海の日は波に乗って!高齢者施設がザブンと盛り上がるレク大作戦

目次
はじめに…祝日なのにお仕事?ならば笑って海祭りだ!
🎻BGMをご用意しました。お好みで▷ボタンでお楽しみください。
「今日は祝日です!」と聞いて、うっかり休日気分でスイカを切っていた職員さん、いませんか?…はい、こちらの事務所です(笑)。
そう、7月の第3月曜日といえば『海の日』。
世の中は波音をBGMに、サンダルつっかけて海辺へGo!なムード一色ですが、我らが高齢者施設はというと、まったくもって通常運転。
玄関では利用者さんが「今日は日曜じゃなかったのかい?」と首をかしげ、職員は「それは先週です…」と優しくツッコミ。
平常心と非日常が交差するこの日こそ、ちょっと楽しくて、ちょっとしみじみできて、みんなが笑顔になれる時間を届けたいものです。
とはいえ、海なんて遠すぎる!🩷
砂浜なんて足取られるだけだし、潮風よりも冷房の風が恋しい…そんな現場事情、まるごと分かります。
でもだからこそ、施設の中でできる「心の海開き」、いかがでしょう?
波音はCDに任せて、思い出の演歌を流し、笑い声で潮騒を上書きする。そんな“室内でできる海の祭典”を、今日はご提案いたします。
…さあ、昭和の歌姫も、童謡のカモメさんも、きっとこの日を待ってました。
さっそく、波に乗ってみましょうか――レクリエーションの大海原へ、いざ出航です。
第1章…演歌で泳いで童謡で潜る?昭和の波に身をまかせて
海の日に海へ行けなくたって、心が泳げばそれでいいじゃないか――と、昔の誰かが言ったとか言わなかったとか。
というわけで、まずは“音の海”にぷかぷか浮かんでみませんか?
昭和の波止場に吹く風を感じながら、懐かしい名曲たちと一緒に、時を巻き戻してみましょう。
たとえば、あの哀愁ただよう「港町ブルース」が流れた瞬間、誰かの肩がそっと揺れ始め、「矢切の渡し」で目を閉じれば、そこには若き日のデートの記憶が広がっていたりするのです。
「津軽海峡冬景色」で演歌の雪を降らせたかと思えば、「瀬戸の花嫁」で心はすっかり南の島。
ひとつのスピーカーから、何年分もの人生が流れ出すのだから、音楽って本当にすごいものですよね。
もちろん演歌だけではありません。
童謡だって負けていません。
「うみはひろいな おおきいな~♪」と始まれば、いつの間にか誰かが口ずさみ、手拍子が始まり、足踏みでビートを刻み出す。
あら不思議、気づけばリズム体操の完成です。
歌いながら体も動く、これぞ一石二鳥のレクリエーション。
しかも童謡って、どれもこれも優しくて、どこか品があって、さらに世代を超えて歌えるってところが魅力的。
「浦島太郎」を歌えば、「玉手箱って何だったんだろうねぇ」と哲学的な話が始まり、「かもめの水兵さん」でちょっとおどければ、隣の席からもクスクス笑い声が。
歌とはただのメロディではなく、会話のきっかけであり、思い出のタイムカプセルであり、そしてなにより「いま、この場所が楽しい」ということを、みんなで共有できる魔法の道具でもあるのです。
たとえば、おやつの時間前に1曲、夕方の穏やかな時間に1曲――音楽は1日の中に、小さな波を生み出してくれます。
その波は決して荒れたりしません。優しくて、懐かしくて、どこか心にしみる、穏やかな“昭和の潮騒🩷”。
さあ、歌の波に身をまかせて、ちょっぴり遠くの思い出に浸ってみましょうか。
第2章…海のクイズで大波小波!手拍子足踏みにレクの大航海へ出航だ
さて、波音が流れ、演歌が染み入った頃合いになったら、ここからが本番です。
静かに浮かんでいたその空気に、ちょいと“遊び”の風を吹かせましょうか。
なにしろ、歌は聞くだけじゃもったいない。
知っているかどうか、当ててみませんか?
さあさあ、船長のマイクを握ったら、まずは「この歌の出だしはな〜んだ?」クイズ、出航です!
「津軽海峡ふ〜ゆげしき〜♪」なんて口ずさんだら、もうみんなつられて歌い出しちゃって、クイズにならないって?
それこそ大成功です。
歌い出しクイズ、イントロ当て、作詞作曲当て、果ては「この歌、どこの港が舞台だったでしょう?」というご当地当てまで広がる広がる。
もちろん答えなんて出なくても大丈夫。
誰かが「昔、兄弟船で北海道行ったことあるわよ〜」なんて語り出せば、それだけでひとつの人生ドラマ。
もはや正解など要らぬ、思い出語りの方が100点満点のレクです。
そして忘れちゃいけないのが、体も一緒に動かす楽しみ。
歌詞に合わせて手拍子、リズムに乗って足踏み。
童謡や唱歌はテンポも優しく、動きも付けやすい名曲揃い。
「浜辺の歌」で波のリズムを表現し、「かもめの水兵さん」で元気な行進気分に。
おやつ前のちょっとした時間に、ほんの10分だけでもやってみると、歌声と一緒に笑顔と血流も広がる、これぞ一石三鳥のミラクル波乗り体操。
中には、「歌なんて忘れちゃったよ」という方もいらっしゃるかもしれません。
ところがどっこい、童謡の不思議。
出だしをポンと歌えば「あら不思議、口が勝手に動いちゃった」となることも。
昔覚えた記憶って、波のように寄せては返すもので、誰かの声がきっかけになって、自分の中の歌も一緒に歌い出す。
そんな瞬間が生まれたなら、それはもう立派な“海の日の奇跡”。
さあ、施設の中に広がる音楽の海。
波の高さはその日次第。
でも波乗り名人の職員さんがいれば、どんな波でも楽しみに変わるんです🩷。
クイズも体操も、波に乗ってこそ面白い。
今日も誰かの心に、ちゃぷちゃぷと笑いのさざ波が届きますように――そんな願いを込めて、いざレクの大海原へ、出航進行~っ!
第3章…焼け!煮ろ!刺せ!今日だけは板前気分で海の幸バイキング
海の日に欠かせないものといえば、そう、海!…のつぎに来るのが、やっぱり「海の幸」じゃありませんか?
海を見に行けないなら、せめて口の中で海を感じたい――そんな思いを叶える日、それがこの海の日。
さあ今日は思い切って、海の恵みにまみれちゃいましょう!
いつもは魚といえば“しっかり骨を取ってから煮付けて”というところ、今日は違います。
焼き魚、煮魚、刺身に加えて、「えっ、これも出るの!?」と驚くような、ちょっと贅沢ラインナップが並ぶ日。
厨房スタッフさんの本気モードが光ります。
香ばしく焼ける音に「焼ける前に胃袋が動いた!」と笑う声があちこちから。
さらに、刺身の艶やかさに目を細め、「若い頃は築地で働いてたのよ」なんて声がポロリ。
…これはもう、食事というより“記憶のご馳走”。
そしてここでひと工夫。
料理名を伏せての“魚介クイズ大会”開催です。
「この白身は何の魚でしょう?」「この貝、舌を出してますが名前は?」などなど。
正解したら一口多めに…とはいかずとも、答えるごとに場がどんどん賑やかになっていくのです。
外で網焼きだってアリです。
庭でBBQセットを囲んで「ホタテが開いたぞー!」と大歓声、職員さんの表情もなんだか板前そのもの。
もちろん、衛生面も安全面も細心の注意を払っての開催。
火と煙、そして潮の香りの代わりに、炭火と笑い声が立ち昇る午後。
これがまた、夏の胃腸にちょうどいい。
あたたかいものをあたたかいうちに――それだけでごちそう感は3割増しになるから不思議です🩷。
そしてデザートには透明感たっぷりの葛餅や寒天ゼリー。
まるで涼をすくい取るようなその喉ごしに、「これが夏だよねえ」と誰かがポツリ。
流し素麺だって、ちょっとした演出を加えるだけで立派な海イベント。
竹で流さずとも、透明チューブで回してみれば「これは未来の海流だ!」なんて盛り上がり必至です。
「海は遠くても、うちの台所は大漁だ!」
そんな気持ちを込めて、今日は厨房が主役です。
お魚の名前も、食べ方も、昔話も笑い話も全部まぜて、海の日は“味”から攻めていきましょう。
第4章…海は見たいが濡れたくない!?安全第一・妄想旅行のススメ
「せっかく海の日なんだから、やっぱり海を見たいわよねぇ」と、うっとり目を細める利用者さん。
その横で職員さんは一瞬、冷や汗――そりゃ見せてあげたいけれど、今は梅雨の終わり、天気は気まぐれ、外はムシムシ、車椅子は滑る、紫外線はギラギラ…。
まさに自然とのチキンレース。
でも、ここであきらめるのは早すぎます。
目の前に海がないなら、想像力で泳げばいいじゃない!
というわけで登場するのが、“行かないけど行った気になるドライブ計画”。
バスに乗って小一時間、海沿いの道を走り抜け、窓の外には水平線がパノラマで広がる……妄想力フルスロットル!
「このカーブの先に、きっと白い灯台があるはず…」なんて勝手に期待しながら、実際には施設のプロジェクターでGoogle Earthの画面をゆっくり流しているだけだったりしても、まったく問題なし。
時には行ったつもりで旅日記を書いてもらうのもアリです。
「〇〇岬に行ったら、ウミネコが3羽も並んでたよ」なんて想像を膨らませて、読み上げれば立派な“旅の報告会”。
これが意外と盛り上がるんです。
隣の席の方が「私は昔その岬で恋に破れたのよ…」と告白してしまって、「まあまあそれはまた来年聞きましょう」と職員がフォローする一幕も。
外出したい気持ちと、体の負担のバランスをとるのって、なかなか難しいもの。
でも「出かけた感」があれば、心はふわっと軽くなるものです。
実際に行かなくても、記憶と想像の中で旅はできるんですよね。
それに何より、クーラーの効いた部屋から見る「日本の海」って、なんか妙に尊く感じるのは気のせいでしょうか?
もちろん、晴れた日には近くの展望台や丘の上までちょっとだけドライブ、というのも素敵です。
遠くに青い水平線が見えたら、それだけで気分は真夏のバカンス。
「今日は海の日らしく、海を10km先から眺めてきました~」という、なんとも奥ゆかしい報告が、またそれはそれで、味があるんですよね。
心と気温と天気予報。
全部をうまく調和させながら、目に優しく、耳に優しく、心に残る“海への小旅行”を、どうぞごゆるりとお楽しみくださいませ🩷。
第5章…『貝』と書いて『遊び』と読む!? 和の遊戯で海っぽさ全開
海の日だからといって、波に揺られるだけがレクリエーションじゃありません。
ここで一度、ちゃぶ台のある世界に戻ってきましょう。
そう、畳の香りに貝のきらめき。
かつてお姫様たちが遊んだ「貝合わせ」、実はとんでもなく奥ゆかしい遊びだったんです。
でもご安心を。
ここではそんな格式ばった話は一旦横に置いておきましょう。
この時代、バラバラになった貝殻をテーブルに並べれば、それだけで十分立派な脳トレ遊戯に早変わり。
「これとこれ…合うかしら?」と試行錯誤するその姿は、まるで海辺の宝探し。
しかも、貝殻にはそれぞれ微妙に異なる模様があるから、「あら、この子はちょっと派手ねぇ」「この子は地味だけど良い味出してるわ」と、いつしか貝に人格が宿るのです。
これ、盛り上がらないはずがありません。
もう少しアクティブにいきたいなら、“ちょい釣り大会”なんてのも面白い。
小さな魚のオモチャをマグネット付きの竿で釣り上げて、「わたし昔、川魚専門だったのよ」なんて語る方が現れると、その場が一気に釣り堀から青春ドラマへ。
釣った魚でポイント制にして、勝った人には“特製・干物メダル”なんてのも、ひと味違って粋な演出になるかもしれません。
もちろん本物は食べ物ですので、メダルはダンボール製でお願いします(笑)。
そして、思い出話が始まればしめたもの。
「昔は海水浴って言ってね、弁当持って行ったのよ」「麦茶がぬるくてねぇ」と、どんどん広がる記憶の海。
ゲームが終わっても、おしゃべりの波が寄せては返し、またひとつ「今日の話題」ができあがるわけです。
こんな風に、貝を拾っても、魚を釣っても、話をするだけでも、海の雰囲気って、意外と簡単に施設の中へ呼びこめるものなんです。
どこか懐かしくて、だけど新鮮な“和の遊び”は、まさに室内でできる小さな夏の海🩷。
遊び終わった後、片付けながら「あ~今日もよく笑った」と言われたら、それが何よりのご褒美ですよね。
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まとめ…海はつながり心もつながる~来年の波に乗るヒントを忘れずに~
さてさて、海をテーマに一日を過ごしてみると、不思議と心がしっとり潤ってきます。
それは、塩分のせいではありません。
人と人の間に生まれる、やさしい波紋のような空気感。
歌って笑って、食べて語って、想像して遊ぶ――そのひとつひとつが、心の海を豊かにしてくれるのです。
「海の日レク」と言うと、一見ハードルが高そうですが、やってみれば意外と身近な素材で成り立っています。
音楽も、食事も、クイズも、どれも“海”というテーマでふんわりつながっていくのが面白いところ。
まるで遠く離れた港と港が、海流でつながっているかのように、今日の1日もまた、利用者さん同士、職員さんとの絆をやさしく結びつけてくれるのです。
そして、忘れてはならないのが“未来の波作り”。
「来年はどんなことをしようかねぇ」「この貝、来年まで取っておいてくれる?」
そんなひとことが飛び交えば、それだけでもう次のレクが始まっているようなものです。
小さな声に耳をすませて、ひとつでもメモしておけば、来年の海もきっといい波が立ちます。
行けなくても、泳げなくても、潮風が吹かなくても――
心の中に広がる海を楽しむことができれば、それがいちばんの“海開き🩷”。
今年の海の日、たくさんの笑顔が潮騒のように響いたなら、それで大成功です。
さあ、潮風の記憶を胸に、また次の季節へ。
そして来年も、笑顔をいっぱい浮かべて、「海の日、始まるよ~っ!」と元気に叫べますように。
波はきっと、また帰ってきますからね。
[ ⭐ 今日も閲覧ありがとう 💖 ]
読み込み中…読み込み中…読み込み中…読み込み中…😌来場された皆様、今日という日の来訪、誠にありがとうございます
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