介護施設に入所拒否する高齢者!嫌がる理由は?説得の鍵はどこにある?

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はじめに

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う~ん、難しいテーマですよね。

介護施設って、個別対応とか自由度の向上、地域の輪を大切に…をスローガンに改革に挑む施設も出てきていますが、ほとんどは集団生活、スケジュールに沿う対応になってしまうのが現状です。

だって、自由度をサポートする介護職員さんが不足していますからね…。

特養になりますと重度な方が大半を占めますので、基本的な介護提供でいっぱいいっぱいになってしまいます。

そんな介護士さんの努力の前に、高齢者施設に入居したくない!

…そう言う高齢者さん、じつに多いものです。

今日はその辺りをリサーチしてみて…。

どうしても入居して欲しいご家族の事情も考えて…。

解決の道を考えてみました(*^▽^*)



家族が直面する介護施設への高齢者の入所拒否

高齢者さんに介護施設への入居を願うご家族様。

ご本人にお勧めしたところ、断られ、入所拒否に出くわすと落胆しますよね。

落胆するお気持ち、よく分かります。

期待を反対に裏切られますと、誰しもショックを隠せません。

そこであきらめてしまう…これも違います。

説得には、ナイーブな課題だけに時間がかかることを覚悟しましょう。

ご家族様には、高齢である親をむやみに施設へ入れて遊ぶわけじゃないですもの。

世代によっては子世帯や孫世帯、曾孫と次代以降との関わりのウエートにも悩まれるでしょう。

保育園や小学校に親どころか祖父母も呼ばれるイベントもありますし…。

曾祖母の介護を抱えて…という具合に、介護者さんの立ち位置によってご事情は重複してきます。

そう、高齢者さんを施設入所をしてもらいたいと思う背景には切実な課題が山積しているものなのです。

何としても理解して施設入所してもらいたい!

今日は、この辺りを記事にしてみました。

介護施設に高齢者が入所を嫌がるには理由がある

拒否の理由は高齢者さんから、直接に伺うことが出来ましたか?

集団生活?

スケジュール?

この辺りを冒頭に挙げましたけど、あんまりこんな理由は出て来ないですよね。

実際にはですね…家が居心地が良いから!

ここです。

慣れ親しんだ家にいたい!

死ぬまで家族の中にありたい!

そして…細分化しますと…、

マンツーマンで、自らを知る嫁や娘の心地良い介護が何よりも外しがたい!

ここです。

けっこうこの1点が高齢者さんの心を占有します。

次に、施設の生活が思い浮かばないんですよね。

だって、1日の中で困ることがあれば、
一ヶ月
一年

そんなスパンで働きかけてくる困りごともあるわけで…。

高齢者さんは、将来が短いと考えがちですし、未知の生活に踏み込む勇気が、到底、持てないわけです。

今のままが最適と思っちゃうのです。

介護施設に高齢者が入所を嫌がるのを説得する鍵はどこにある?

実際に、高齢者さんの立場に立って考えてみますと、施設は寮生活みたいなものでしょうか。

寮生活って楽しくないですよね…。

自宅のように気侭に過ごせませんし…。

ご飯は同じメニューなら毎回同じ味で変化がない。

変化があると1年、2年というスパンが経過しますと『前はこうだったのに材料変えた?』そんなクレームにも繋がるので他人様にお出しし続ける商品としての食事は画一的な水準を目指しちゃうものですよね。

ご家庭では当然、この匙加減、曖昧ですよね。

でも、この微妙な変化が生活の豊かさとハリを産む元になることも否定できません。

寮生活や施設では、この辺りに不満を述べにくいですし、介護でお世話になる立場となると、なおさら言えなくなりますよね。

食事を例に挙げましたが、お風呂やおトイレの羞恥心もさることながら、介助していただく側であるので、こう介護をして欲しい!と言えないと思う高齢者さんも多いです。

□ 言うと、職員さんが巧みに介護の手を緩めるのではないか…。
□ 介護士さんに嫌われたら、行き場が無くなる…。
□ もし周囲の高齢者さんから口伝手に介護士さんに伝わったりしたら…。

高齢者さんは肌身で人付き合いの奥深さを知っていますからね…。

さて最後にもう1つ。

高齢になりますとお食事は最大の楽しみです。

施設に入ると…食べやすく調理された日常のお惣菜の数々…。

お魚、お肉、お野菜、汁物が工夫されてテーブルに並びます。

御膳のように、トレーに品数はご家庭よりもきっと多いはずです。

…でも、美味しくない。

高齢者さんの歩んできた人生から考えれば、お惣菜で画一的な料理はじきに飽きる…。

海で採れたての海産物?

山で摘んできた山菜?

世界中から求められた高級珍味?

そうです、現代日本は飽食の時代。

求めれば揃ってしまいますよね。

でも施設ではこれらを日常的に求めることがとても困難です。

何故なら、施設では利益と予算の考えがあるからですよね。

あと、食中毒などリスク管理の概念も強く影響することになります。

生牡蠣なんて、絶対出ないですからね…。

好物の方は絶対に施設は嫌だ…そうなっちゃいます。

あ、ダメな理由ばかり書いていましたね。

説得の鍵。

施設に行っていただきたい理由を丁寧に説明しましょう。

生活の場を分けても家族の絆を断ち切るわけではないこと。

施設で不足したり、不満を補う努力を家族は継続すること。

この辺りを根気よく熱心に説くしかありませんm(__)m

まとめ

どうしても施設に入所して欲しい。

そう思われるご家族の心情。

ご家族のポジションから見ますと、子世帯や孫世帯が頼ってくる側面もありますので、親の介護に注力しますと、お仕事も抱えておられるなどしますと時間と体力が続かなくなってしまいます。

こうして共倒れという状況になってしまうわけです。

共倒れになる前に、根気よく説得することにしましょう。

…とはいえ、施設もけっして安くはありません。

生活を分け、10万円のコストを捻出できるのか?

…この辺りも深い悩みになりそうですよね…。

施設に行っていただきたい時、介護者さんは根気よく事情を説明しましょう(*^▽^*)

管理人
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