高齢者のレクリエーション!母の日にイベントを企画する留意点やポイントは?

1はじめに

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高齢者のレクリエーションに限らず、
イベントを企画しますと…。

意外にも盲点が生じやすいもので、
トラブルの原因にもなることがあります。

今日は母の日をテーマに
病院や高齢者施設でレクリエーションを行う時の
留意点とトラブルを避ける工夫のポイントを
記事にしてみました。




2高齢者のレクリエーション!母の日にイベントを企画する?

日本にもすっかり定着した感のある母の日のイベント。

デパートやスーパーでは、
母の日ギフトの特設コーナーも誕生します。

目につきやすくなり、定着したからこそ…
レクリエーションのネタに抜擢もします。

高齢者のレクリエーションの場合、
母から子へ、孫へ宛てたメッセージカードを制作して贈ってみたり、
壁画制作をしても可愛らしいピンクを基調とした立派な絵が誕生します。

もう少し大きな規模で企画しますと、
ご家族を招いて昼食会や軽食会を兼ねて、
ちょっとしたパーティー風に歓談いただくミニ行事にも出来たりします。

…と、レクリエーションから大型の行事にまで
幅広く企画を巡らせることが出来る母の日のテーマなのですが、
じつは企画段階で大事なことを見落としますと、
取り返しのつかない大問題につながることもあるのです。

石橋を叩いて企画を練ろう!!

3高齢者のレクリエーション!母の日のイベントを企画する留意点とは?

さて、大問題とはどこにあるのか?

女性から母になるには、
恋人同士、あるいは夫婦になって出産を経験せねばなりません。

現在の高齢者さんが適齢期を過ごした時代は
戦中や戦後まもなくのことです。

戦争でお子さんを亡くされた世代は一部で、
むしろ復興期の暗黒時代を懸命に生き抜いた世代が中心です。

そうです、とても大変な頃に働け働けで努力しつつ、
子育てをしてきた世代なんです。

今と当時のモラルレベルも全く異なるので、
一概には言えませんし、想像するに
とても大変だったことは言うまでもないでしょう。

『 誰もが結婚・出産を経験しているわけではない 』

いろいろな理由で、この文言がキーワードになります。

母とならなかった理由はいろいろでしょう。

もちろん、古傷も伴いますし、深く詮索してはいけません。

もしかしたら、確固たる信念や理由の下、
独身を貫くような意思の固い方もおられるかもしれません。

こういったご事情や記憶を持つ方を混ぜて、母の日の企画を盛大にやりますと…。

その高齢者さんには、準備から後片付けまで苦痛の時間でしかないわけです。

集団生活ですから、
『 いえいえ、お気になさらず 』と好々爺然とされるかもしれませんが、
心中をお察ししますと察するに余りあります。

レクリエーションは全員が楽しめる工夫や
場面をちりばめて構成するようにしよう!
POINT

4高齢者のレクリエーション!母の日のイベント企画を工夫するポイントとは?

レクリエーションの企画!となりますと同じ日に1つ。

フロアやグループ単位で1つ。

そんな構成になりがちです。

高齢者さんの過ごしてきた背景をカルテからリサーチしまして、
グループ分けをしてレクリエーションを実践してみると
解決できる場合があります。

□ A班は母子が揃う方のグループ。
□ B班は未婚の方が揃うグループ。
□ C班はお子様が早逝されてしまった追悼のグループ。

このように分け、

□ A班…施設にご家族を招きティーパーティー
□ B班…ショッピングモールで買い物と外食会
□ C班…身近な氏神様参詣と外食会

このようにマッチングしてみますと上手くいくのではないでしょうか?

もちろん、グループを分けると介護職員も分割されますので、
それぞれの人数に合わせて人員配置をせねばなりません。

ただA班はご家族がおられるので介護も含めて、
ご家族に活躍いただくことが出来ます。

施設内ですので事務員さんや経営者さんなど
多くの職種のサポートもあり、上手く成功しやすいでしょう。

他のB班とC班は介護職員とボランティアさんの構成になります。

このサポート役の振り分けも悩むところです。

まず、それぞれのイベントを
〇〇:〇〇~〇〇:〇〇と、
3時間程度と仮定しましょう。

B班とC班に寄り添っていただくスタッフをどうするか?

シルバー人材センターで、この日のために
同世代の方に参画いただけるよう募ってみることも成功への近道かもしれません。

もちろん、コストがかかるわけですけども、
特別な技術が必要なわけでもないので、
ご参加いただける方は登場するのではないかと思います。

あるいは大学の学生課などへ連絡しまして、
アルバイトの求人に含めてボランティアを募ってみても
応募者は多数に上ることでしょう…。

日曜日の数時間で、とても社会経験につながる有意義なボランティアの時間になりますから。

当然、学生は安楽なボランティア気分かもしれませんが、
大きな収穫を持ち帰っていただけますし、
高齢者さんにしてみても、世代間交流ができる貴重な機会にもなるわけで…。

結果として、どちらも有意義な時間を過ごせることになります。

5まとめ

各施設様、ボランティアさんを募る時にポイントカードを作って、ポイント数に応じた無料講習などの機会を設定してみてはどうでしょう?

例えば、
□ 介護福祉士国家試験実技試験対策!
□ 介護知識!実践食事事情!
□ 介護知識!リハビリマネジメント!
□ 介護知識!排泄介助の簡便化!

…ポイントで無償で受けれる現場の最先端の実践知識です。

…学校の知識に加えて資格取得にとても有利になると思うのですが。

後輩のために先輩として場を提供してみてはいかがでしょう?

ボランティア獲得のための施設努力に話題がズレてしまいました。

今回はレクリエーション、母の日。

高齢者さんを分けて、それぞれのグループに楽しんでいただくのはとても大変かもしれません。

でも、大勢のボランティアさんを募り、団結しますと、どのグループも当然、充実していきます。

□ 母になれなかった人たち…。
□ 母にならなかった人たち…。
□ 母になりたかった人たち…。

いろいろな懐古を抱える高齢者さん。

けっして全部、まとめてOKなわけがありません。

この部分に、十分な配慮をして、世間が定める『 母の日 』、テレビやラジオで触れられる『 母の日 』のイメージを乗り越えねばならない人々の気持ちをサポートすることも大切です。

『 母の日 』って、言葉、本当は『 女性の日 』が正解かもしれません。

管理人
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