪気に聞いてくる子どもたちがいたならば――そう、それこそが、今回のレクリエーションのキモなのです🩷。

第2章…思い出がレクになる!七五三が高齢者施設でウケる理由


高齢者施設のレクリエーションといえば、体操に脳トレ、おやつ作りに季節の工作…お決まりのラインナップにそろそろ飽きがきていませんか?

そんなあなたにこっそり教えたいのが、この“七五三レクリエーション”という秘策。

え、11月に七五三を高齢者でやるなんて、ちょっと無理がある?…いえいえ、それが意外と大有りなんです。

そもそも七五三は「子どもの成長を祝う儀式」ですが、よく考えたら高齢者さんはその“祝う側”として何度も七五三に立ち会ってきたわけです。

自分の時は着せられる側、親になってからは着せる側、祖父母になったら「写真撮るからこっち向いて〜」と呼ばれる側。

七五三の裏も表も知り尽くした七五三マスター、それが高齢者の皆さんなんです。

そんな七五三の達人たちに、レクリエーションという形で“思い出すきっかけ”を与えると、これがまた盛り上がる。

あのときの神社の坂道がきつかった話、草履で足を痛めた話、千歳飴が2本じゃなくて1本だったことに姉弟で大げんかした話。

昔の話って、ちょっとしたエピソードが笑いに変わるんですよね。

そして極めつけは、実際に子どもたちが施設に遊びに来るイベント。

職員の子どもや、近隣の保育園とコラボすれば、ちょこんと着物を着た小さな“主役”が登場。

高齢者さんたちの顔が、ぱあっとほころぶ瞬間です。

「まあ、なんて可愛いの…」「昔のうちの子そっくり!」なんて言いながら、自分の七五三の写真を引っ張り出す人もいたりして、気づけばフロアは笑いと懐かしさで満ちていきます。

こうなってくると、もはや「高齢者施設のレクリエーション」の枠を超えて、「地域の季節行事」にまで発展することも夢ではありません。

七五三という日本の伝統行事が、世代を超えて笑顔をつなげてくれるなんて、なんだかちょっと、感動すら覚えてしまいます。

レクの内容がどうこうじゃないんです。

誰と、どんな気持ちでその日を過ごすか。

子どもと高齢者が交わると、場の空気がふわっと柔らかくなり、笑顔が自然とこぼれる。

そしてその日、笑った分だけ、明日がちょっと楽しみになる。

それが、七五三を高齢者施設でやる“本当の価値”かもしれません🩷。

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第3章…本物の七五三児登場!? 子どもたちとの奇跡のコラボレーション


さあ、七五三の準備が本格的に始まります。

とはいえ、年齢を“少しだけ”重ねた我らが高齢者の皆さんが千歳飴を持って神社に駆け出す…わけではありません。

主役はあくまで「交流」と「制作」と「回想」、そしてそこにちょっとした“茶目っ気”が加われば、もう完璧です。

まずは雰囲気づくり。施設の壁に色とりどりのちぎり絵を貼ったり、千歳飴のラベルを折り紙で再現してみたりと、細かい作業で指先をフル稼働。

これが案外、夢中になれるんです。

「昔はこんなの、目をつむってでもできたのに~」なんて言いながら、周りの職員をびしっと指導する姿も。

まるで“ベテラン飴職人”の風格です。

飾りつけが進んだら、次は贈り物づくり。

子どもたちに渡す手紙や色紙には、昔話のひとつやふたつ忍ばせておくと、親御さんの心までがっしりキャッチ。

「昔の七五三はな、カメラがフィルム式でな…」と書けば、「フィルムって何?」と保育園児が家に帰って親を質問攻めに。

地味に家庭の教育にも貢献してるのかもしれません。

そして迎える当日、施設に小さな七五三の主役たちがやってくると、その場の空気は一気に変わります。

まるで時間がねじれて、過去と未来がひとつの部屋に同居しているような不思議な感覚。

とんちんかんな会話もあちこちで飛び交います。

「それ何の飴?」「いや、それは千歳飴で…長生きするやつ」「長生きするならおじいちゃんが食べて!」――なんという機転!

しかも、子どもたちは見てないようで、ちゃんと見ている。

年配者の動きをじっと観察して、そっと手を差し伸べたり、飴を真剣に手渡してくれたり。

そんな場面を目にしただけで、こっちの心がほどけてしまうのです。

施設の職員でさえも、つい目頭がじんわり。

もうこれは立派な世代交流セラピー。

感動の押し売りもございません、自然と溢れてくるんです。

この七五三の1日、ただの行事では終わらせません。

むしろここからが本番かもしれません。

子どもたちが帰ったあとに始まる「おかわり時間」──自分の思い出を誰かに聞いてもらう、思い返して笑う、語って泣く。

そんな時間が生まれるのも、やっぱり七五三がもつ“魔法”のおかげなのでしょう🩷。

第4章…飾って作って食べて話して! 五感を刺激するレクリエーション計画


七五三といえば、やっぱり神社にお参りしてナンボでしょ――と、ある利用者さんが言ったとか言わないとか。

そう、昔は「この坂、あと20段…」とゼェゼェ言いながら石段を登って、ようやく鳥居の前にたどり着いた思い出。

あの頃の神社、今はどうなっているんでしょうね。

再開発でショッピングモールに…なんて話も珍しくないご時世。

ならば、もう一度“地域の神社をめぐる旅”を、施設の中で再現してしまいましょう。

例えば、利用者さんそれぞれに「自分の地元の氏神様」を思い出していただいて、その由来や場所を地図に書き出してみる。

そこに「そのとき履いてた草履は鼻緒が痛くてなあ…」なんて謎の補足情報が添えられると、これがまた最高におもしろい。

写真があればスキャンして壁に貼って、紙製の鳥居でも立ててしまえば、そこはもう“懐かしの神社ギャラリー”。

地元神社トークで1日盛り上がれます。

そして食文化も外せません。

七五三といえば千歳飴だけじゃない、祝い膳の記憶がある方も多いはず。

紅白のおにぎり、煮しめ、ちらし寿司、カステラ…「うちは茶碗蒸しが出た」「いやいや、うちはなぜか焼きサンマだった!」と、記憶の味比べ大会が自然発生。

栄養士さんと相談して、当日の昼食に“ご当地七五三メニュー”を用意できたらもう大成功。

利用者さんのオリジナルレシピを一品だけ再現して「〇〇さん家の祝い膳コーナー」として紹介するのもアリ。

むしろやって。

このあたりまで来ると、七五三はもはやイベントではなく“文化財保存レベル”。

でも、ここで終わらせてはいけません。

レクリエーションは「記録に残す」と“あと引く喜び”が倍増します。

千歳飴づくりの様子や、子どもとの交流風景、神社地図に見入る姿――その一つ一つを写真におさめて、世界に一冊だけの「七五三レク記念アルバム」なんてどうでしょう。

ページをめくるたびに、「これ、あのときの!」「この子、名前なんだっけ? めちゃくちゃ元気だったよなあ」と、思い出話がまた始まる。まさに“レクリエーションの余韻”。

行事は一日で終わります。

でも、心に残る行事はずっと息づくんです。

七五三という懐かしいテーマが、地域の記憶と味と人をつなげていく…。

高齢者施設だからこそできる“未来に手渡す行事”として、これはもう、毎年恒例にしてもいいくらいです🩷。


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まとめ…75歳の七五三を誰かに祝ってもらえるってやっぱり嬉しい


七五三といえば、元気いっぱいの3歳、ちょっとお兄さんお姉さん気取りの5歳、そして着物姿がやけに似合ってしまう7歳――そんな可愛い子どもたちが主役の行事…と思われがち。

でも、高齢者施設でレクリエーションとして実施してみると、その構図がくるりと反転します。

主役は75歳、いや85歳、ひょっとすると93歳!?

そう、“人生の七・五・三”を重ねてきた、レジェンドたちがそこにいるんです。

かつて七五三で千歳飴をかじった人たちが、今はその飴を手づくりして子どもに渡す立場へ。

なんだか、時の流れを噛みしめるような優しい循環。

思い出を語り、手を動かし、地域とつながり、そして何より笑う。

高齢者レクリエーションとは本来、ただの“暇つぶし”でも“余生のイベント”でもありません。

それは、過去をたどり、今を楽しみ、未来にバトンを渡す大切な時間。

七五三という季節行事を活用すれば、記憶力の刺激はもちろん、制作活動による手先の訓練、地域交流による社会参加、食文化の継承まで、信じられないほどの効果がぎゅっと詰め込まれます。

しかも「飴」や「神社」といったキーワードが自然と人の心をほどいてくれるから、不思議と笑顔が増えるんですよね。

一見、高齢者とは無縁に思える七五三。

でもやってみればわかります。

こんなにも心があたたまり、こんなにも施設全体がやさしくなるレクリエーションが、他にあるだろうかと。

世代を超えて“祝い合う”という文化の力に、もう一度気づかされる瞬間です。

さあ、今年の11月15日は、ちょっと目線を変えてみませんか?

七五三を通して、高齢者さんの笑顔を引き出し、地域の子どもたちとの絆を深め、施設全体がほんわかと包まれる。

そんな素敵な1日を、ぜひ企画してみてください。

きっと最後にはこう思うはず。

「やってよかった、七五三レク!」ってね🩷。

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