春は山菜が旬!高齢者のレクリエーションで外出して企画する時は気を付けて楽しもう!

[ 春の記事 ]

はじめに…春の味覚が呼んでいる!――山菜に誘われて心も体も軽やかに

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春の山って、なんだか呼ばれているような気がしませんか?

まだ肌寒さの残る風の中に、ふと混ざるやわらかな日差し。どこからか吹いてくる草🌱の匂いと一緒に、心の奥がふんわり動き出します。

「あぁ、そろそろ山菜の季節だなあ」なんてつぶやいてみたら、もうそれは旅のはじまり。

イタドリ、こごみ、ウド、タラの芽、蕗の薹、わらび、ぜんまい…。

名前を並べただけでも、口の中に春の味がよみがえります。

天ぷらにしてサクッ、ゆでてお浸しにしてジュワッ。

舌も心も目覚める季節です。

そんな春の味覚たちを、今度はレクリエーションにしてみませんか?

高齢者の皆さんと一緒に、自然に触れて、身体を動かして、最後には自分たちで調理していただく。

うーん、これはもう“おいしい”だけじゃない、“うれしい”がたくさん詰まった企画になる予感です。

もちろん、ただ「行きましょう!」では済まされません。

山にはルールがあるし、何よりご高齢の方々が安心して楽しめる準備が欠かせません。

でも、それすらも含めて、みんなでワクワクするレクリエーションになるんです。

というわけで今回は、春の山菜採りをテーマにした高齢者向けレクリエーションの魅力と、ちょっぴり大切な注意点を、ユーモアと共にたっぷりご紹介してまいります。

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日向ぼっこと春風と…ついでに山菜!自然の誘惑に誘われて


冬のあいだ、ぎゅっと肩をすくめて歩いていたあの背中に、ある日ふと、ぽかぽかと太陽の光が落ちてくる瞬間があります。

「あれ…なんだかあったかい…」と、ついその場に立ち止まって、顔を空に向けてしまったら、それは春の合図。

ひなたぼっこに誘われたその一歩の先に、春のレクリエーションが待っています。

春の山菜は、そう、まさに“春の目覚まし時計”

あちこちの野山に、ちょこっと顔を出して、「ほら、見つけてごらん?」とでも言いたげな顔をしています。

こちらも負けじと目を凝らして、「あ、あった!」「これはウド?いや、タラの芽かも…!」なんて声をあげながら、まるで宝探しです。

それに、春の山は空気もなんだか違うんですよね。

冷たくて張りつめた冬の空気が、ほんの少し緩んで、鼻👃から吸い込むと胸の奥までスーッと届いてくる。

思わず深呼吸したくなる、あの透明感。

山菜を探しに行ったのに、いつのまにか空を見上げて「来てよかったなあ…」なんて思っていたりして。

そんな気持ちよさと一緒に、山菜をひとつ、ふたつ、カゴに入れていく喜び。

実はこれ、五感を総動員した“春の健康体験”だったりします。

視覚も嗅覚も味覚も、もちろん足腰も使って、しかもみんなで笑いながらできるのですから、これはもう立派なレクリエーション。

「でも、どこに行けば採れるの?」「勝手に山に入っていいの?」

なんて疑問が、ふと頭をよぎるかもしれません。

はい、その通り。

実はここからが、山菜採りレクの“ちょっと知っておきたいところ”なのです――。

その山、誰の山?レクリエーションの前に“ひとことの魔法”を忘れずに


「よしっ、カゴも長靴も準備万端!さあ出発〜!」といきたいところですが、ちょっと待ってください。

その山、ほんとうに入っていい場所ですか?と、春の山菜たちがこっそり耳打ちしてくるような気がしませんか。

自然は広くて誰のものでもないように見えるけれど、実際にはちゃんと持ち主がいることがほとんどです。

じつは私の知り合いの畑にも、春になるとどこからともなく現れる“山菜ハンター”たちがいて、勝手に入りこんでタラの芽やらゼンマイやらをせっせと摘んでいくんだそうです。

地主さんはといえば、遠くからそれを見て「……また来たなあ」とため息。

怒るというより、逆ギレされるし、なんとも言えないあきらめ顔。

なんだか切ない春の風物詩です。

けれど、ほんの一言、「こちらで山菜を少し分けてもらえませんか?」と丁寧にお願いすれば、地主さんの表情もガラリと変わります。

「ああ、そういうことならどうぞどうぞ」と笑顔になって、ついには山菜の名所まで教えてくれるかもしれません。

自然とふれあうレクリエーションの一番のコツは、実は“人とのふれあい”にあったりするんです。

市役所や町内会で土地の持ち主を調べてみるのもいいですし、職員さんやボランティアさんの中に、地域に詳しい方がいればご相談してみるのも一案です。

そして、許可をいただいたら、いよいよ下見の出番。

どんなに魅力的な場所でも、足場がゴツゴツしていたり、斜面が急だったりすると、高齢者の皆さんにはちょっとした冒険すぎてしまいます。

歩きやすい道があるか、休憩できる場所があるか、そしてちゃんと山菜が“いる”のかどうか…そんなところを確認しながら、「このルートなら行けそう!」と現地調査隊ばりにワクワクしましょう。

もちろん、当日を想像しながらの準備も大切です。

レジャーシートやポット🫖におしぼり、ちょっとした寒さ対策のカイロや膝掛け、そして…おやつ!

いやいや、おやつは個人的な楽しみかもしれませんが、備えあればなんとやら。

春の野外活動は、油断すると風が冷たかったり日陰が寒かったりするので、準備は念入りに。

そして大事なのは、あくまで少人数での実施ということ。

施設の利用者さん全員で「突撃〜!」と行きたくなる気持ちはわかりますが、それでは地主さんが腰を抜かしてしまいます。

控えめな人数で、安心して、安全に、そしてしっかり楽しめることが一番の目的です。

むしろ少人数だからこそ、一人ひとりに目が届き、特別な思い出になるのです。

そうしていよいよ当日、春の空気に包まれながら山菜を摘む時間――それは、ただのイベントではなく、「ああ、生きてるなあ」と感じられる瞬間かもしれません。

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採って、味わって、笑顔の輪――山菜レクリエーションの作戦と成果


春の山菜採り。

みんなでワイワイ言いながら、あっちの藪をのぞき、こっちの斜面をそっと歩き、ひとつ見つけるたびに「やったー!」「これ食べられるやつ?」と声が上がる。

まるで冒険のような時間が、そろそろクライマックスを迎えます。

さて、集めた山菜たち。

「これは…ゼンマイ?いや、ワラビかも…?」「うーん、図鑑とちょっと色が違うような…」そんなやりとりも含めて楽しいのが、この後のお楽しみ。

栄養士さんと一緒に「これは安全、これはちょっと怪しい」としっかり確認して、間違いのないよう調理へと進みます。

調理といっても、豪華な料理を作る必要はありません

ちょっとした天ぷらやお浸し、それだけで素材の味が光ります。

あの山の香りが、湯気となって鼻をくすぐると、自然と笑顔がこぼれてくるのです。

「うちの母が昔よく作ってくれたわ」「こんな味、久しぶり」そんな声が食卓を和ませてくれます。

もちろん、今回のレクリエーションは“やって終わり”ではありません。

せっかくの貴重な体験、後に残してこそ次につながります。

まずは写真。

山菜採りの様子、調理の風景、みんなで試食している笑顔――どれも宝物です。

できれば、参加された利用者さんがみんな写っているものを意識して残しておくと、あとで見返したときに「あのときの春」が鮮やかによみがえります。

さらに、歩数計でどれだけ歩いたかを記録しておけば、リハビリとしての効果もちゃんと報告できます。

「今日は800歩でした!」「おお、それはがんばりましたね〜」なんて会話も弾みますし、本人の達成感にもつながります。

そして地主さんへの感謝も忘れずに。写真とともに手書きのメッセージカードを添えて、コルクボードに仕立てて贈れば、「今年もまた来ていいですよ」となるかもしれません。

いや、それどころか「来年はこっちの山🏔も案内しましょうか」なんて話になるかも。

人の心は、思いがけないプレゼントでポカポカするのです。

さらに欲張るなら、参加された利用者さんの様子も、数日後にもう一度そっと見てみましょう。

「あれから表情が明るくなったね」「あの人、また歩きたがってるよ」――なんて小さな変化を記録に残しておけば、次のレクリエーション企画にも大きな説得力を与えてくれます。

レクリエーションは、ただのお楽しみ会ではありません。

春の山菜という自然の恵みを通して、人とつながり、自分の身体を感じ、笑いあい、そしてほんのちょっと誇らしい気持ちになれる。

そんな“心に残る一日”になるのです。


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まとめ また来年も行きたいね!山菜レクリエーションがくれた“旬の笑顔”


春の山は、まるでおしゃべりな友だちのようです。

「そろそろ来てくれてもいいんじゃない?」なんて声をかけられたような気がして、つい軽い足取りで向かってしまう。

そしてその先には、やっぱり待っていてくれたかのように、山菜たちが顔を出しています

そんな自然との再会は、高齢者の方々にとっても、きっとどこか懐かしく、どこか新鮮な時間になるのではないでしょうか。

子どものころ、野山を駆けまわって摘んだふきのとう。

家に帰って、お母さんがちゃちゃっと味噌炒めにしてくれた日の記憶。

ひとくち食べた瞬間に、ふと、そんな遠い日が胸によみがえるかもしれません。

職員さんにとっては、ふだんの介護業務とはちょっと毛色の違う活動かもしれません。

でも、だからこそ広がる世界があるのです。

栄養士さんの知恵、看護師さんの安心、地域の方々のやさしさ――いろんな人の手を借りてひとつのレクリエーションが実現するたびに、「チームっていいなあ」と実感できる。

そんな素敵な副産物までついてきます。

そして何より、利用者さんの目が輝いたり、笑顔がこぼれたりするあの瞬間。

あれはたぶん、天ぷらの味にも勝る“最高のごほうび”です。

春の山菜には、胃袋だけじゃなく、心までほっこり満たしてくれる不思議な力があるのかもしれませんね。

来年もまた、あの山⛰へ、あの空気の中へ。

そんな約束が、今年のレクリエーションの最後に、そっと芽吹いているかもしれません。

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