春こそお風呂で元気にな生活だ!高齢者の入浴を楽しく見直す季節にしませんか?

目次
はじめに〜汗とスキンケアと“もやもや”を乗り越えて〜
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春が来ると、なんだか不思議と前向きな気持ちになりますね。
ぽかぽか陽気に誘われて、上着を脱いでみたり、庭先の花をじっと眺めてみたり、ついつい深呼吸したくなったり――
まるで心がほぐれてくるような、そんな季節です。
そんな春だからこそ、今日は「お風呂」のお話をしてみようと思います。
そう、あの“命の洗濯🩷”という名セリフでも知られる、お風呂です。
……え?最近はシャワーで済ませちゃってる?
それはもったいないっ!春のお風呂には、ただ体を洗うだけじゃない、もっともっと深い魅力があるんです。
高齢者さんにとっても、それは同じこと。
清潔にする、血行をよくする、リラックスする――そんな効能はもちろんのこと。
ちょっとした工夫で、お風呂は「日常のレクリエーション」にもなるんです。
でもまあ、そう簡単な話じゃないのも分かります。
寒暖差が激しい春、滲む汗は気づかぬうちに溜まっていくし、
ヒートテックの呪縛(!?)に悩む日もあれば、急に肌寒くて布団から出たくない朝もある。
おむつ使用の高齢者さんには、感染予防や皮膚ケアの面でのお悩みも山ほどあります。
だからこそ、今回は考えてみたいのです。
「高齢者のお風呂って、結局どうすればいいの?」というモヤモヤに、春らしいゆるやかさとユーモア、そして現場感バッチリの視点をもって、優しく、でもしっかり答えを探ってみたいと思います。
あなたのまわりにいる大切な高齢者さんが、今日も「ふぅ~、いいお湯だった」とニッコリできるように――
お風呂をもっと楽しく、もっと気持ちよくするためのヒント、ぜひ一緒に見つけていきましょう♪
第1章 春のお風呂事情?回数って、けっきょくどうなの?
さてさて、いよいよ本題に入ってまいりました。
高齢者さんのお風呂、いったい週に何回がちょうどいいのでしょう?
……と聞かれた時、「さぁ?」と首をかしげたくなる人、正直多いんじゃないでしょうか。
だってそうですよね。
本人の体調も、生活環境も、気分だって日によって違うのに、「週〇回が正解です!」なんて、簡単に言い切れるわけがないんです。
例えるなら、「今夜の晩ごはん、何が一番うれしいですか?」と同じくらい、人それぞれの話。
現役で畑に出てシャキシャキ働いているおじいちゃんには、毎日の入浴がリズムとして合っているかもしれません。
けれども、寝たきりで介助が必要な方には、週に2回が現実的な回数だったりします。
そして何より忘れてはいけないのが、「本人の気持ち」。
毎日でも入りたいという方もいれば、「寒いからイヤ」「今日は気分が乗らないの」なんていう日も当然あるのです。
ちなみに、ある介護施設では「週2回の入浴が原則です!」と胸を張って言っていたりしますが、その“原則”って誰が決めたの?と聞くと、「施設の方針です」だったりするわけです。
在宅介護だと「介護保険の点数の関係で週3回が限度ですね」と言われたりして、なんだかちょっと、介護する側の事情が先に立っているような気がしないでもありません。
でも思い出してみてください。
お風呂って、本来“気持ちよくなるため”に入るものなんですよね。
病気を防ぐとか、皮膚を清潔に保つとか、それももちろん大切なんですが、いちばんの理由は、「ああ、さっぱりした~!」という、あの幸福感。
入る回数に“正解”はありません。
あるとすればそれは、「その人が気持ちよく、無理なく続けられる回数」です。
今日入りたくないなら、それもOK。明日気が変わったなら、それもまたOK。
大事なのは、週に何回かという数字の話よりも、“この人にとって、どんな入浴が心地よいのか”を一緒に探していくこと。
そう、風呂の数を数えるよりも、笑顔の数を数えてみたいものです。
第2章 お湯加減はいかがですか〜?
さてさて、お風呂といえば、まず聞きたくなるのがこのひとこと。
「お湯加減、いかがですか〜?」
これ、もう日本全国の介護現場でどれだけ言われてきたかわからない、定番のセリフですよね。
でもこの“お湯加減”、実はけっこう奥が深いのです。
一般的には、「40度未満がいいですよ~」なんてお話がよく聞かれます。
体温より少し高いくらいがちょうどよくて、血行も良くなるし、心臓にも優しい、なんてお医者さんもよく言います。
でもですね、高齢者の中には「ぬるい湯なんて、風呂じゃない!」と豪語する“熱湯命”な方もいらっしゃいますし、逆に「ぬるめのお湯で、ぼーっと入るのが最高なのよ」と、温泉の達人みたいな方もいたりして、結局のところここでもやっぱり「好み」がものを言うわけです。
ただし、寒暖差の大きい春は、ちょっと注意が必要です。
ぽかぽか陽気だと思っていたら、翌日はヒンヤリ肌寒い……
そんな日が続くと、本人の感覚と実際の体の状態にズレが出るんですよね。
「今日はあったかいから熱い風呂でも大丈夫」と思っていても、体はついていってなかったりして、急な血圧の変化でクラっときたり、立ち上がった瞬間にふらついてしまったり……
そう、お風呂って、ただの水場じゃなくて、小さなイベント会場なんです。
それもかなり…ドキドキの。
湯船に入ると、体はぽかぽか、心もぽよぽよ、リラックスモード全開になります。
でも、だからといって長湯しすぎると、今度はのぼせたり、血圧がストーンと落ちたりするので、これもまた難しい。
「気持ちいい」が「ちょっとしんどい」に変わる、その絶妙なライン。
それを見極めるのが、我々介護者やご家族の腕の見せどころというわけです。
そしてね、面白いのが、お湯の温度の感じ方って、日によって、いやもう、その人の気分🧡によってコロコロ変わるんですよ。
昨日は「ぬるすぎて風邪引くわ」って言ってた人が、今日は「ちょっと熱いわねぇ」なんて言ったりして。
ほんと、お風呂の温度って、気温と気分に左右される、不思議な生き物みたいなものかもしれません。
ですから、目安はあれど、答えはいつだって“その日そのときの、その人の声”です。
「今日のお湯、気持ちいいですか?」と聞くたびに、「ああ、これが対話の基本なんだな」なんて、ふと思ってみたり。
結局、お湯の温度よりも、心の温度を大事にしていたいなと感じる、そんな春のお風呂事情です(^-^)
第3章 お風呂はスリルとやさしさの共演の場です
お風呂🛁って、ほんとうに不思議な場所です。
湯気が立ちこめ、ぽかぽかと気持ち良くなる空間……のはずが、介護の現場においては「ここがいちばん緊張する!」なんて声も多いんです。
ええ、もうそれはまるで、静かなる戦場。
気を抜いた瞬間に“ズルッ”や“ドボン”が起きるかもしれないスリル、そこにやさしさが同居しているのです。
たとえば入浴前。
施設ではよく「バイタルチェック」をするのですが、これがまた神経を使います。
血圧、脈拍、体温……その数値、ほんの少し高いだけでも「今日はお風呂どうしますか?」という相談会が始まります。
「え?上が160?うーん……やめとこっか?」「でも本人は入りたがってますけど……」
そんな会話が廊下の片隅で繰り広げられているんです。
お風呂の裏では、決してのんびりしていない世界があるのです。
でね、高血圧って聞くと「お風呂はダメ!」って思いがちですが、実はちょっと違うんです。
血圧って、脱衣所に入ったときがピークなんですよ。
服を脱ぐ寒さ、緊張感、そして人の目。
これが組み合わさると、ホースに勢いよく水を流すような状態になります。
ピューッと上がるんです、血圧。
でも洗い場で体を流して、シャワーのお湯がじんわりと皮膚を温め始めるころには、少しずつほぐれてくる。
そして湯船に浸かると、ホースもゆるみ、水の流れも落ち着いてくる。
ああ、まさにこの瞬間、温泉に癒されるカピバラのような顔になります。
このときばかりは、「入れてよかった」と心から思うんです。
ところがどっこい、気を抜いてはいけません。
湯船から出たあとの脱衣所、ここがまた鬼門。
先ほど温まった体が、急に冷気にさらされて、また血管がキュッと縮んでしまうんですね。
これがいわゆる“ヒートショック”。
さっきのカピバラが、急に冷水をぶっかけられたような顔になります。
だからこそ、出るタイミング、保温の準備、タオルの速さ、すべてが介助者の腕の見せどころ。
もうこれは、忍者か舞台の黒子さんかってくらいの動きでサポートしていきます。
そしてここでもうひとつ大事なのが、「入浴の中止判断」。
誰だって、できれば入れてあげたいと思うんです。
でも、心臓が弱っていたり、透析を受けていたり、皮膚の状態が悪かったりすると、「今日はやめましょう」という選択も必要💡になります。
ただし、それを“がっかりさせない”伝え方っていうのも、これまた難易度高め。
「今日はね、特別に足だけ気持ちよくして、明日は全身にしよう!」なんて提案で、さりげなくプラン変更していく技術。
気づかれないようにするけど、でもしっかり守ってる。それが愛ある介護の技なんですよね。
だからこそ、お風呂の介助って、ただの“作業”じゃないんです。
命の安全と、その人らしさを守る“舞台”みたいなもの。
転ばせないように、気を張って、でも気持ちはゆるく寄り添って――まさに“プロフェッショナルの技と心の共演”なんです。
今日もどこかの浴室で、高齢者さんと介助者さんが、静かなバトルとやさしさのリレーをしていると思うと、なんだかちょっと誇らしい気持ちになりますね(^-^)
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第4章 入浴をもっと楽しく!春にぴったりなお風呂がイベントになる日
さてさて、「お風呂」と聞いて思い浮かべるもの、なんでしょう?
湯気、タオル、あたたかさ、ああ、気持ちいい……それも正解。
でも、今日からはもうひとつ思い出してほしいんです――「ワクワクする小さなイベント」だということを。
そう、ただ体を洗って、湯船に入って、ハイ終わり。
そんなの、もったいないったらありゃしません。
せっかくなら、入浴のたびにひとつ“仕掛け”を用意してみましょう。
たとえば、今日は桜🌸の香りで春気分。
明日はレモンでさっぱり爽快。
お次はヒノキで「なんちゃって温泉ごっこ」。
お湯の中に色をつけるだけでも「おおっ、今日はピンク風呂ですか!?」と話題が広がるから不思議です。
それから、音の力も侮れません。
風呂場の片隅から流れる昭和の名曲、ちょっと鼻歌まじりに歌い出したりして。
「わたし、この曲で結婚式踊ったのよ〜」なんて昔話が飛び出したら、それはもうお風呂がタイムマシンに早変わり。
そして、やっぱり春は「さくら」が主役です。
壁に小さな桜のシールを貼っただけで、「今日はお花見風呂ですよ〜」なんて盛り上がるんですから、飾りってすごい。
洗い方ひとつとっても、マンネリ打破のチャンスがあります。
ふわふわの泡をたっぷりつくって、「モコモコ祭り!」と名付ければ、それだけでイベント完成。
タオルでくるくるマッサージをして「今日はリラクゼーションコースです」なんて案内すれば、もはやスパ気分。
泡の香りを変えたり、スポンジの素材を変えたり、ちょっとした変化で“いつもと違う”を楽しむことができるのです。
そして忘れてはいけないのが、入浴後のひととき。
ローションを塗るときには「今日もお肌つるつる計画進行中〜♪」と笑わせたり、
髪のセットに「今の流行りの“昭和美人”スタイルでキメてみましょうか!」なんて提案したり、
もうここまで来たら、ただのお風呂じゃありません。れっきとした“娯楽の時間”です。
もちろん全部毎回やる必要はありません。
その日その日の“ひとネタ”を選んで、「今日はどれにする?」というやりとりそのものが、もう立派なコミュニケーション。
ご本人の「これがいい!」があればその日だけのスペシャルメニュー。
「おまかせします〜」なんてお返事なら、「本日の店長おすすめ」でご案内。
お風呂は自由です。バリエーションも自由。何より、楽しむことも自由!
誰だって、毎日同じメニューじゃ飽きちゃいます。
だからこそ、たまには「お風呂のくじ引き」とか「ラッキーアイテム付き入浴券」なんて、お楽しみアイデアを用意してみても面白いかもしれませんね。
気がつけば、「今日はお風呂ないの?」と聞かれるほどに楽しみにしてくれていたり。
そんなふうに思ってもらえたら、それこそが私たちの“ごほうびタイム”でもあるんですよね。
春の風とともに、今日も浴室に笑い声が響いたなら――
それはきっと、“気持ちよさ”と“楽しさ”が寄り添った、最高のひとときだったに違いありません(^-^)
まとめ 春だからできる気持ちよさの提案
こうして振り返ってみると、お風呂って本当に奥が深いものですね。
回数は何回が正しいのか、お湯の温度はどうすればいいのか、介助はどこに気をつけるのか――
ひとつひとつ考えていくと、それはまるで温泉旅行の旅程を立てているかのよう。
でもね、どんなに事前の計画があったって、最後に大事なのは「本人の気持ち」だったりするんです。
今日は入りたくないな、そんな日もある。
明日は気分💚がいいから長めに浸かりたいな、そんな日もある。
それでいいんです。
その時の、その人の“心の声”をちゃんと聞いてあげることこそ、いちばんのケアなんですから。
制度だってあるし、時間の都合だってある。
職員だって家族だって、余裕があるときばかりじゃありません。
それでも私たちは、できるだけ「その人らしさ」を守るために、お風呂という日常の中に小さな奇跡を起こしていくんです。
香りひとつ、音楽ひとつ、泡の感触ひとつ、会話のひとことひとことが、“ただの入浴”を“その人だけの特別な時間”に変えていきます。
笑い声がこぼれたり、湯気の中でうとうとしたり、お風呂上がりに「はぁ〜、いいお湯だったわ〜」なんて、心からの一言が聞けた日には、もうそれだけで一日の疲れも吹っ飛んでしまいますよね。
そして春は、そんな“ちょっといい時間”をはじめるのにぴったりの季節。
新しい何かを試してみるにも、失敗して笑い合うにも、春の空気はいつでも味方してくれます。
さあ、今日も誰かのお風呂が、ただのルーチンじゃなく、心がふわっとほどけるような、あたたかい時間になりますように。
湯気の向こうに見えるのは、今日という一日をちょっとだけ前向きにしてくれる、小さな奇跡かもしれません。
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