はじめに
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まぁ…本当にコロナウイルス感染症…困ったものです。
誰もが罹患したくないウイルス第一位まで上り詰めましたよね。
介護業界にどんな影響が出ているのか?
人手不足に備品を備蓄、お金は湯水の如く出ていくばかり…。
今日はコロナの影響から、今後の介護業界の変遷を想定して記事にしてみました(*^▽^*)
介護業界はコロナでどう変わる?影響はまず人手不足?
高齢者施設では虚弱な高齢者さんが多い。
コロナウイルス感染症が入り込めば全滅必至と言われている。
今のところ、全滅してしまった施設はもちろんない。
しかし、お亡くなりになられた方が発生した施設は既にある。
市町村ホームページで感染者数が公表され、行動記録も掲載されている。
テレビやラジオでの報道も多い。
新聞の記事にもなることがある。
ただでさえ、傍若無人のクレーマー家族の危機にさらされつつ、日々の業務に追われる介護職員。
三重苦の環境に…辞めちゃうでしょ?
我が家にコロナを持ち込むリスクにつながるもの…。
高齢者施設には医療機器が無い。
CTやMRIなんて便利な物も無ければ、採血1つ結果は数日かかってしまう。
高齢者さんの体調不良をキャッチすれば、医療機関に受診になってしまう。
これは特養でも老健でもサービス付高齢者住宅でも同じである。
コロナの治療最先端の病院に、高齢者と共に受診で飛び込むのである。
危険手当が欲しいものだ…。
いや、、、その前に高齢者さんのご家族さんはどうしたのよ?
え?コロナになりたくないから、施設様よろしく?
介護のお金を払っているから?
いやいや…承諾書や同意書…治療判断をどうしてくれるのよ?
施設を離れる受診はご家族さんがしっかり担うことで二度手間三度手間を防げるのに…。
他の高齢者さんのお世話が出来るのに…。
1回の救急受診で費やす時間は平均して3時間半…。
施設に戻ると膨大に溜まったままのお仕事の山…。
こうした悪循環はよくあることですよね。
で、悪循環を引き起こした施設が次に行うことは、指導・研修である。
個々人の能力の引き上げに向かう。
1人で2人分、3人分の判断と無駄のない行動力を求めていく…。
研修時間が増え、日常的に消化せねばならない介護が累積して書類と共に積もっていく…。
人はけっきょく人で1人は1人の枠を超えることはない。
詰まるところ、バーンアウトしての離職につながる。
そう人手不足が加速する。
加速させるのは、
□ 高齢者ご家族
□ 施設経営者
□ 市町村施策
もちろん、それでも残り続け、研鑽を続ける崇高なスタッフはいるだろう。
土木建築並みの体力か、あるいは強権発動力のある片寄ったご性格の方々…である。
この難局を乗り越えるのは、そうした一握りの方々を遠ざけ、調和をもって団結を図ること。
体力・知力共に人間、限界がある。
お互いにサポート力を深め、互いの足らざるを埋める。
そうありたいものである。
介護業界はコロナでどう変わる?備品の備蓄が進む~囲い込み~
1章に力を入れすぎました…。
□ マスク
□ プラスチックグローブ
□ 紙エプロン
□ 消毒液
□ ペーパータオル
□ ハンドソープ
これらの備品の備蓄は予算に合わせて、どっさりと備蓄が進んでいることでしょう。
…と、ここまでは誰でも思いつくので当然の流れ。
備品…仕入れた後、検品してます?
紙マスクなど紐が簡単に外れてしまう…とか。
プラスチックグローブって滑りやすい粉が付着してますけど、ない…とか。
消毒液もそもそも謳い文句に忠実な濃度があるのか…とか。
調べてみると、足らないものだらけだった…なんてことにならないですか?
備品に支払うお金は、品不足から前年比より当然、割高…。
業者さん丸儲け…。
売って納品しちゃえば大成功ですから…。
粗悪品でも見てくれだけで納品しちゃえば良い、お金に変われば良いだけですから。
お金が絡むと商売人魂は地に堕ちる。
良い品を安全にお手元に…。
商人の美徳は本来、ここにあることが大切です。
…と、書くと品質保証、メーカー保証、5年保障…など家電メーカーの保証文句が頭に浮かんじゃいます…。
丁寧なお仕事は結果として無駄を省く。
いい加減なお仕事の連鎖があると、今回の場合で言えば、実際に備品を使用する時に介護現場が不都合を被ることになる。
経営陣が仕入れ、検品を怠った結果、ツケは現場に回ってしまうのだ。
あと…消毒液って用途によっていろいろあるでしょう?
手指消毒液でも、メーカーによって名前がそれぞれで含有量も違う。
いろいろなんですよ、これ。
現場で使用するのに、メーカー名で呼ぶ習慣は持ち込まないようにしましょう。
イソジン→うがい薬
という具合に使用法でネーミングしましょう。
これが製品名だと、
ハイパワー〇〇持ってきて!
あ、ロー〇〇だったわ!
手指消毒液なのに製品名が介護現場で飛び交うのは避けましょう。
すごく大きな無駄を産みます。
介護をしない経営陣が流行らせる製品用語と無駄…。
これも無くしていきましょうね。
介護業界はコロナでどう変わる?お金の話ばっかりだよねぇ…
結局は人手不足の解消にも支払いを渋る経営者のお金払い次第。
例えば証券上場一流企業が資本金を投じて介護業界に参入して、相場の2倍のお金を出して施設を運営し始めたら?
あっという間に勢力図が変わるでしょう?
あちこちの施設が四苦八苦して集める備品…全部、自社生産し始めたら?
そのノウハウと技術を持ち始めたら?
と、介護業界がコロナを機にどう変わるのか?
どれもお金が…たくさん絡みますよね。
医療保険のシステムから介護保険が誕生して、ずっとお金の話ばかりです。
いろいろな規制の法律…これも緩和すべきでしょうか。
あとブラックすぎる介護業界…経営者さん次第でもあります。
介護業界を変えるには経営者から!
経営者は学び行動して現場を引率していかなければならない。
と、外れたので軌道修正。
医療は数値で現実を示し、人の心・感情をねじ伏せる…。
介護は機器や数値に憧れながら、不確定な心と感情を中核に据えさせられる。
介護はじつに不安定。
不安定な土壌の揺れをクレーマーは突いて楽しむ…。
三重苦の介護現場。
せめて手厚く報いる法整備をして欲しいものだ…。
誰もが老いる…。
脈々と続く生命の連鎖。
誰もがやろうと思えば出来る介護。
放棄したご家族。
日々を追われる介護現場…。
コロナだ…インフルエンザだ…尿路感染症だ…。
社会のツケが全て介護現場に回る錯覚を感じる…。
専門性を高めると誰もが参加できる自然体の介護からは遠のいていくのに…。
研修でお金を稼ぐ人は生業だから、煽りも含む…。
煽りと分かる人と分からない人では受け止め方も違うのだ…。
施設という枠でのコミュニティー。
是非とも明るく調和のある介護現場であって欲しいものです(*^▽^*)
まとめ
医療を目指す人、介護を目指す人。
全ては同じ人。
医療現場でも介護現場でも、人だけでは成り立たず、多くの業者さんや品物に囲まれている。
その裏には熾烈なお金と時間のやり取りの構図が見えてくる。
いやいや…誰でも出来るお仕事で心や感情が大事だよ…そう主張する介護現場は多いだろう。
かくいう私もそうあって欲しいと願う。
しかし、介護現場で働く人も賃金と家庭のあり方に礎があるもの。
より良い介護とは何だろうか?
コロナウイルス感染症が流行したとて、ESBLやMRSA、ヘルペスなどなどいろいろな数値や画像に見える課題もたくさんあるのである。
次々と登場する病に見て見ぬふりは出来ず、対応を強いられるわけで、専門性や知識が次々と流れてくるんですけど、誰もが出来る介護じゃなくなっていくんですよね。
だから、三重苦のままで苦しさが消えない。
ゆとりあるプログラムをもって介護現場のお仕事を見直す時期に来ているということでしょう。
お金って本当にあるところにはあるけど、ないとこにはないのよね…(*^▽^*)
