介護業界はコロナでどう変わる?影響は人手不足と備品確保とお金ばかり
1はじめに
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本当にコロナウイルス感染症の蔓延には困ったものです。
誰もが罹患したくないウイルス第一位まで上り詰めました。
介護業界にも大きな影響が出ています。
人手不足に備蓄品や消耗品の確保、お金は湯水の如く使い捨て品で流れ出ていくばかり…。
今日はコロナウイルス感染症の影響から、今後の介護業界の変遷を想定した記事をお届けです。
2介護業界はコロナでどう変わる?影響はまず人手不足?
高齢者施設では虚弱な高齢者さんが多い。
コロナウイルス感染症が入り込めば高齢者施設では高齢者さんは全滅必至と言われています。
今のところ、全滅してしまった施設はもちろんないです。
しかし、お亡くなりになられた方が発生した施設は既にあります。
市町村ホームページで感染者数が公表され、行動記録も掲載されているところです。
テレビやラジオでの報道も多い。
新聞の記事にもなることもあります。
ただでさえ、傍若無人のクレーマー家族の危機にさらされつつ、日々の業務に追われる介護職員さんたち。
三重苦の環境に…次々と辞めてしまう人が登場しているでしょう?
介護職員さんの自宅にも、我が家にコロナを持ち込むというリスクにつながるもの…。
高齢者施設には医療機器が無い。
CTやMRIなんて便利な物も無ければ、採血1つの結果ですら数日がかかってしまう。
高齢者さんの体調不良をキャッチすれば、医療機関に受診になってしまいます。
これは特養でも老健でもサービス付高齢者住宅でも同じことです。
受診の付き添い担当者さんは、コロナの治療最先端の病院に、病を発した高齢者さんと共に飛び込むことになります。
是非とも危険手当が欲しいものです…。
いや…その前に高齢者さんのご家族さんは飛び込まないのでしょうか?
え?コロナになりたくないから、施設担当者様よろしく?
介護のお金を払っているから?
いやいや…入院になった時の承諾書や同意書…何より今後の治療方針や判断をどうしてくれるのでしょう?
…電話?明日まとめて?
施設を離れる受診は、ご家族さんがしっかり担うことで、高齢者さんの苦痛の時間が短縮になる他、二度手間三度手間を防げるのに…。
介護職員さんの場合、他の高齢者さんのお世話に回ることが出来るのに…。
1回の救急受診で費やす時間は平均して3時間半…。
施設に戻ってみると膨大に溜まったままのお仕事の山…。
こうした悪循環はよくあることなのです。
で、悪循環を引き起こした施設が次に行うことは、指導・研修である。
個々人の能力の引き上げに向かう。
1人で2人分、3人分の判断と無駄のない行動力を求めていく…。
研修時間が増え、日常的に消化せねばならない介護が累積して書類と共に積もっていく…。
人は人でしかなく、1人は1人の枠を決して超えることはできない。
詰まるところ、順次、バーンアウトして離職させてしまうことにつながる。
結果として、人手不足が加速する。
加速させるのは、
□ 高齢者ご家族
□ 施設経営者
□ 市町村施策
もちろん、それでも残り続け、研鑽を続ける崇高なスタッフはいるだろう。
土木建築並みの体力か、あるいは強権発動力のある片寄ったご性格の方々…である。
この難局を乗り越えるのは、そうした一握りの方々を遠ざけ、調和をもって団結を図ることが大切です。
体力・知力共に人間には必ず、限界がある。
お互いにサポートする力を深め、互いの足らざるを積極的に埋めて仕事をこなす。
そうありたいのが理想です。
介護業界はコロナでどう変わる?備品の備蓄が進む~囲い込み~
1章に力を入れすぎました…。
□ マスク
□ プラスチックグローブ
□ 紙エプロン
□ 消毒液
□ ペーパータオル
□ ハンドソープ
これらの備品の備蓄は予算に合わせて、どっさりと備蓄が進んでいることでしょう。
…と、ここまでは誰でも思いつくので当然の流れ。
備品…仕入れた後、検品してます?
紙マスクなど紐が簡単に外れてしまう…とか。
プラスチックグローブって滑りやすい粉が付着してますけど、ない…とか。
消毒液も…そもそもの謳い文句に忠実な濃度があるのか…とか。
調べてみると、足らないものだらけだった…なんてことになっていないですか?
備品に支払うお金は、品不足から前年比より当然、割高になっている…。
商品業者さんが丸儲け…。
売って納品しちゃえば大成功ですから…。
粗悪品でも見てくれだけで納品しちゃえば良い、お金に変われば良いだけですから。
お金が絡むと商売人魂は地に堕ちる。
良い品を安全にお手元に…。
商人の美徳は本来、ここにあることが大切です。
…と、書くと品質保証、メーカー保証、5年保障…など家電メーカーの保証文句が頭に浮かんじゃいます…。
丁寧なお仕事は結果として無駄を省くことにもなります。
いい加減なお仕事の連鎖が途中にあると、今回の場合で言えば、実際に備品を使用する時に介護現場が最後に不都合を被ることになる。
経営陣が仕入れ、検品を怠った結果、ツケは現場に回ってしまうのだ。
あと…消毒液って用途によっていろいろあるでしょう?
手指消毒液でも、メーカーによって名前がそれぞれで含有量も違う。
いろいろなんです、これ。
現場で使用するのに、メーカー名で呼ぶ習慣は持ち込まないようにしましょう。
イソジン→うがい薬
という具合に使用方法でネーミングしましょう。
これが製品名だと、
ハイパワー〇〇持ってきて!
あ、ロー〇〇だったわ!
手指消毒液なのに製品名が介護現場で飛び交うのは避けましょう。
すごく大きな無駄を産みます。
介護をしない経営陣が流行らせる製品用語と無駄…。
これも無くしていくことが大切です。
介護業界はコロナでどう変わる?お金の話ばっかりだよねぇ…
結局はコロナ禍の人手不足の解消にも、支払いを渋る経営者のお金払い次第です。
例えば証券上場一流企業が資本金を投じて介護業界に参入して、相場の2倍のお金を出して施設を運営し始めたら?
あっという間に地域の介護職員さんの勢力図が変わってしまうでしょう?
あちこちの施設が四苦八苦して集める備品…全部、自社生産して卸し始めたら?
そのノウハウと技術を持ち始めたら?
と、介護業界がコロナを機にどう変わるのか?
どれをするにもお金が…たくさん絡んできます。
医療保険のシステムから介護保険が誕生して、ずっとお金の話ばかりです。
いろいろな規制の法律…これも緩和すべきでしょう。
あとブラックすぎる介護業界…経営者さん次第でもあります。
介護業界を変えるには経営者から!
経営者は学び行動して、現場を引率していかなければならない。
と、話題が逸れて外れてきたので軌道修正。
医療は数値で現実を示し、人の心・感情をねじ伏せる…。
介護は機器や数値に憧れながら、不確定な心と感情を中核に据えさせられる。
介護はじつに不安定なのです。
不安定な土壌の揺れをクレーマーは突いて楽しむ…。
三重苦の介護現場。
せめて手厚く報いる法整備をして欲しいものです…。
誰もが老いる…。
脈々と続く生命の連鎖。
誰もがやろうと思えば出来る介護。
他人任せに放棄したご家族。
日々をお仕事に追われる介護現場…。
コロナだ…インフルエンザだ…尿路感染症だ…。
社会のツケの全てが介護現場に回る錯覚を感じることがあります…。
専門性を高めると誰もが参加できる自然体の介護からは遠のいていくのに…。
研修でお金を稼ぐ人は生業だから、煽りも含む…。
煽りと分かる人と分からない人では受け止め方も違うのだ…。
施設という枠でのコミュニティー。
是非とも明るく調和のある介護現場であって欲しいものです。
まとめ
医療を目指す人、介護を目指す人。
全ては同じ人。
医療現場でも介護現場でも、人だけでは成り立たず、多くの業者さんや品物に囲まれている。
その裏には熾烈なお金と時間のやり取りの構図が見えてくる。
いやいや…誰でも出来るお仕事で、心や感情が大事だよ…そう主張する介護現場は多いだろう。
かくいう私もそうあって欲しいと願う。
しかし、介護現場で働く人も賃金と家庭のあり方に礎があるもの。
より良い介護とは何だろうか?
コロナウイルス感染症が流行したとて、ESBLやMRSA、ヘルペスなどなど、いろいろな数値や画像に見える病気もたくさんあるのである。
次々と登場する病に見て見ぬふりは出来ず、対応を強いられるわけで、専門性や知識が次々と流れてくるんですけど、誰もが出来る介護じゃなくなっていくんです。
だから、三重苦のままで苦しさが消えない。
ゆとりあるプログラムをもって介護現場のお仕事を見直す時期に来ているということでしょう。
お金って本当にあるところにはあるけど、ないとこにはないのです。
誠にありがとうございました。
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