災害は待ってくれない!特養の防災訓練あるあるとほんとに使える備え術

[ 9月の記事 ]

はじめに…訓練はイベントじゃない!命がかかってるからこそ本気のユルさでGO!

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9月1日は、防災の日。

…って、毎年くるし、ニュースもやってるし、なんとなく身構えますよね。

だけど、介護老人福祉施設で働いていると、この日がただのカレンダー上の印じゃなくて、けっこう“震える記念日”に変わってきませんか?

要介護3〜5の重度なケアが必要な高齢者さんたちに囲まれたあの空間。

もしそこに地震、火災、停電、水害、ゾンビパニック(?)が来たら…どうする?どう動く?誰が指揮をとる?そもそも、マニュアルどこいった?

そう、施設の防災って、想像以上にややこしくて、想像通りにいかないもの。

避難訓練はやってるけど「はいはい、今日も形だけ」って空気が漂ってませんか?

その空気、実は命取りになるやもしれません。

そして、どうしてこんなに訓練が空回りするのかというと…ズバリ、施設あるあるの“防災トリビア”がてんこ盛りだから!

マニュアルはあるけど現場はカオス、責任者は不在、入居者さんは「何事!?」と固まるし、職員の動きはハンカチ落としゲーム状態。

やっと動き出したと思ったら「非常口がベッドで塞がれてた!」なんてオチも…。

でもね。笑い話で済ませていいのは、訓練の時だけ。

いざ本番が来たとき、冷や汗では済まない後悔をしないために、今こそ“脱・マニュアル芸”を宣言する時!

このあと、介護施設でよくある防災の落とし穴や、知ってて損はない「ちょい足し備え術」、そして高齢者さんも巻き込んだ避難の新スタイルまで、楽しく、でも実用的にご紹介していきます。

もし、「うちの施設もヤバいかも…」って思ったら、それが第一歩🩷。

この記事を読み終わる頃には、「明日、ひとつでも改善してみようかな」なんて思っていただけたら嬉しいです。

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第1章…形だけの避難訓練はもう卒業!「やってます感」から「やれる感」へ大変身


介護施設の避難訓練という名の年中行事。

どこか「今日ちょっと忙しいけど、まぁ形式だから…」とスケジュールに組み込まれ、放送が流れて、火災ベルがチリリン…

「では、避難誘導お願いします~」と淡々と進行し、職員がひと通り動いたら「お疲れさまでしたー」で終了。

…うん、それ、みんなやってます。

でもね、それ、本当に「訓練」になってますか?

そもそも、火災や地震は“時間指定なし・アポなし突撃型”でやってきます。

昼でも夜でも、職員が少ない時間帯でも関係なし。

それなのに、「昼のフルメンバー体制」で訓練して、「夜勤のときは…まぁ何とかなるでしょ!」っていうのは、まるでカレーを作る練習をしておいて、いざ本番はパエリアを作らされるようなもの。

味、違いすぎる。

しかも、実際の災害時には「マニュアル通りに動く時間」があるとは限らないんです。

誰がどこにいて、入居者さんがどんな状態で、電気はつくのか、通路は通れるのか、それ以前に“今ここ、揺れてるし煙出てるし”みたいなときに、「まずは落ち着いて」って言ってられるメンタルの余裕、ありますか?

なのに訓練はというと、なぜか毎回「火元は厨房からの出火を想定します」って決まってるパターン多くないですか?

いいかげん、厨房がかわいそう(笑)

たまには「理美容室のドライヤーから出火」とか「入居者さんがこたつでおもち焼いて火事」とか、リアルすぎて怖いけど、そういう“ありえるあるある”でやらないと、訓練の意味、ゼロですよね。

そもそも、「訓練です」って全員が知ってる段階で、もう緊張感ゼロなんです。

このままだと訓練のたびに“やってます感”だけが成長して、「やれる感」は永遠に育たないまま…。

職員同士が目を合わせて「とりあえず形だけで行こうか」ってなるたびに、防災レベルは1ポイントずつ下がってると思ってください。

ドラクエでいえば、防具を一枚ずつ脱がされていくようなものです。

でも!これを“本当にやれる訓練”に変えるにはどうすればいいのか?

答えはひとつ、「想像力🩷」です。

実際にその時、誰がどこにいて、何が起きるのかを「リアルに妄想」する。

「このベッドの入居者さん、揺れがきたらどうなる?」「この通路、夜間なら暗くてつまづくかも?」

そういう視点で現場を見直していくと、訓練が一気にリアルになります。

ちなみに、施設で本当に起こった訓練中の“実話系ヒヤリ”はこんな感じです。

「非常口が普段、荷物置き場になっていて通れなかった」「誰かが防火扉を固定するために椅子で挟んでた」

…ええ、全部、現場あるあるです。

笑えないけど、笑うしかない。

だからこそ、形だけじゃダメ。

職員全員の頭の中に“そのときのシナリオ”をインストールすることが、何よりも大切です。

そして「これは練習じゃなくて、自分たちの命を守るリハーサルなんだ」と認識を変えるだけで、防災訓練は劇的に進化します。

はい、というわけで次章では、「マニュアルなんて燃えちゃえ!?」というタイトルで、もっと根本的な問題に切り込んでまいります。

施設長さんが読みながらドキッとするかもしれない、でも本当に大切な話です。お楽しみに。

第2章…マニュアル通りに動くのはロボットだけ?園長遠方在住で大混乱の仮想現実を直視せよ!


「災害発生時には、まず園長へ報告してください」…はい、ここでもう失敗。

その園長、どこにいるんでしょうか?

今日に限って休みだったり、外部会議で不在だったり、なぜかエレベーターに閉じ込められてたりしてませんか?

そう、災害は空気を読まずに訪れます。

そしてマニュアルは、だいたい空気を読んで作られている。

「園長不在時の対応は、副園長へ」「副園長が不在なら主任へ」…って、それ、伝言ゲームか何かですか?

災害時にそんな悠長な“縦の指示リレー”を待っていたら、火は燃え広がるし、揺れは二度目を迎えてるし、お年寄りはパニック、職員もフリーズ…

気が付けば、あれっ、誰も動けてないじゃん!ってオチになる未来がくっきり見えてきませんか?

そもそも、マニュアルは“平常時”の整った状況で読むからこそ意味があるもの。

緊急時にページをめくって「えーと…119番の前に…」なんて探してる余裕、あるわけがないんです。

しかも紙のマニュアル、火災で焼けます。

停電で見えません。

どこかにしまってあって探してる間に、玄関前のスプリンクラーが大噴射。

もうアウトです。

じゃあどうするか?

答えは、「マニュアルに従わない訓練」を日頃からしとくこと。

逆説的だけど、これが一番リアルで、結果的に“使える備え”になるんです。

「想定通りにいかない前提」で動ける人を育てることが、施設の防災力を底上げするんです。

たとえば、通信機器。

スマホは圏外になるかもしれない、固定電話は倒れて使えないかもしれない。

じゃあ無線は?

インカムは?

メモとペンは?

実際、ある現場では「筆談で安否確認した」なんて話も。

笑っちゃうけど、それが一番確実だったっていうリアル。

そしてまず何より大切なのは、「いま誰がどこにいて、誰が動けるか?」を全職員が瞬時に把握できること🩷。

もはや園長だろうが新人だろうが関係なく、その場にいる人が“判断と行動”をできる状態じゃなきゃ、マニュアルはタンスの肥やしです。

上からの指示を待っているうちは、命は守れません。

指示は“出すもの”じゃなくて“回るもの”。

園長が指示を出すのではなくて、全員がその場で動けるように、日頃から“判断力のシェア”ができてるかどうかが勝負なんです。

だから次の訓練では、あえて園長を“いないこと”にしてスタートしてみましょう。

主任も不在、リーダーも電話中、想定火元はまさかの事務所裏のコンセント…

そんな条件の中で、誰がどう動けるのか。

一度やってみたら分かります。

マニュアルがいかに“非現実的な安心感”をくれてただけなのかってことに。

ということで、第3章では、「えっ!?本当にやるの?」と職員の目が泳ぎそうな“想定外だらけの訓練”に切り込みます。

備えるって、結局どこまでが「妄想力」なのか?楽しみにお読みくださいね。

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第3章…避難のプロに学べ!防災は「想定外」がデフォルトだと思え作戦会議大作戦!


「避難訓練?うちは年2回やってますから大丈夫です!」っていう施設さん、油断禁物です。

その訓練、ほんとうに“避難のプロ”から見て通用しますか?

そもそもプロって誰なのさ、って?

それは現場の最前線で一度でも「実際の災害」を経験した人たち、あるいはガチで救助・誘導をしてきた消防・レスキューの皆さんのことです。

実はある消防士さんがこう言ってました。

「災害ってのは、思ったより来るし、思った通りには来ないんです」

……深い。

めちゃくちゃ深い。

しかもめちゃくちゃ困る。

たとえば訓練では「この道を通ってください」と誘導した廊下が、いざ地震本番では棚が倒れて封鎖されてたり、エレベーター使えないどころか、階段に車椅子用スロープついてなかったり、非常口に向かう途中の床がツルツルで職員が転倒…という“避難よりまずは職員の応急処置”オチになったり。

もはやギャグ漫画かと思うほどの“想定外オンパレード”。

けど、現実にありえること。

だからこそ必要なのが、“作戦会議”という名の「妄想大会」。

職員同士で、「もしここで火事が起きたら?」「もし夜勤一人だったら?」「もし停電中に避難しなきゃならなかったら?」を、徹底的に妄想するんです。

この妄想力、実は命を守る大事なスキルです。

会議室でホワイトボードに向かって真面目な議論をするだけじゃなく、現場を実際に歩きながら、あちこちの突っかかりそうな段差や倒れそうな家具を見て「ここ、やばいっすね〜」って笑いながら気づきを共有する。

その笑いの中にこそ、“リアルな改善点”がゴロゴロ転がっているんです。

ちなみに、防災先進施設では「逆訓練」というものが行われているとか。

それは、あえて“訓練通りにいかない状況”を用意して、職員の反応力を試すという過酷なスタイル。

火災発生場所が毎回ランダムだったり、避難経路が事前封鎖されていたり、さらには「職員が一人寝坊して来てない設定」や「高齢者役に徹したスタッフが逃げ遅れる演技」なんて本格派シナリオも。

最初は「え、ムリゲーじゃん!」と誰もが白目になるこの訓練、やってみるとスゴイ。

真顔でバタバタしながら、最終的には笑えて、そして「次こそはもっとスムーズにできるようにしよう」っていう前向きな反省が生まれる。

それが、防災の“底力”につながっていくんですね。

つまり、災害っていうのは“アドリブ力”と“応用力”の世界。

準備や備えをするだけじゃなく、それをどれだけ現場で使いこなせるか。

頭でっかちのマニュアルよりも、“臨機応変の筋肉🩷”を育てることが、施設の生存力を底上げしていくのです。

さあ、ここまできたら「備え」という言葉にも少しリアル味が増してきましたね。

次章ではその“備え”の中でも、特に設備編にフォーカスして、「これ使える!」と「これ、実は邪魔だった…」の差を暴露していきます。

特養スタッフが思わず「うちの棚、それ!」と叫びそうなネタもご用意していますので、お楽しみに

第4章…本当に必要な設備って?“特養あるある”から学ぶ使える&使えない防災グッズ図鑑


「備えあれば憂いなし」と言いますが、備えてるつもりで憂いだらけって、特養の防災では“あるある”の名言です。

施設にはいろんな設備が揃っています。

蓄電池から発電機、非常食、ヘルメット、アルミブランケット、さらには“これ絶対使わんやろ…”という謎アイテムまでズラリ。

でもね、よく見てください。

それ、本当に“使える状態”ですか?

まずチェックしたいのが、大物家電系。発電機、倉庫でホコリ被ってないですか?

説明書の上にガムテープ貼ったままになってません?

実際、「電源入れたら動きませんでした」が本番中に発覚したら、もはやギャグじゃ済みません。

しかも、燃料の確認忘れてるパターンが実は激ヤバで、「あ、これガソリン必要なんでしたっけ…」なんて言ってる間に施設の灯りがどんどん落ちていきます。

そして次に気になるのが、備蓄の非常食。

開けてびっくり、賞味期限が“平成”のままという奇跡の缶詰。食べられるかどうか以前に、現場スタッフの胃袋と信頼がダメージを受けます。

しかも、「入居者様に配れませんよ、これ…」っていう謎のカンパンが箱ごとドーン。

もう少しだけ、“嚥下”と“誤嚥”に優しい選定をしておきましょう。

プリンとか、ゼリー系、レトルトのおかゆとか、そういうやつ。

愛され非常食、求ム!

設備って言うとなんだか大げさに聞こえるけど、意外と盲点なのが“普段の家具”。

転倒防止の固定、されてるつもりでされてなかった…あるあるです。

そして絶妙なタイミングで転ぶのが、スチール製の棚とスチール製の職員。

「ドンガラガッシャーン!」って響いたあと、「ちょっと!通れないんだけど!」って怒号が飛ぶのもリアル避難中のテンプレートです。

そして実は、ちょっとした設備が“命の分かれ道”になることも。

たとえば、夜間の避難に絶大な威力を発揮するのが、床に貼ってある蓄光テープ。

電気が消えてもほんのり光って誘導してくれるおりこうさん。

でも、そのテープが途中で途切れてたり、「えっ…これ、出入口に続いてなかったの?」みたいな悲劇も起きがちです。

見た目キレイでも、意味なかったらただの発光する飾り。

ちなみに筆者が見た施設では、非常口に向かう途中に段ボール山積みの「おしぼり在庫」がバリケードになっていて、「火事のとき、最初に燃えるのココじゃね?」っていうオチがありました。

いやほんと、笑えないんだけど笑うしかない現実…。

あと意外と忘れられがちなのが、避難用スロープや段差補助。

常設してるのに、「これ、避難時に使えるようにしてありますよ」って言いながら鍵が別室にあったり、カバーが閉まってて開け方が分からなかったり。

もうそれ、もはやアート作品です。

観賞用になってます。

こういう“見直しどころ満載の設備”たち、日頃から「実際に使ってみる」ことが何より大事

ただあるだけ、置いてあるだけじゃなく、“いつ・誰が・どうやって”使うのか。

そのシミュレーションと確認がされているかどうかが、「飾り」と「備え」の境界線になります。

ちなみに職員さんが「それ、どこにあるか知らないっす」とか「そもそも見たことないっす」と言い出したら、今すぐ会議開きましょう🩷。

そのままだと、避難より先に迷子になります。

設備迷子、案外多いんです。

ということで次回は、避難経路を“お散歩コース”として活用するという、ある意味とってもポジティブな工夫について語っていきます。

災害対応が“体験”から“習慣”になる、その第一歩にご注目を。

第5章…いつもの散歩コースが命を救う⁉ 高齢者参加型と体感型の避難誘導エンタメ化計画!


「避難経路の説明はしました!図面も貼ってます!館内放送も流してます!」という施設さん…それ、本当に入居者さんに届いてますか?

もちろん職員が全力で工夫しているのは伝わってきます。

でも、正直に言いますと——図面じゃ覚えられません。

放送じゃ頭に入りません。

しかもあの赤い非常口マーク、なんか全部同じに見えるんですよ。

じゃあ、どうするか?

答えはシンプル。

避難経路を、日常生活に組み込んじゃえばいいんです。

ここで出てくるのが「体感型の避難訓練」、別名【おさんぽ避難法】。

これはつまり、毎日の散歩や歩行訓練のルートに避難ルートをさりげなく混ぜ込むという作戦です。

たとえば、「今日のレクはBルートコース!途中でエレベーター封鎖されてるという設定でお願いしまーす!」といった風に、レクリエーション担当が“地味に災害シナリオ”を織り込んでいく。

これが意外と効果抜群なんです。

散歩のついでに「この曲がり角、火事のときは右じゃなくて左ね」とか、「ここがC地点、煙がきたら反対方向に避難だよ」なんて会話をしながら歩くだけで、自然と避難の“体感マップ”が入居者さんの頭と体にインプットされていきます。

しかもこの方法、職員の訓練にもなるんです。

職員自身も「あ、あそこ足元悪かったな」「このドア重すぎて片手じゃ開かないな」といった“避難のリアル課題”に気づけるチャンス。

そしてなにより、“避難”という言葉に過敏に反応してしまう方々にも、「楽しいお散歩だよ~」という名目でストレスなく馴染んでもらえるのが最大のメリットです。

さらには、ちょっとしたクイズ形式を取り入れるとさらにGOOD。

「この道の途中で危ないポイントはどこ?」「火災報知器はどこにあるでしょう?」

そんな問いかけをしながらの散歩は、まるで防災アトラクション。

入居者さんの好奇心と防災力を同時に育てる“エンタメ防災”の完成です。

もちろん、楽しみながらでもしっかり準備は大事。

途中に備えた消火器や誘導灯など、「ここにあるんだ!」と体で覚えることは、いざというときに“慌てない”に直結します。

さらに、「災害時にはこのビニール袋で頭を保護するんだよ〜」なんて話題も織り交ぜていくと、普段見慣れている生活用品が急に“防災アイテム”に見えてきて…目からウロコ!

大切なのは、「防災はイベントじゃない」「準備は日常の中にある」という意識。

入居者さんも職員さんも、毎日の散歩や会話の中で自然と身に着く“避難スキル”こそが、最強の備えなのかもしれません🩷。

というわけで次章では、まさかの救世主⁉「ビニール袋」と「入居者カルテ」の意外な大活躍にスポットを当ててまいります。

えっ、そんなものが防災に役立つの!?と驚かれること間違いなし。

次回もお楽しみに!

第6章…あって良かった!ビニール袋と入居者カルテと現場職員の“神対応”は日頃の備えから


ドラえもんの四次元ポケットからは、たいていの危機が救われますが…

介護施設にそんな便利な青いロボットはいません。

でも、現場の職員さんがポケットや引き出しに忍ばせている“ちょっとしたアレ”が、いざという時の神アイテムに変身すること、けっこうあるんです。

まずは意外なヒーロー【ビニール袋】。

え?ゴミ捨てるアレでしょ?って思った方、ちょっと待ってください。

実はこの何の変哲もない透明の袋、防災界隈では“非常時のフェイスガード”として超優秀なんです。

火災時に怖いのは、煙。熱よりも煙で命を落とす人のほうが圧倒的に多いのです。

そんなとき、このビニール袋で頭部全体を覆って、煙を防いで避難する方法があるのですが…ポイントは「密閉しないこと」。

ちゃんと空気の層を残して、しっかり前も見える状態で、安全に“スモーク避け”として使う。

これ、災害対策のプロたちの中ではかなり知られたテクなんです。

さらに、寒さ対策にも、防水にも、着替えの収納にも、簡易便にも…って、もはやマルチすぎて表彰したい。

でも、そのビニール袋、どこにあるんでしょう?

「えっと…汚物処理室の奥に…段ボールの中に…未開封が…」

これじゃ意味がないんです。

咄嗟に使えないなら、それは“過去に買っただけの思い出アイテム”。

だからこそ、非常時に使える位置に“最低2箇所”、それぞれの居室やベッドサイド、棚などに配置しておくのがベスト。

そして、日常使いの中でどんどん入れ替えておけば、いつでも新しい袋がそこにある状態が自然と保てるわけです。賢い。

さて、もうひとつの“命のノート”とも言うべき【入居者カルテ】。

普段はナースステーションに静かに眠っているあのファイルたち。

でもいざというとき、この一冊が「この人にはこの薬が必要」「この人は痰の吸引必須」「この人は心臓ペースメーカーあり」などなど…まさに命綱情報のかたまりなんです。

ところが、災害時にはネットワークダウン。

電子カルテは開かない。

誰もログインできない。wi-fi、Bye―Bye。

そんな時、紙のカルテが一番頼りになるんです。

やっぱアナログ最強説。

ただし問題は、「保管場所」と「持ち出しやすさ」。

巨大なキャビネットにズラリと並んでいて、「全部持って出てください」なんて言われたら、もう筋トレです。

なので、最低限の命に関わる情報だけをピックアップして、定期的に更新しつつ“持ち出し用バージョン”を用意しておくと◎。

さらに、鍵付きで潰れにくいボックスに入れておくと、「津波が来てもカルテだけは無事でした」なんてこともあり得ます。

大切な人の情報は、大切に守らないと。

現場の“神対応”って、何も特別なスキルじゃないんです。

日々の気付き、小さな準備、その積み重ねが、本当に困った時に「この人すごい!」って言われる理由になるんです。

そして、それを可能にするのが、袋ひとつ、紙一枚の“地味だけど頼れる備え”🩷。

ということで、いよいよ次は最終章。

ここまで読んでくださったあなたなら、「やらなきゃ損!」と思ってくれてるはず。

では次章、「まとめ:防災対策は心の筋トレ。安心は“備えた人”にしか微笑まない!」で、笑って学んできたすべてをひとまとめにしてまいります


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まとめ…防災対策は心の筋トレから?安心は「備えた人」にしか微笑まない!


さてさて、ここまで読んでくださったあなた、まずは防災偏差値が確実に上がっております。

特養で働く者として「備えるって、こんなに奥が深いんだ…」と、うっすら悟りの境地に入ってきたのではないでしょうか。

でも大丈夫。

この気付きこそが、現場を強く、そして優しくする最初の一歩なのです。

防災っていうのは、イベントじゃありません。年に1回の避難訓練で「お疲れさまでした〜」とジュースを飲んで終わるような話じゃない。

それはまるで、「1年に1回だけ筋トレしてます!」って言ってるのと同じ。

そんな体でいざ走れって言われても、そりゃ転びます。

防災も一緒です。

施設の防災がうまくいくかどうか、それは“日常にどれだけ上手に備えを組み込めるか”にかかっています。

形だけの訓練を“実になる経験”に変える工夫、マニュアルを超えて動ける判断力、避難が必要なときの連携力。

そして、散歩コースの中に避難ルートをさりげなく仕込み、ビニール袋とカルテで命をつなぐ準備まで…。

どれも派手さはないけれど、現場にとっては金メダル級に価値のあるスキルです。

それに、防災って面白がって取り組んだほうが絶対うまくいくんです。

やらされてる訓練より、自分たちで“ツッコミどころ探し”をしながら「じゃあ、これ改善しよっか!」って言い合える職場こそが、本当の意味で強い。

笑いながら考えて、冗談混じりに妄想して、でもいつか来る“その時”に、誰かの命を救える人になれるって…めちゃくちゃカッコよくないですか?

最後にもうひとつだけ。

防災って、正解がないんです。

だからこそ、「考えた人」が強い。

「どうしたらもっと守れるだろう?」って考え続けている人たちが、いつだって最強の備えなんです🩷。

そしてこの記事もまた、考えるきっかけのひとつになれば、それだけで大成功。

「うちの施設、ちょっと見直そうかな」と思ってもらえたなら、心の中で静かに拍手してます。

というわけで、防災対策は“筋トレ”です。コツコツと、でも真剣に。

安心は、準備した人だけにそっと微笑んでくれるご褒美みたいなもの。

今日からまた、笑って備える日々を始めていきましょう!

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