2月11日って何の日?~建国記念日を子どもと笑って理解する話~

[ 2月の記事 ]

はじめに…2月11日は国の「誕生日会」だと思ってた私へ

2月11日が近づくと、カレンダーに綺麗に赤く丸がついていて、「よし、休みだ!」と喜ぶ人も多いと思います。私もその一人です。ところがこの日、ただの「お休みデー」ではなくて、日本という国のことを思い出して、ちょっと胸を張ってみる日でもあるんですね。……と言いつつ、昔の私はうっかり「日本の誕生日!ケーキはどこ!?」みたいなテンションで考えていました。すみません、国のケーキは売ってませんでした。

この日の名前は「建国記念日」……ではなく、正確には「建国記念の日」。ここ、地味に大事なポイントです。「この日に日本が生まれました!」と確定できる証拠が、はっきり残っているわけではないからなんですね。昔のことは、日記も写真も動画もありません。あったとしても紙が貴重で、書ける人も限られていました。つまり、昔の出来事は“フワッとした霧の中”にある部分がどうしても残ります。だからこそ、日本はこの日を「国が出来た日そのもの」ではなく、「国の始まりを思い、国を大切にする気持ちを育てる日」として置いているわけです。

とはいえ、子どもたちに「由来はこうで、議論がこうで、制度上はこうで……」と長話をすると、だいたい途中で目が泳ぎます。大人でも泳ぎます。私も泳ぎます。だからこの話は、難しい歴史のテストにしないで、「今日くらい、身近な人に優しくしよう」とか、「皆で仲良く、輪を広げよう」といった、優しい行動の話に変えてしまうのが一番伝わりやすいと思うんです。

この記事では、「建国記念の日って結局なに?」をスッと理解できるようにしつつ、子どもに説明する時の“使える言い方”まで、笑える温度でまとめていきます。難しい話は、必要な分だけ。後は楽しく、ちゃんと心に残る形でいきましょう。国の話なのに、ちょっとほっこり出来たら勝ちです。

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第1章…建国記念日って「建国した日」じゃないの!?まずそこから

「建国記念日って、日本が出来た誕生日でしょ?」と聞かれたら、昔の私は元気よく頷いていました。しかも心の中で、国旗柄のケーキにロウソクを立てる想像までしていました。……が、ここで一度、落ち着いて深呼吸です。実はこの祝日、名前からしてちょっと“ヒネリ”が入っています。

正確には「建国記念の日」。この「の」があるだけで、意味がグッと変わります。「この日に日本が誕生した!」と断言できる日ではなく、「建国という大きな始まりを思い出して、国を大切にする気持ちを育てよう」という“気持ちの記念日”なんですね。言ってみれば、国の誕生日パーティーというより、「家族のアルバムを開いて、皆で昔話をする日」に近いです。ケーキは無くても、思い出話は出来る。しかも、アルバムって開くとだいたい盛り上がるんですよ。あの頃の髪型とか、服とか、何故か全員ちょっと若いとか。

この日の目的は、法律上は「建国を偲び、国を愛する心を養う」とされています。ただ、ここで大事なのは「国を愛する=何かを攻撃する」では全然ないということです。むしろ逆で、「自分の暮らしている場所を大切にする」とか、「隣の人と気持ちよく暮らす」とか、「違いがあっても仲良くやっていく」といった、柔らかい方向の話なんです。国って、地図の形や偉い人だけでできていません。毎日の生活、学校、近所、家族、友達、スーパーの店員さんまで、全部ひっくるめて“国の中身”です。だから国を大切にするって、けっこう身近な行動から始まります。

そしてもう一つ、ここを知っておくと話がスッキリします。日本の歴史は長いのですが、昔の出来事ほど「この日にこうなりました!」とカレンダーにピン留めできる情報が少ないんですね。今なら、写真も動画も記録も山ほど残ります。でも昔は、紙も貴重で、書ける人も限られていました。さらに、後からまとめて書かれたものも多くて、時代が遠いほど「伝わり方」が混ざったり、膨らんだり、削れたりもします。だから、「日本が出来た瞬間」を一日でバチッと決めるのは難しい。そこで「日付を断言する祝日」ではなく、「国の始まりを思う日」として置いてあるわけです。これが「建国記念“の”日」の正体です。

子どもに説明する時は、この“の”をうまく使うと、びっくりするほど伝わりやすくなります。「今日、日本が生まれた日って決まってるわけじゃないんだよ。でも、日本が始まったって言われる昔の話を思い出して、皆が仲良く暮らすことを大事にしようっていう日なんだよ」と言うだけで、フワッと理解が進みます。大人も一緒に「へぇ、そうなんだ」となるやつです。

つまりこの祝日は、歴史の答え合わせをする日というより、「今の暮らしを支えてくれた長い時間に、ありがとうを言う日」。そして、子どもには「国を大切にするって、友達を大切にすることから始まるんだよ」と渡してあげるのが一番まっすぐです。国の話なのに、手の届くところに着地できる。これ、かなり強いです。


第2章…由来はロマンとモヤモヤの同居~神武天皇に会えない問題~

「ねえ、どうして2月11日なの?」と聞かれたとき、ここが一番むずかしい顔になりがちなポイントです。なぜなら、由来は“はっきりした書類一式”というより、“昔話の大きな幹に、近代の決めごとが結びついたもの”だからです。言い方を替えると、ロマンはある。でも、ツッコミどころもある。まさに「神話とカレンダーの握手会」です。

『日本書紀』の「神武天皇の即位」を現代の暦に当てはめた

2月11日は、日本の初代天皇とされる神武天皇が即位したと『日本書紀』に書かれている日を、明治の時代に「今の暦だとこの辺かな」と換算して決めた日、とされています。ここで大事なのは、“換算”というところです。昔は今と暦のルールが違うので、そのまま「同じ日付」とは言えません。現代の私たちが「明日」って言う感覚と、昔の「明日」は、カレンダーの仕組みがちょっと違うわけですね。

なので、子どもに伝えるならこう言うのが一番スッと入ります。「昔の本に“国の始まり”として書かれているお話があって、それを元に、2月11日を“思い出す日”にしたんだよ」。これなら、神武天皇が実在したかどうかの議論に突っ込まずに、由来の骨組みだけをちゃんと渡せます。大人だって安心して着地できます。

元々は「紀元節」➡戦後にいったん消えて➡「建国記念の日」として復活

歴史を少しだけ追うと、明治の時代に2月11日は「紀元節」という祝日になりました。そこから戦後の流れの中で一度なくなり、後に「建国記念の日」として復活します。ここがまた、ちょっと人間くさいところで、復活の時には賛成も反対もあり、議論が積み重ねられました。

つまりこの祝日は、「皆が同じ気持ちで同じ温度で祝う日」というより、「日本という国の歩みを、どう受け止めるかは人それぞれ違うよね」という現実も抱えた日なんです。だからこそ、家庭や現場での伝え方が大事になります。難しい結論を押しつける日ではなく、今の暮らしに繋がる“優しい意味”に変換して渡してあげる。これが一番平和で、一番強いと思います。

名前が「建国記念日」ではなく「建国記念の日」になっているのも、そのための工夫だと考えると分かりやすいです。「この日に国が出来た!」と断言するより、「国が出来たということを思う日」として置く。断言しないからこそ、皆が参加できる余白が残るんですね。祝日の名前が、ちょっと大人の気遣いをしている感じです。えらい。

こうして見ると、2月11日は「答えを暗記する日」ではなく、「昔話のロマンを感じつつ、今をよくする日に変える日」になります。神話にタイムマシンで会いに行けなくても大丈夫。私たちは今日の教室と食卓で、十分に良い時間を作れます。


第3章…子どもに話すなら「正解の歴史」より「今日のやさしさ」

「建国記念の日ってなに?」と子どもに聞かれた時、つい大人は肩に力が入ります。何故かというと、歴史の話って、ちゃんと説明しようとするほど“言葉が難しく”なりやすいからです。しかも、由来のところはロマンもあるけど、決め方は近代の話も混ざっていて、説明の途中で自分が迷子になります。すると子どもはもっと迷子になります。迷子が増える。これはいけません。

ここでおすすめなのは、「歴史の正解を暗記させる」方向に寄せずに、「この祝日で大事にしたい気持ち」を、一番簡単な日本語で渡すことです。学校では学校の先生が歴史を教えてくれます。家庭や身近な大人の役目は、もっと生活に近い“心の使い方”を伝えることだと思うんですね。

例えば、こんな風に言うだけで十分です。

「今日は、日本っていう国の始まりを思い出す日なんだよ。皆が気持ちよく暮らせるように、仲良くすることを大事にしようね」

この言い方の良いところは、誰も置いていかないところです。歴史が得意な子も、苦手な子も。難しい言葉が好きな子も、眠くなる子も。皆が同じところに着地できます。

「国を大切にする」を子どもの目線に変換する

子どもにとって「国」は広すぎます。地図の形も、政治の話も、まだ遠い。だから「国を大切にする」を、子どもの手の届くサイズに小さくしてあげます。

国って結局、目の前の人の集まりです。家族がいて、友達がいて、先生がいて、近所の人がいて、いつものお店の人がいる。つまり「国を大切にする」って、まず「人を大切にする」と同じ方向なんです。

ここで、子どもに刺さりやすい例え話を1つ。

国は大きな“町内会”みたいなもの。町内会がギスギスすると、道で会っても目をそらします。でも、挨拶して、困っている人がいたら助けて、少しずつ仲良くなると、歩くのが気持ちよくなります。大人だって嬉しい。子どもだって安心します。国も同じで、皆の暮らしが気持ちよくなる方向を大事にする日、それが建国記念の日――こう伝えると、スッと入ってきます。

子どもにそのまま使える「3つの会話パターン」

会話は短いほど強いです。長いと途中で「うん、分かった(分かってない)」が出ます。なので短く、でも心は残る言い方を用意しておきます。

1つ目。「国の始まりを思い出す日だよ。だから今日は、皆に優しくする日にしよう」

2つ目。「日本って、長い時間の中で今の形になったんだって。昔の人にも『ありがとう』って言う日だね」

3つ目。「喧嘩が起きやすい話は大人が勉強するね。子どもは今日は、友達と仲良くするのが一番の宿題!」

最後の一言は、ちょっと笑えるので場が和みます。こういう“ニコッとする終わり方”が、家庭では意外と大事です。

祝日を「行動の日」にすると子どもは理解が速い

子どもは、話より体験で覚えます。だから建国記念の日は、家の中で出来る小さな行動に落とし込むと、理解が一気に進みます。

例えば「ありがとう探しゲーム」。家族の中で、誰かがしてくれている“助かってること”を見つけて言葉にします。「ご飯作ってくれてありがとう」「宿題見てくれてありがとう」「笑わせてくれてありがとう」。これだけで、その日が“特別な日”になります。国の話が、ちゃんと家庭の空気に着地します。

それからもう1つ、私が好きなのは「仲良しの輪を広げる日」という扱い方です。友達と遊ぶでも良いし、親戚に電話するでも良い。近所で会った人にいつもより丁寧に挨拶するでも良い。国を大切にするって、まずは生活の中で摩擦を減らして、気持ちの良い場を増やすことだと思うんです。大きな話を小さくして、確実に出来る形にする。子どもはそれを、ちゃんと受け取ります。

つまり3章の結論はこれです。建国記念の日を子どもに伝えるなら、難しい歴史の説明を無理に完璧にしなくて大丈夫。その代わり、「今日は人に優しくする日」「仲良くする日」と、行動に繋がる言葉で渡す。するとその子は、大人になってから歴史を学び直した時にも、「あの日って、気持ちのいい日だったな」と思い出せます。これ、凄く強い記憶になります。


第4章…我が家の建国記念日プラン~友達と輪を広げるミニ祭り案~

さて、建国記念の日の説明はできました。ここまで読んでくださったあなたは、もう子どもに聞かれても「えっと……その……」と口がモゴモゴしません。大丈夫。後は“実際にどう過ごすか”です。ここが決まると、祝日は一気に生きた日になります。

正直な話、祝日って「何もしないで終わる」のが一番多いです。私も得意です。起きて、食べて、ちょっと片付けて、気づいたら夕方で「今日なにしたっけ?」となる。これはこれで平和なんですが、建国記念の日は少しだけ“優しいイベント化”にすると、子どもにも印象に残りやすいんですね。派手じゃなくていい。家の中でできる小さな祭りで十分です。

国の話を家の話に変える「ミニ祭り」のコツ

ポイントは1つだけ。「国」を主役にしないことです。主役は“家族”と“身近な人”。国は背景に置いておく。これがうまくいくコツです。国を主役にすると、だいたい会話が固くなって、子どもはすぐ違う遊びを始めます。だからこそ「今日は仲良しの輪を広げる日」というテーマで、家の空気をフワッと明るくする方向に持っていきます。

おすすめは、建国記念の日を「輪の日」として扱うこと。輪って、手を繋いでもいいし、言葉でも作れます。料理でも作れます。……そう、料理でも。

「輪」を作る一番カンタンな方法は丸いものを食べること

ここで、私の緩い提案が入ります。建国記念の日のご飯は、丸いものに寄せると、意味が勝手にまとまります。おにぎり、ホットケーキ、たこ焼き、肉まん、ドーナツ。丸いものって、それだけで楽しいし、子どもは分かりやすい。しかも「輪」っぽい。

「今日のご飯は丸いもの。理由はね、皆で輪を作る日だから!」

これだけで、建国記念の日が“家の行事”になります。歴史の説明がなくても、気持ちは伝わります。もちろん、豪華じゃなくていいです。丸いおにぎりでもう合格です。なんなら、冷凍たこ焼きでも胸を張ってください。私は張ります。

友達や親戚に「ひと言」だけ送ると祝日が急に良い日になる

建国記念の日におすすめしたいのは、「輪を広げるためのひと言」です。長文はいりません。ひと言でいい。これが一番続きます。

例えば、子どもがいるなら「今日、元気?また遊ぼうね!」。お爺ちゃんお婆ちゃんなら「寒いけど体調どう?いつもありがとう」。友達なら「最近どう?落ち着いたらお茶しよう」。このひと言で、人間関係の空気が柔らかくなります。子どもにも「祝日って、誰かを大切にする日に出来るんだ」と伝わります。

ここで大事なのは、“正しさ”じゃなく“温かさ”です。建国記念の日は議論に寄せると難しくなりがちですが、家庭では温かさに寄せる方が、百倍うまくいきます。

家の中でできる「ありがとう表彰式」…賞状は心の中で充分です

もう1つ、子どもが喜びやすいのが「ありがとう表彰式」です。本当に賞状を作ってもいいし、作らなくてもいい。形式はどうでもよくて、やることは一つ。「家族の中で、助かったことを言葉にする」。

「お母さん賞:ご飯を作ってくれてありがとう」
「お父さん賞:重い荷物を持ってくれてありがとう」
「子ども賞:学校がんばってくれてありがとう」
「自分賞:今日も起きた、えらい」

最後の「自分賞」は照れますが、意外と大事です。大人って、家の中で頑張ってるのに表彰されません。だから勝手に表彰していい。建国記念の日は“気持ちを育てる日”でもあるので、自分の心も育ててしまいましょう。

外に出るなら「神社で深呼吸」か「公園で遊ぶ」で十分

もし外に出るなら、立派な場所に行かなくても大丈夫です。近所の神社に行って深呼吸するだけでも、「今日は特別な日だな」という空気になります。公園で遊ぶのも良い。子どもは走って笑って、それだけで世界が平和になります。国を大切にする第一歩って、案外こういうところにあります。

そして最後に、親として、または大人としての本音を1つ言うなら、「祝日を難しくし過ぎない」のが一番です。建国記念の日は、昔の話を思い出す日でありながら、未来の空気を良くする日でもあります。ならば、未来の空気が良くなる過ごし方を選べば良い。

丸いご飯で輪を作って、ひと言で輪を広げて、ありがとうで輪を深める。これだけで、建国記念の日は“うちの家の良い日”になります。国の話が、ちゃんと生活に降りてきます。しかも笑える。……はい、これで勝ちです。

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まとめ…タイムマシン不在でもできる国を好きになる練習

建国記念の日って、名前だけ見ると「この日に日本が誕生!」とズバッと言い切っているように見えます。でも実際は、そこまで単純じゃありませんでした。だからこそ、名前が「建国記念“の”日」になっていて、「国ができた瞬間を断言する日」ではなく、「国の始まりを思い出して、国を大切にする気持ちを育てる日」として置かれている。ここが分かるだけで、2月11日は急に“意味のある祝日”に見えてきます。

昔の記録は、今みたいに誰でも簡単に残せるものではありませんでした。紙は貴重で、書ける人も限られていて、残る言葉も偏りやすい。だからこそ「本当のところ、どうだったの?」と聞かれても、タイムマシンがない以上は、霧の向こう側が全部見えるわけではありません。ここで無理に白黒をつけようとすると、話はすぐに固くなりますし、子どもはスッと別の世界へ旅立ちます。旅立つんです、すぐに。

でも、建国記念の日の良さは、そこじゃありません。むしろ「昔が完全に分からなくても、今日の暮らしは良くできる」というところに価値があります。国を大切にするって、難しい言葉で語ることよりも、身近な人を大切にすることから始まります。友達にやさしくする、家族にありがとうを言う、あいさつをちょっと丁寧にする。そういう小さな行動が積み重なると、家の空気も、地域の空気も、少しずつ変わっていきます。国って結局、その集まりです。

だから建国記念の日は、家庭では「歴史のテストの日」にしなくていい。むしろ「仲良しの輪を広げる日」にしてしまうのが、一番美しくて強いと思います。丸い食べ物で“輪”を作って笑うのも良し、ひと言メッセージで誰かの心を温めるのも良し、家族で「ありがとう表彰式」をやって照れ笑いするのも良し。派手なイベントがなくても、ちゃんと記憶に残る祝日になります。

最後に、子どもに聞かれたらこの一言で十分です。「今日は、日本の始まりを思い出して、みんなで仲良くする気持ちを育てる日だよ」。この言葉は、むずかしい議論を越えて、ちゃんと未来に届きます。タイムマシンがなくても大丈夫。私たちは今日、目の前の人と手をつないで、輪を広げていけます。これができたら、2月11日はもう立派な“いい日”です。

今日も閲覧ありがとうございましたm(__)m


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