高齢者のレクリエーション!春の桜の後に特養での室内遊びのご提案です

[ ☆ 4月 April ☆彡 ]

1はじめに

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受付嬢
受付嬢
BGMをご用意しました。
お好みで▷ボタンでお楽しみください。

短縮して特養としましたが、
長く書くと特別養護老人ホーム。

現在は介護老人福祉施設と呼ばれます。

要介護3以上の方が入居できます。

例外入居の方もおられます…。

身体的にも精神的にも
介護を手厚く必要とする方が入居される特養。

そこでのレクリエーションのご提案を考えました。

春の桜の花が咲き終わった頃、
おすすめのレクリエーションです。




2高齢者のレクリエーション!春の桜の花が咲き終わった後とは何故ゆえに?


桜は日本人にとって馴染み深い植物です。

高齢者施設を標榜するところでは
数本が庭に植えられていますし、
綺麗な花を咲かせてくれるようになっています。

お花見は寝たきりの重度の高齢者さんであっても、
たとえわずかな時間であっても、
楽しまれているんじゃないかなぁと思ったのです。

その香りや記憶が薄れないように、
生きる楽しみを見出すレクリエーションを
その後に投下するのが、ポイントの高いところ。

そんな思いから、今回は記事にしてみた次第です。

3高齢者のレクリエーションを特養で企画することの難しさとは?


要介護3~5と言いますと、
介護における手助けは、
ほぼほぼ生活場面の全部に及びます。

高齢者さんの生活場面で少しや多くの差はあっても
目視、一部介助、全介助の
いずれかの支援が不可欠になる状況です。

特養はそんな高齢者さんたちが入居する施設。

会話が成立しない、意識が表現できないという
重度な高齢者さんも生活をされている場所でもあります。

法律的な人員配置基準はありますが、
そんな最低限で決まった人数
楽しいレクリエーションが日々出来る!
…なんて環境はもはや妄想でしかありません。

…出来ている!そんな施設は皆無でしょう。

もし、そんな施設があるとすれば、
入居される高齢者さんを、意図的に
ごく軽度の方で選別しているか、
あるいは入居者さんのごく一部だけで
レクリエーションを提供しているかのいずれかでしょう。

まぁ、このような施設様はないはずです。

特養という場所に集う高齢者さん。

必ず大病を経ているか、後遺症を抱えられているか。

体力も同年代の健常者のようには動かせません。

病や障害を抱えますと
日常的な1つ1つの動作に時間がかかり、
諦めざるを得ない事が増えてしまうものです。

人によって違う病気や障害の重さの差。

人の命の重さがそこには存在します。

一律に、全員に満足していただける
そんなレクリエーションを行うことは不可能です。

音楽1つとっても選定することは難しいことです。

音楽で和んでいただこうにも、
体の動かせない方にとって不快な音楽に
そう感じられていたら…申し訳ないです…。

意思が表現できない方の心を慮って
かつ提供できるレクリエーションは
最も難しい境地の1つでしょう。

4高齢者のレクリエーション!春の室内遊びはいかがでしょう?


さて、4月に外気に触れ、
桜の香り混じる大気を満喫された高齢者さん。

短時間であっても、春の息吹を体感されたことでしょう。

記憶を呼び覚ます、今年の春を実感いただく…。

いろいろと職員の思いはありますが、
その場限りになっていませんか?

起床から就寝、3度のお食事、おトイレにお風呂…。

日常の介護の場面は多岐にわたります。

外出行事や決まりだからと、
庭の散策を数時間行って終わることは、
とても勿体無いことです。

外を散策できる時間を1日に1回、
数分間だけ確保できたという高齢者さん。

そこが体力の限界点となるかもしれません。

人によっては、連日、外へ出掛けますと
疲労が蓄積して体調を崩される原因にもなりかねません。

そこで、今回は室内でのレクリエーションを
提供する方法を考えてみました。

それも、20~30年前からある特養向きのレクリエーションです。

20~30年前の特養は4人部屋、2人部屋、個室が並び、部屋数が1つの武器です。

近年は個室、ユニット型と呼ばれる特養が好まれる傾向にあります。

入居されている高齢者さんそれぞれの居室が
個人向きに、ご家族により設定されていきますので、
今回の企画はあまり向きません。

では、レクリエーションの説明です。

各室に4人の高齢者さんが入居する部屋を多床室と呼びます。

この多床室を1つずつ、違う気配の部屋に一時的に変えてしまう。

□ 音楽も部屋ごとに変えます。
□ 漂う芳香を部屋ごとに変えます。
□ 明るさを部屋ごとに変えます。
□ 触れる物を部屋ごとに変えます。

…準備が手間でしょうか?

ご協力いただけるお部屋の数だけ
バリエーションを設けることがポイントです。

高齢者さんを1つ1つの部屋に順にご案内して、
誘導して周回するだけのレクリエーションですが…。

設定する内容によって、

□ 聴覚
□ 嗅覚
□ 視力
□ 触覚

を刺激することが出来ます。

最後に味覚をハーブティーで味わっていただいて
レクリエーションは終了です。

五感に訴える仕様ですが、
高齢者さん自身は職員さんにより車椅子操作の介助を受け、
居室を移動するだけです。

日常的に居室ベッドと食堂となるフロアを行き来して、
週に2日、お風呂に移動。

これが可能な高齢者さんの誰もが満喫できる仕様です。

車椅子での移動そのものが体の負担になりかねない高齢者さんにも、
一時の変化やくつろぎのメリハリ時間って必要だと思うのです。

もちろん、特養にお勤めの誰もが時間を作り、
1人1人の高齢者さんにレクリエーションをと願う気持ち、分かります。

大掛かりなものは必要ないんです。

この方法ですと居室を巡るだけ…。

得られる効果はとても大きい。

マンツーマンが難しいのも、よく分かります。

そこはご家族様をお呼びしましょう。

車椅子をゆっくり押して時間を共有していただくだけですから…。

もちろん、経営者さんでも事務員さんでも、栄養士さんでも出来ます。

5まとめ


特養という場所で集団レクリエーションは完結しません。

必ず寝たきりであったり、重度な病気や障害を抱えられる方が
不完全燃焼になりやすいです。

全員一律に…この発想は出来ません。

今回の3章で述べたレクリエーション。

お体がお元気な方ほど、まったり過ごせず
不満を抱えやすいレクリエーションになります。

もし、軽度な方へのバリエーションをご用意するとしたら、

□ 調理の音を楽しんでいただく。
□ 調理の匂いを楽しんでいただく。
□ お食事のフロアの採光に色を付けてみる。
□ お部屋に用意する物を生き物などで刺激的に演出する
□ ハーブティーだけではなくて調理したお料理に…お食事へと向かっていただく。

と、いう具合に変化をつけることが出来ます。

あと、ポイントとしては、お部屋に込める匂い。

アロマです。

いつまでも残っては、その居室の方に不快となることも。

逆に良眠を誘うきっかけにも役立つかもしれません。

ただ、いつまでも同じ匂いでは変化不足で飽きも来ますし、
固定することは柔軟性が欠ける原因にもなりますので、
即日、終了後、換気して刷新してしまうことをおすすめします。

次なる布石にもなります。

もちろん、ご家族も投入しまして、アンケート集計を行います。

レクリエーション結果のリサーチです。

重度な高齢者さんは自らの意思を示せません。

代わりにご家族の文言をアンケートで集計しつつ、
職員が観察した結果、次に向けての工夫点などを
分析して記録に残すようにしましょう。

ポイントの1つは、ご家族の満足度です。

ここも記録しておきますと立派なレクリエーション。

施設の試みとして成功です。

できましたら、ブログにアップして社会的な協賛を得る
そんな段階まで進めますと
施設として次なる成果を見込むことにもつながるかもしれません。

管理人
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本記事の閲覧、
誠にありがとうございました。
お気づきのご感想を
是非、お寄せくださいましたら幸いです。


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