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秋分の時期が到来しますと、いよいよ秋です。
美味しいものや秋の草花もたくさん。
いろいろと高齢者さんも活動的になる頃合いです。
活動してステップアップを目指したいところですが、高齢者さん皆様の顔色を見てみるとお疲れが…。
そんな時、休息日が必要です。
今日は、休息の日にまったりと楽しめるお手軽な連想の言葉遊びのネタをご紹介です。
秋分の頃合いとは?
9月23日頃~10月7日頃の期間を指しています。
その辺りの記事は↓を参照くださいね。
冒頭に述べましたように、お出掛け外出から食べ物までいろいろな楽しみがスタートする『 秋の夜長 』の頃です。
□ 夜更かしをしてしまって次の日はゆっくり寝たい…。
□ 気候の変わり目で風邪を引きやすい…。
□ 秋の長雨で外出がしづらい…。
そんな悪条件も出やすいわけです。
もちろん、個人差がございますから、お元気な方はお元気。
体調に合わせてグループ分けをして少人数で適切なレクリエーションに誘導して差し上げますとレクリエーションを満喫できる体制が整います。
当然、職員さんも季節の条件を受けますので、それぞれのレクリエーションに合致するグループに参加いただくと合理的です。
□ 庭の散策グループ
□ バスドライブグループ
・ 買い物ツアーグループ
・ 名所巡りグループ
・ 外食グループ
□ ガーデニンググループ
・ 収穫組
・ 植替え組
・ 草引き組
・ 水まき組
□ スポーツグループ
・ 体操組
・ ヨガ組
□学習グループ
・ 脳トレーニング組
・ 文化史編纂組
・ 郷土史編纂組
・ 新聞編集組
…などなど。
出来るレクリエーション活動が目の前に多く迷うくらい用意されていますと、施設でのレクリエーションも充実します。
今日は、いずれも抱えられている理由から難しい高齢者さんに、
休息日という設定で、かつ簡単にまとまる言葉遊びがテーマですので、
先述のグループとは別の動きになってきます。
多くが展開されていると、つられて参加して無理をされることにもなりかねません。
体調を見極めて、活動休止を呼びかけることも大切なことです。
秋で秋分の暦の中には、
お彼岸、衣替え、お月見があるとリンク記事でご紹介しましたが、
他にも紅葉狩りもスタートしますし、
衣替えと共に10月の神無月・神在月に向けてお掃除も大事かもしれません。
多少、強引なこじ付けではありますが…。
連想と結びつきをこのように並べていきますと、誕生するのは『 説得力 』です。
[ お彼岸・神無月・神在月・お月見 ] □ ご先祖様
□ お供え物
□ 法要
□ 仏教・神道・宗教
□ あの世とこの世
□ 四季の草花
□ 祈り
[ 衣替え ] □ タンスのお片付け
□ ついでにお掃除
□ 寒暖への配慮
□ 高齢者さんの体調への影響
□ 自然の気候変化
□ ハレとケ…内向きと外向きのファッション
・ センス
・ 厚い薄い
・ 頭から足先までのこだわり
・ 肌への影響
このように連想は無限に広がります。
実際に、長い年月を経て連想しつつ具現化してきて
現在の儀式の数々が重みを増して成立してきたとも言えますので、
豊かな連想力が説得力を産み、文化を形成すると言えるでしょう。
さて、このように一般的な出来事・儀式などのルーツ・派生を連想して楽しむ話題とすることも談話として成立します。
高齢者さんであっても、知っていること、知らないことの幅は個々人で異なるからです。
レクリエーションを取り仕切る若い職員さんには、多少の事前勉強が必要なことは言うまでもありません。
今回は、『 簡単に… 』ということもテーマだったので、
□ 施設のある立地
□ 地域地図や史跡に歴史
□ 高齢者さんのお名前やお住まい
といった身近なテーマを掘り下げてみてはいかがでしょう?
そうすることで、職員さんは高齢者さんのデータを集め、
□ 高齢者さんの好み
□ 高齢者さんの人生史
□ 過去現在未来への想い
□ 地域資源の把握
□ これからの高齢者さんのレクリエーションや生活のあり方
このようなヒントを掴むことにもなります。
単なる言葉遊びの連想ゲームですが、発展しますといろいろな裾野が広がりそうです。
さて、言葉遊び。
始めてみますと、どんどん裾野が広がります。
連想ゲームをした日は、まったりと頭脳を活性化させて過去や現在の情報を集めます。
共に体力を温存したことと過去を想起したことで、
現地を見たい!そんな高齢者さんの活力を産み出します。
実際に得られたデータから、
現地を散策してみると新たな発展が見込めるでしょう?
もちろん活動性も伴います。
それも意欲的に、記憶に基づいて活動されますから、
効率的に活動の効果を得ることが見込めます。
こうした活動の様子を写真にして集めてみますと、
高齢者さんの表情が活き活きとしてますでしょう?
レクリエーションを企画して良かったと職員さんが思える瞬間です。
同時に活動の様子は記録にも残り、次回への糧に繋がっていきます。
こうした連続性を築きつつ、時に一風変わったアクセントをご用意する。
そのアクセントが新たな境地を開拓し、次なる楽しみを発掘するものです。
□ 想像 … 仕込み … Plan
↓
□ 実体験 … 実践 … Do
↓
□ 記録 … チェック … Check
↓
□ 分析 … アクション … Action
PDCAサイクルと呼ばれる流れです。
これを繰り返すことを意識することで、
より良く効率的に発見することが出来るという考え方です。
しかし、これには穴があります。
人間、繰り返し昇るだけではありません。
時に後退して、振り返り、現在や未来を見つめ、時間軸の振り返りが欠かせません。
人生は急加速はならず、一歩ずつ着実に…。
高齢者さんの人生はまさに一歩ずつの楽しみに満ちていることが大事です。
季節の移ろいに合わせ、目にして耳にして体感いただくことが大事です。
是非、レクリエーションを楽しむ高齢者さんの呼吸、実感に合わせて一歩ずつの昇華を目指してみてください。
レクリエーションを多次元的に、数パターン、少人数で展開することは、
介護職の人数次第で実際には可能です。
盛り上がる盛り下がる…といったことは往々にしてあるものですけども…。
今回の秋分ネタ。
ポイントはズバリ!
□ 高齢者さんそれぞれを主役にして話題を転換していくこと。
□ 発言する高齢者さんよりも、周囲で反応する他の高齢者さんの表情に着目する。
□ 反応があれば、発言者を止めて反応に話題を振る展開を行うことで全体として盛り上がる。
こうしてグループの話題を展開するスピーディー感が成功の秘訣です。
順次、ぐるぐる回る話題で、全員が発言を活発に行いますと、
連想ゲームとしてのレクリエーションは成功に近づきます。
いろんなキーワードが飛び出して、活発に話題が全員に回るように差配する。
そこが司会となる介護職さんの腕の見せ所です。
是非、その後の実体験まで企画を昇華させてみてください。