鯉のぼりを端午の節句で飾る意味は?色や由来について保育園児に簡単に説明してあげよう!
1はじめに
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屋根より~た~か~い、こいの~ぼ~り~♪ と、童謡があちこちで流れ始める4月。
5月の子どもの日に向けてデパートなどでも流されるお馴染みの童謡です。
今日は子どもの日、端午の節句に欠かせない飾りの1つ『 鯉のぼり 』がテーマ。
今日は鯉のぼりの由来から、保育園児と共に豊かに過ごす端午の節句について記事にしてみました。
2鯉のぼりを端午の節句で飾る意味は?
やねよりたかい こいのぼり
おおきいまごいは おとうさん
ちいさいひごいは こどもたち
おもしろそうに およいでる
この童謡、小学校の歌集にもおさめられています。
4月のデパートでもよく流されているので、広く知られた歌です。
5月5日の端午の節句が近付くと、男子のお子様がおられるご家庭で、大きな鯉のぼりが盛大に飾られます…。
今では鯉のぼりを飾るご家庭は、風習を大切にされる文化的なご家庭か、お金持ちかもしれません。
街中に散見する程度ですが、今でも鯉のぼりは大切にされています。
童謡にあるような家の屋根より高い鯉のぼりは、実際には市内でも数えるくらいしか見当たりません。
小さいアイテム的な鯉のぼりは、商売人の方が工夫して作られています。
お手軽感が現実的かもしれません。
さて、鯉のぼりに込められている意味をご存じですか?
節句は平安時代に中国から伝わった風習で、宮中行事でした。
江戸時代に祝日とされたことから庶民にも風習が伝わったとも言われています。
鯉のぼりの『 鯉 』は池の鯉です。
『 のぼり 』は吹き流しのことです。
昔は幟 ( のぼり ) と書いて武家が戦場や城で竿に幟を指して、ここに我ありと、遠くまで存在が知れるように活用しました。
よく時代劇で騎馬武者が背に幌や軍旗を指してたなびかせて走ります。
あれが鯉のぼりの元です。
鯉のぼりは、『 皐月幟 ( さつきのぼり ) 』『 鯉の吹き流し 』とも呼ばれていました。
また鯉そのものは、泥臭いなどとして通常の食卓に上ることが少ないです。
でも鱗まで調理されて、大切に食されてきた日本の伝統的なお魚の1つです。
生命力が強く、病人に食べさせると快癒すると言われ、重宝されています。
端午の節句では、こうした無病息災、子孫繁栄など、お子様の健やかな成長を願うにふさわしいとして採用されたんでしょうね。
のぼりにつながる理由としては天の神に伝え、ご加護を得る…近付くという意味も込められたことでしょう。
3鯉のぼりの色に由来があるの?
節句文化は中国から伝わった文化です。
中国では五行説と言って、邪気を祓い魔除けをする文化があります。
その中で、青赤黄白黒の五色を大切にしています。
そう鯉のぼりの頂点にある吹き流しの色も五色です。
ところで、鯉の滝登りという言葉をご存じでしょうか?
淡水や湖に住む鯉が滝をのぼる…なんてことは実際にはありません。
この言葉の意味は、昔の中国では鯉が滝をのぼり龍になったという謂れから来ています。
そこから転じて、どんどんと成長して天にも昇る運気や健康を象徴するようになりました。
子どもたちが運気に恵まれて、将来飛躍できるようにという願いが込められているわけです。
滝そのものが障害ですが、乗り越えて鯉が龍になる。
困難を運や努力を合わせて乗り越えて大きく成長するという意味です。
4鯉のぼりの意味や由来を保育園児に説明しよう!
保育園の子どもに鯉のぼりを語る時、成長を願うためにお祝いの伝統として伝えることが大事でしょう。
鯉は滝をのぼり龍になる中国由来の伝説がある。
どんな困難に挫けることなく成長してもらいたい願いが鯉のぼりに込められています。
5月5日は、じつは由来の中国のお話では、運気で陽の気が強すぎて返って体に悪い日という意味もあります。
お仕事や学業を休んで備えるという意味にもつながり、お祝いの日ですがまったりと過ごすのが吉と言われます。
子どもたちの成長を願うために鯉のぼりがたなびく様子を眺めながら、ハーブティーを飲みつつ鯉のぼりの由来を語って聞かせる。
ほのぼのとした親子の時間を一席、設けてみてはどうでしょう?
とてもシチュエーションと風情が相まって、伝わることもあるのではないでしょうか。
5まとめ
鯉のぼりの由来がテーマでした。
現代文化、昔から中国の影響を色濃く受けています。
五節句は特に濃く受け継がれている文化だと言えます。
もちろん、本家中国から伝わる過程で変化して取り入れた日本流の違いがあるのですが…。
細かく見ていきますと、混ざり合って成立しているところが、とても面白いところです。
鯉のぼりを盛大に掲げるご家庭も減ってきております。
でも、鯉のぼりが雄大な空にたなびく様子を眺め、お子様の様々な将来に思いして親子で語り合う1日を持つ。
それはとても大切なことかもしれません。
保育園の頃い合いは、第一次反抗期とも重なってきますが、まだまだ純真な年頃です。
子を想う親心を伝え、今後、訪れる様々な害悪に、頼るべきは親で身近に寄り添い存在することを伝えることは大事です。
何でもかんでも伝えればOKというわけではありませんが、保育園児の頃合いは、多くの言葉や感情を知る大事な時期です。
鯉のぼりで環境をセッティングする。
心を落ち着かせて、しっかりと必要なメッセージを届ける。
子どもの日には、ゆとりある穏やかな時間を確保したいものです。
誠にありがとうございました。
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