春に磨く「届ける力」!福祉用具のプロが見直したい7つの工夫

目次
はじめに…春風が吹くと心も環境も動き出します
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春って、不思議な季節です。
何かを始めたくなったり、ちょっと背筋を伸ばしてみたくなったり。
誰に言われたわけでもないのに、「あれ…私、このままでいいんだっけ?」なんて、ふと立ち止まって考えてしまったりもします。
福祉用具に関わるあなたも、もしかしたらそんな気持ちを抱えているのではないでしょうか?
仕事は慣れてきた。
でも、同じ毎日が続くと、知らず知らずのうちに“流れ作業”になっていたりして…。
なんとなく物足りない。
誰かの役には立っているはずなのに、何かが足りない。
そんなモヤモヤ、春風に吹き飛ばしてもらいまいましょう!
福祉用具の仕事は、単にモノを運んで終わりじゃありません。
あの人の“立ち上がり”を変えたり、この人の“日常”に希望の一手を届けたり。
あなたがちょっと笑顔で訪問するだけで、「あっ、あの人だ」とホッとされることもあるんです🩷。
すごくないですか?それ。
さあ、この春は、“届ける力”にもうひと味、磨きをかけていきませんか?
あなたの声、あなたの気づき、あなたの工夫が、誰かの明日を支えるヒントになる。
そんな7つの工夫を、春風にのせて、こっそりこっそりお届けします。
第1章…福祉用具の仕事は“届ける”だけじゃない
玄関先にそっと置いて「はい、失礼しまーす!」で終わるなら、宅配便で十分です。
でもあなたは違う。
だって、それ…ただの椅子じゃないんですよ?
その椅子があるだけで、ご本人が自分でズボンを履けるようになるかもしれないし、そのベッドがあるだけで、ご家族の「夜中の見守り」が激減するかもしれない。
え?いつの間にか、福祉用具のプロって、小さなヒーローみたいなポジションじゃないですか。
ただ、ヒーローって派手じゃないと目立たないから、自分ではあんまり気づかないんですけどね。
ほら、あなたも地味めな作業着でコツコツ働いてるじゃないですか。
でも、地味でも、地道でも、“届け方”ひとつで、暮らしはがらっと変わるんです。
たとえば、杖ひとつにしても、「色はこの3色です」って渡すのか、「春だから、ピンクが似合いそうですね~」って渡すのかで、相手の反応はまるで違います。
用具の配置だって、「ここに置いておきました」だけじゃなくて、「普段、あの椅子よく使ってますよね?ここに置いたらどうでしょう」って一言添えるだけで、プロ感が2割増し。
しかも好印象。
え?ちょっと口が回らない?
大丈夫。
春なんですから、噛んでも許されます。
春の季節の魔法です。
大切なのは、「私は用具を運ぶ人」ではなく、「この人の暮らしを支えるために来た人」だと、ちゃんと自分に言い聞かせておくことです。
たとえ、それが軽い折りたたみ杖であろうと、重たい電動ベッドであろうと。
あなたの訪問は、“暮らしの安心”を届ける時間🩷。
そこに自信を持って、今日もひとつ、あの玄関のチャイムを押していきましょう。
第2章…身だしなみも声も道具のひとつ!印象で“相談される人”になる
道具って、目に見えるものだけじゃないんです。
もちろん車いすやベッドは大事。
でも、実はそれを届ける“あなた自身”が、最高に頼れる福祉用具だったりして。
いやいや、自分を用具扱いするのはどうかと思う?
でもね、誰よりも“運びやすくて使いやすくて、安心感があって、何より頼りになる”のがあなたなんですよ。
すごいじゃないですか!
その第一印象、もう一度見直してみませんか?
春は出会いの季節です。
新しいケアマネ、新しい看護師さん、新しいご家族…「はじめまして」のオンパレード。
そんなときに、名刺の写真が数年前の秋のままだったり、声が寝起きみたいにボソボソしてたら…どうでしょう。
あれ?この人、誰だっけ?って思われかねません。
あ、ちなみに春服。おしゃれし過ぎなくていいんです。
「頑張ってます感」が大事なんです。清潔感と、ちょっとした季節感。
たとえば淡い色のシャツ1枚でも、「春ですね~」なんて言われちゃう。
言われた方も「うふふ」とちょっと和む。そう、それがあなたの“柔らかい用具力”。
声だって大事です。
聞き取りやすい声で、ゆっくり話すだけで、「あ、この人話しやすいな」って思ってもらえます。
そしてなにより、「この人には、ちょっと相談してもいいかな」って空気になる。
その空気が、信頼の始まりです。
大げさに思えます?でも本当なんです。
見た目・声・名刺・カタログ・チラシ。
全部が、実は“あなたという提案ツール”の一部🩷。
それを磨くってことは、単なる営業スキルじゃなくて、「安心して頼ってもらう力」を育てること。
さぁ、今日も鏡の前でにっこり笑って、「いってきます」。
その笑顔が、あなたのいちばん大切な“春の支援ツール”かもしれません。
第3章…新しい出会いと再会がチャンスになる季節
春って、ほんとに忙しい。
あのケアマネさんは異動になり、いつも元気だったあのご家族とも「これが最後の訪問ですかね」なんてしんみりして。
でもその一方で、「はじめまして、今日から担当します」なんて新しいご縁もドカドカやってくる。
まるで福祉界の桜前線。
人の流れが一気に押し寄せる季節なんです。
そんなとき、何よりも大事なのは、“最初の顔”。
「あの人、感じいいね」って一発で覚えてもらえるかどうか。
だからって、突然ギャグをかましたり、大声で「おはようございますぅぅぅッ!」と叫ぶ必要はありません。
それじゃただの陽気な謎の人です。
目指すのは、“話しやすそう”で、“頼りがいがありそう”で、“何となくまた来てほしい人”というポジションです。
実はそれ、ものすごく高度なスキルなんです。
用具の知識より前に、まず「人としての空気感」が問われる。
「また会いたい」が、「またお願いしたい」に変わっていく。
それって、もう立派な提案力です。
再会のチャンスだって侮れません。
一度ご縁があった人と、また顔を合わせるというのは、ちょっとした“ご縁の再点火”。
「あ、また来てくれたのね」
「お元気そうで何よりです」
そんなひと言の中に、信頼の火種がぽっと灯る瞬間があります。
用具のことはもちろん大事です。
でも「この人は信頼できる」「この人に相談してみたい」って思ってもらえることが、実は一番の“生活支援”かもしれません。
春のご縁は、芽吹きのチャンス🩷。
次に会ったときに「あのとき話したあの人だ」と覚えてもらえるように、今日もひとつ、あなたらしい笑顔と一言を大事にしていきましょう。
ちょっと鼻がむずむずしても、それは花粉じゃなくて、春の縁起かもしれません。
第4章…お届けの先にある“ひと工夫”がプロの差をつくる!
用具を届けて、組み立てて、設置して、「以上でございます~」と笑顔で退出。
うん、それでも十分なんです。
十分なんだけど…もうひと歩きしてみませんか?
そう、それが「プロのひと工夫」。
たとえば、訪問先で「あ、ここ、ちょっとホコリたまってるなぁ…」と思ったら、ささっと取り出す秘密兵器――それが、あなたのポーチに忍ばせてあるウェットティッシュ!
サッと拭いて、「ついでに軽く拭いときました~」と、何でもない顔で言うか、スルーして次回につなぐかは自己判断。
でも、自分の心の中ではクラッカーを鳴らしてくださいね。
もちろん、気づいた相手の心の中でも、拍手が沸き起こるはず。
きっと多分スタンディングオベーション。
もちろん、掃除屋さんになる必要はありません。
目的は「気づける人」だと思ってもらうこと。
ただの用具屋さんじゃない、“この人、暮らし全体を見てるんだ”って思ってもらうこと。
脱衣所が滑りやすそうだったら、「マットとか工夫できますよ」
台所が遠いなら、「移動を少なくするアイデア、あります」
芳香剤の香りがきつかったら、「もっと穏やかな香りもありますよ」
そんな小さなアドバイスが、実はめちゃくちゃ響くこともあるんです。
しかも、こうした“暮らしの提案”って、意外と女性の方が得意だったりしますよね。
お掃除?日用品?収納?
あれ、それ、まさに日頃の家事力がそのまま活きる分野じゃないですか。
お母さん、奥さんや事業所の同僚など女性に指南していただくのも良いかもしれませんね。
そして忘れちゃいけないのが、道具そのものの置き方や見せ方も演出の一部。
ただ置くんじゃなくて、「この方なら、ここにこう置いた方が安心だなぁ」とか「この角度なら、ご家族も使いやすいかな?」とか、そんな“妄想力”こそ、プロの提案力。
設置が終わったとき、ただの無機質な道具が、ちょっと人のぬくもりを帯びている。
それが、あなたの“届ける力🩷”の仕上げなんです。
「こんなことまでやってくれるの?」なんて驚かれることもしばしば。
でも、あなたにとっては「ちょっと気づいただけ」なんですよね。
それができる人、そう、まさにここでネタを掴んで今を懸命に頑張るあなただけです。
第5章…チームで届ける“その一歩”――他職種とつながって磨く福祉用具提案の力
福祉用具の仕事って、ひとりで完結しそうで…実はまったくそうじゃありませんよね。
ひとりで訪問してるように見えて、実はその後ろに、ケアマネさんや看護師さんやリハビリの先生やご家族がズラッと並んでる、いわば“暮らしの応援団”の一員なんです。
でも…これ、言うは易しなんですよ。
「あ、連携って大事ですよね〜」なんて、面談の時はみんな言うんですけど、実際のところ「ST?OT?あの略語の人、何してくれるんでしたっけ?」って混乱してる方、けっこういます。
大丈夫。
最初はみんなそうです。
STは言語聴覚士、OTは作業療法士、PTは理学療法士、NSは看護師…って覚えるだけでも、一種のスキルアップ🩷。
でもここで一番大切なのは、“その人たちが何を見ているのか”を知ろうとする気持ちなんです。
理学療法士さんは、足元を見ています。
作業療法士さんは、手や指先、そして日常動作の動線を見ています。
言語聴覚士さんは、飲み込む力や言葉のやりとりに注意を向けています。
看護師さんは、全体の体調、肌の状態、生活リズムを見守っています。
そしてあなたは、そこに“道具”をつなぎに行く人。
用具というピースを、その人の暮らしのパズルに、そっとはめ込む人なんです。
だから、他職種の人の目線や意図する視点に気づくたびに、「あ、この道具なら合うかも」とひらめくチャンスが生まれる🩷。
まるで“連携フィーバー”です。
しかも無敵モードつき。
「でも私、そんなに医療の知識ないし…」なんて心配はいりません。
相手の話をちゃんと聞いて、「メモる」ことから始めれば、もうそれだけで立派な連携。
そのメモ、次に活かせば、もうあなただけの“プロの引き出し”になっていきます🩷。
メモ帳でもスマホのメモアプリでも、好きな方法でいいんです。
「この方、夜間のトイレが課題って看護師さんが言ってたな」なんて情報があれば、次の提案が一気に“的を射たもの”になります。
チームで動くって、時に面倒くさいこともあります。
意見がぶつかったり、段取りが増えたり、資料を揃えるのが地味に大変だったり。
でも、その向こうにいるのは、誰かの「助かった」「ラクになった」の声なんですよね。
そして、その「ありがとう」の一部が、あなたの届けた用具に込められていたとしたら…
なんだか、春の風がちょっとあたたかく感じませんか?
あなたひとりじゃない。
届ける力は、チームの中で、どんどん磨かれていきます。
この春こそ、あの人と、あの人と…もう一歩近づいて、“つながる福祉”を広げていきましょう。
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まとめ…春は、あなたの「しごと力」が伸びる季節です
春になると、草花だけじゃなく、人の心も芽吹くんです。
あたたかい風が吹いて、ちょっと動いてみたくなる。
いつも通りの仕事のはずが、なんだか少し違って見える。
…そんな“揺らぎ”がある今だからこそ、変われるチャンスなんです。
福祉用具の仕事って、ほんとに奥が深い。
届けるだけじゃなく、提案も、観察も、声かけも、身だしなみも、実はぜ~んぶが支援の一部🩷。
そして、あなたのその一つひとつの行動が、誰かの暮らしにそっと根を張っている。
春の新芽みたいに、小さくても確かに育っている。
記事には7つの工夫が散りばめてあったんですが、ぜんぶ実行しなくて大丈夫です。
あなたが「やってみようかな」って思えるものから、ちょっとずつでいいんです。
なんなら、半歩でもいい。気づいたことをメモするだけでも、素晴らしい一歩です。
大切なのは、“届けることに心を込める”という姿勢。
その気持ちは、道具よりも先に、相手の心に届きます。
そして何より――
あなた自身が、この春を楽しむこと。
風が気持ちいい日には、車の窓をちょっと開けてみたり。
新しいカタログに桜のシールを貼ってみたり。
訪問先で出されたお茶がぬるくても、「あ、飲みやすくしてくれたんだな~」とニッコリできたら、もうそれで合格です。
この春、あなたはひとりじゃありません。
用具のことがわからない新人さんも、リハビリの先生も、ちょっとクセのあるあのケアマネさんも。
みんな、同じ春のなかで、誰かのために動いています。
その中で、あなたの“届ける力”が、ふわっと花開くことを、私は信じています。
さぁ、今日もいつもの玄関でチャイムを押しましょう。
中から聞こえる「はい、どうぞ~」の声が、あなたのこの春のスタートラインです(^-^)
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