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認知症など介護を受ける老人がショートステイを嫌がるのは理由がある!

投稿日:2018年7月31日 更新日:


<こんな旅館みたいでも…行ってくれないかなぁ…。>

はじめに

ショートステイとは、施設に予め予約をして、予約した日数分を宿泊して介護を含む衣食住の支援を受ける介護保険のサービスの1つです。

医療系は『 短期入所療養介護 』
介護系は『 短期入所生活介護 』

どちらもショートステイと片仮名では呼ばれます。

今日は、そんなお泊りへ行きたがらない利用者さんを抱えるご家族様宛の記事です。

ん?行かせるための記事?

いやぁ…行かさないための記事ですかね。

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認知症の方がショートステイを嫌がる理由

認知症の利用者さんがショートステイを嫌がるのは、分析してみますと、理由があります。

認知症とは、

・ 新しいことを覚えられない…とばかりも言えませんけど、覚えにくくなります。
・ 複雑な事柄ほど忘れて覚えにくくなります。

という病気の性質があります。

そんな人がですよ、たまに連泊するとはいえ、知らない人に囲まれて、知らない人と過ごす…。

そこには、恐怖感しかありませんよね。

建物の構造から、そこで働く人まで…。

全てが知らない場所と人です。

同世代と他の利用者さんを紹介されても、名前を聞いても姿を見てもピンと来ない…。
そう…昔の姿しか覚えていない…そんなこともあるのです。

ショートステイを嫌がる理由は、極論、防衛本能ですね。

ショートステイで何も本人が困ることがなくて、落ち着ける場所という認識が心で理解できるまで、拒否反応は続くことになります。

拒否反応の解消は、認知症の利用者さんが主に過ごす場所にヒントがあります。

ご自宅ですよね。

拒否反応は裏返せば、自宅の居心地が良いとも言えるのです。

ご自宅のどの辺りに安心感があるのか?

そこを分析してショートステイで取り入れることが出来れば拒否の解消につながりますよね。

やかましく利用を長時間説得する!

…そんなことをしていては騒々しくて落ち着けない場所となるのがオチですよね。

介護を受ける老人がショートステイを嫌がる理由

一方、寝たきりなどで身体的な介護を受ける老人の場合…。
こちらは羞恥心や遠慮が先行して嫌がることの理由につながることが多いです。

特にお風呂や排泄の介助。
知らない人に介護を受ける抵抗感って、どうしてもあるものですよね。
家族だと、申し訳ないけれども共存していますから、頼みやすいですもの。

逆に言うと他人はどこまでも他人。
親し気に寄られるだけで嫌悪感の対象となり、積もれば凝り固まった拒否材料です。

このような場合は、ビジネスファーストの姿勢が合致しやすい傾向にあります。
クオリティーの高い介護の提供ですよね。

え?いつも高いクオリティーを全員に提供してる?

そうですよね、介護の職員さんは差別なく、全員に向けて頑張ってますよね。

ここで言うクオリティーが高い仕事とは、ホテルマン並みの接遇ある介助の提供です。

話し方から触れ方、介助の仕方まで、ホテルマンを意識して提供します。

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親しさの介助を目指すのではなくて専門性ある過剰介護を提供すると、利用者さんと介助者さんの距離がグッと短縮されます。

これは、『 介護が凄い! 』という認識をしていただくことです。

利用者さんには、家族が指示通りに介護してくれるので良いと思っている面もあります。

利用者さんが思うこと 』『 家族が実際に行う介護

この2点を介護する職員さんが、越えてしまうクオリティーを提示すると、壁は容易に解消されてしまうものです。

それでもショートステイを利用して欲しいご家族様の理由

さて、利用者さんが認知症でも介護を受ける障害がある場合でも、共通して、利用者さんは自宅での介護環境が好きということです。

家族と共に自宅で過ごすことに愛着があるということですよね。

そんな利用者さんの信条を理解した上で、家族様としてはどうしてもショートステイを利用して欲しい!という理由が発生することがあります。

心を鬼にしてショートステイに無理やり行っていただく…。

これはなるべく避けましょう。

家族の絆に亀裂が入ってしまいますからね。

ショートステイ利用のための説得

普通に伝えれば拒否するのが一般的。
だって、家族様でもそうでしょう?

『〇〇施設に〇泊してきて!』って言われて行きませんよね?

とはいえ、利用者さんにショートステイへと行っていただくには、行ってもらう大事な理由があるからです。

そこを丁寧に説明する努力を徹底しましょう。

注意点としては、家族ですとお互いがよく知っているので、

・ 唐突な物言いになりやすい。
・ 内容が分かっているものと省略されやすい。
・ 前後の脈絡なく話題にしやすい。
・ すぐに感情的になりやすい。

このような欠点とも言える注意点があります。

その上で、心穏やかに、時間をかけて丁寧に説得することが大事です。

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まとめ

利用者さんにとって、デイサービスなどで慣れた施設へショートステイに行くなどの場合には多少の苦痛が軽減される傾向があります。
もちろんデイサービスとショートステイの職員は異なることが一般的ですから、必ず軽減されるとも言えませんが、利用者さんのイメージとしては、先入観がある分、軽くなりやすいですよね。

ご家族様が説得する時の補足として、
雰囲気作りに力を入れると良いです。
ショートステイに行って欲しい理由にも寄るのですが、例を挙げますと、

・孫が出産するので介護世代が支援に行かねばならない。

という場合に、さりげなく孫の結婚式などの写真を一緒に見ながらおやつを食べるとか…。
孫の話題が良く出るといった雰囲気作りをした上で、
『 〇月半ば頃に出産予定ね 』
と凡そで伝えつつ、出産祝いや贈り物の準備をしていくなどすると雰囲気はばっちりですよね。

そこで、出産と入院の間だけ、家族様はお手伝いに行かれる。
お父さんお母さんはショートステイでその間、過ごしてくださいね。
この数日だけで孫家庭には落ち着いてもらって、急いで帰ってきますから…。

このような形で、常の良質な家族介護の上に、ショートステイの利用を説明されて、利用者さんが拒否されることも、まぁ、ほとんどありません。

やはり真心を尽くすことは、どこかで結果に繋がるわけですね。

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