紫陽花とでんでんむしの季節に甘茶でひと息!高齢者施設に訪れる梅雨の風物詩たち!

はじめに…
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雨がぽつぽつ降りはじめると、どこからともなく現れる不思議な住人がいます。
葉っぱの屋根にちょこんと乗って、ゆっくりとお散歩している、あの子。
そう、「でんでんむし」でございます。
彼らは梅雨の大スター。
さながら“湿った舞台のプリンス”とでも言いましょうか。
一方、その背景には、色とりどりの紫陽花がふんわり咲き誇り、まるで舞台美術担当。
「色変わりはおまかせあれ」とばかりに、赤や青や紫へと忙しく衣装チェンジ。
実は彼ら、花言葉もなかなか乙でして、「移り気」とか「辛抱強さ」なんて、まるで人生を知り尽くしたご年配の方々のようです。
そんな中、しれっと登場するのが“甘茶”。
お釈迦様のお誕生日に登場する、あの伝説のドリンク。
カフェインゼロ、優しさ100%、昭和の喫茶店もびっくりのノスタルジー感。
「甘茶って飲んだことある?」と聞けば、「あるある、花まつりでね」と、いつの間にか昔話大会が始まったりするのも、この季節の風物詩。
さあ、今年もそんな“しっとりレトロな梅雨”がやってきます。
でも大丈夫。
雨なんて怖くない。
紫陽花の陰ででんでんむしが手を振って、甘茶の香りがふわりと包むこの季節、高齢者の皆さまと一緒に“ゆるゆる”と楽しんで🩷まいりましょう。
第1章…紫陽花は「移ろう美」
紫陽花は、まるで四季のマジシャン🩷。
朝は青だったのに、昼にはピンク、夕方には「どっちでもない紫」になってたりして、本人(花?)に聞いても「さて、どの色だったかしら…」と首をかしげそうな気まぐれっぷり。
そんな変幻自在っぷりが、どこか人間らしくて愛おしいのです。
高齢者施設のお庭に紫陽花が咲くと、誰からともなく話題になります。
「あら、この色は昔の絞り染めに似てるわ」とか、「これ植えたの、確かあの職員さんよね。
去年より背が高いじゃないの」なんて、まるで親戚の子の成長を見守るおばあちゃんの視点。
紫陽花もきっと、「えへへ、見ててくれてたんだ」と照れてるに違いありません。
雨の日には、そんな紫陽花が特に映えるものです。
ぬれた葉っぱにキラリと水玉、花びらもツヤツヤ、ついには“モデル立ち”を決める始末。
どんな高級コスメも勝てないナチュラルな輝き。
これには美容番長の入所者さんも、「あら、私も負けてられないわね」と鏡の前でおめかし開始。
紫陽花、いい刺激になってます。
でも、本当は紫陽花、ちょっとだけ寂しがり屋かもしれません。
咲いてる時期は長いのに、梅雨が明けるとスッと見えなくなる。
「ねえ、私のこと忘れないでね」とでも言いたげに、最後の一花がそっとゆれているのを見て、ふと胸がじんわりする…そんな時間も、この花がくれる贈り物です。
第2章…でんでんむしはゆっくりの象徴
でんでんむしは、まさに“梅雨の歩く感情表現”です。
スピードは出さず、焦らず、無理せず。
私たち人間に「ゆっくりでも、前には進めるんだよ」と、しれっと教えてくれる達人です。
しかも家を背負っているという責任感と安心感。
見た目はヌメっとしてても、心はなかなかイケメンかもしれません。
ある日、施設の花壇に登場したでんでんむし。
最初に見つけたのは、ちょっと観察好きなおじいちゃんでした。
「おっ、こいつ去年のやつじゃないか?」なんて言い出して、そこから始まるカタツムリの大捜査線。
「この巻き方は左巻き」「この模様は見覚えがある」と、完全に顔で覚えてる風。
おじいちゃん、さすがにそこまでは…と思いつつ、まわりの職員も黙ってうなずくのが大人の対応。
でんでんむしが雨粒の中を歩く姿に、「ああ、私も若い頃はスローペースだった」と語り出すおばあちゃんもいれば、「こいつ、よく滑らないよな」と真剣に研究を始める理系タイプの入居者さんも登場。
気がつけば、でんでんむしをめぐるミニ講演会が開かれていたりします。
カタツムリ、人気者すぎます。
そして、なんといってもあのフォルム。
背中の貝殻、にょろっとした触角、そしてあの目玉の揺れ具合。
すべてがツッコミどころ満載で、自然界のゆるキャラ認定されてもおかしくありません。
もし高齢者施設で“でんでん選挙”があったら、たぶんセンターはこの子です。
ちなみに「でんでんむしむし、カタツムリ~」と口ずさむと、「あら懐かしい!」と合唱が始まることも。
記憶の奥にある童謡は、梅雨の空気をふわっと明るくする魔法。
しとしと降る雨の日でも、心の中は晴れやかになる瞬間です🩷。
第3章…甘茶の優しさと仏教文化
さて、ここで静かに登場してくるのが「甘茶」。
え? お茶に甘いって書いてあるけど、本当に甘いの?と思われた方、正解です。
この子は砂糖なしでも甘い、甘い顔して糖分ゼロの実力派。
健康診断で血糖値を気にする皆さまの心強い味方として、そっとその存在をアピールしてきます。
元々はお釈迦さまの誕生日、そう4月8日の「花まつり」で主役級に登場する甘茶。
昔は「これを頭にかけると賢くなる」と信じてた子どもも多く、実際かけすぎて風邪をひいた話もチラホラ。
でもその記憶すらも今ではいい笑い話。
高齢者の方々の中には、「ああ、小学校で甘茶もらったわねぇ、なぜかありがたくて飲みきれなかったのよ」と目を細める方も。
ところで、初めて甘茶を口にした職員さんが「うわっ、なにこれ!お茶なのに甘い!?」と驚いたのを見て、「ほほぅ、若いもんは知らんのか」とニヤリとするおじいちゃん。
そこで話が始まります。
「昔はな、冷たいジュースなんて贅沢品だったからな、この甘茶がな、パーティー級だったんじゃ」――甘茶が一気に時代のスーパードリンクに昇格。
その甘茶を使って、施設内でちょっとしたティータイムを開けば、まるで昔の茶会のように話が咲きます。
「甘茶とお煎餅って意外と合うのよ」「私、甘茶ゼリー作ったことあるわよ🩷」なんて言いながら、お茶会はどこか和やかな空気に。
まるで甘茶が「まあまあ、みなさん、ひと息どうぞ」と語りかけてくるようです。
そして甘茶のすごいところは、香りだけでも思い出がよみがえるところ。
ふわっと香るあのやさしい匂いが、昭和の町並みや木造校舎を心の中に呼び戻してくれるのです。
甘茶って、タイムマシンだったのかもしれません。
第4章…この季節を「感じる」レク企画
さあ、紫陽花も咲いた。でんでんむしも登場した。甘茶も淹れた。
となれば、次はお楽しみの時間。
そう、レクリエーションの出番です。
「雨の日は外に出られなくてつまらない?」――いいえ、施設の中で十分に祭りは起こせます。
まずは、ど定番からちょっと外した“紫陽花押し花アート”。
「お花を押すなんて、乙女のたしなみじゃない?」とニヤけながら作業するおばあちゃんの手元は、プロ職人の風格。
「先生!色が抜けちゃいました!」という新人職員に、「そりゃ乾かしすぎよ、湿度よ、湿度が命」と謎の梅雨マスター講座が開かれるのもこの時期だけ。
そして、お次はカタツムリ折り紙大会。
紙一枚であのぬるっと感は再現できるのか…と不安に思っていた職員がビックリ。
「昔、孫に教えてたから折り方まだ覚えてるわよ~」とシャキッと立ち上がったおばあちゃん、気づけば即席の“折り紙道場”が完成。
さらに、「この子は目が離れてて可愛いでしょ」と目をつける位置で個性爆発。
気がつけば、机の上はカタツムリのパレード。もう、道をふさぐレベルの大行進です。
お待たせしました、クライマックスは“甘茶のきき茶会”。
目隠しして一口。
「これが甘茶…?あれ?水じゃないの?」「いや、こっちがうっすいけど確かに甘い!」と白熱の討論バトル勃発。
当たっても外れても、なぜか拍手と笑いが止まらない。
参加者全員が「今日は何だったんだっけ?」と思いながらも、なんだか楽しくて心がほぐれている。
それこそが、この季節の魔法というものです。
紫陽花が飾られ、カタツムリが並び、甘茶がほんのり香る空間。
まるで梅雨が「みんなに会いに来たよ」と、そっと訪れたような、やさしい時間。
こんな雨の日なら、悪くない。むしろ、ちょっと好きかも。
――そんな気持ちを、高齢者も職員も、ふっと分かち合える日になるのです。
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まとめ…
雨の季節というと、なんだか「ため息三拍子」そろい踏み――湿気、洗濯物、関節痛…とネガティブが踊り出しそうです。
しかし、よくよく見てみると、紫陽花は色を変えながらそっと励まし、でんでんむしはマイペースで人生の歩み方を教えてくれて、甘茶はほんのりとした優しさで心の渇きを潤してくれる、まるで自然界の癒しユニット。
高齢者の方々にとっても、こういう“何気ない季節のしるし”が、日常に彩りを添えてくれるのです。
「お花、きれいねぇ」から始まる会話。
「カタツムリって目どこ?」という疑問。
「甘茶ってあったわねぇ」と懐かしさ。
どれもが、ただの“レクリエーション”ではなく、“心を撫でる時間🩷”になっていく。
そして、何より大切なのは――
こうした季節の話題をきっかけに、「思い出を語る時間」や「誰かと笑う時間」が生まれること。
それはもう、施設の中にこっそり咲いた小さな紫陽花みたいなもので、気づかないうちに皆さんの心の中にポンっと咲いてるんです。
梅雨はジメジメするもの?
いえいえ、アイデア次第で「しっとり笑えるフェスティバル」に早変わり。
さあ、今年の梅雨もみんなで笑って乗り越えましょう。
でんでんむしみたいにゆっくり、紫陽花みたいに鮮やかに、そして甘茶のようにほんのりと…ね。
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