世界のお正月はクセが強い! グローバル年越し珍百景ツアー

[ 1月の記事 ]

はじめに…鏡餅と初詣だけじゃない!? 地球の裏側はどうしてそんな年越しを!?

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お正月って、日本ではもう神聖で厳かで、でもどこかほんわかしていて、コタツでみかんを片手に「今年こそは」と誓ったり、おせち料理をもぐもぐしながら年賀状の返事に追われるのが定番ですよね。

でも、そんな“ザ・ニッポンのお正月”が当たり前だと思っていたら…世界をのぞいた瞬間、驚きのオンパレード。

え、家の壁をパンで叩く!?

水着で波を飛び越えて願掛け!?

お皿を盛大に割る!?

カウントダウンの直前に12粒のブドウを丸呑み!?

もはや何の競技会なのか分からない勢いで、地球上では“クセ強すぎる年越し文化”が炸裂しているのです。

「うちは除夜の鐘を聞いて静かに年を越すんですよ」なんて言ったら、ブラジルの海岸では波に願いを乗せて全力でジャンプしてる人たちに笑われてしまうかも。

そんなわけで今回は、“世界のお正月って何してるの?”という好奇心の扉をそっと開けて、地球各地の年越しパーティーをズズンと覗いてみましょう。

伝統、グルメ、遊び、寒さ、暑さ、願い、信仰、笑い、全部ひっくるめて…人類ってほんと面白い。

もしかするとこの記事を読み終わる頃には、「次の年越しは海外で迎えてみたい!」なんて思ってしまうかもしれません。

それでは、世界の年越し珍道中ツアー、出発進行〜!🩷

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第1章…悪霊も恋人も大騒ぎ!? 年越しイベントの世界珍習慣めぐり


「年越しって、静かに過ごすものでしょ?」と信じて疑わなかったあなた。

その常識、世界基準では完全に覆されます。

むしろ、「静か?それって年越してないよね?」とツッコミが飛んできそうなレベルで、各国ではとにかく派手で濃くて、クセが強いのです。

まず、スコットランドでは年末年始の4日間にわたって「ホグマニー」という大騒ぎのイベントが開催されます。

年が明けた瞬間、家のドアをノックするのはなんと“ハンサムな男性”。

これが「ファーストフッティング」という幸運を呼ぶ風習で、「え、うちにも来てほしいんですけど!」と願う女性が続出なのだとか。

しかも、手土産にはウイスキーやお菓子…これはもう運だけじゃなくて胃袋まで満たされます。

次にアイルランド。

ここでは大晦日になると、なんとパンで壁やドアを叩いて悪霊を追い払うという風習が。

しかもパンは古いもの限定。

これが終わった後には、家中にパンくずが舞い踊り、結局元日に大掃除が始まるというオチ付き。

まさに悪霊だけでなく平和も一緒にパンチしちゃってる感じですね。

お隣、アメリカでは超有名なタイムズスクエアの「ボールドロップ」が有名ですが、その裏では年明けの瞬間に恋人とキスをするという文化も。

これは「浄化と厄払い」の意味があるそうですが、実際には新年早々に告白成功➡キス成功➡交際スタートという流れも多く、まさに恋愛運までガッツリ引き寄せる年越しミッションです。

一方で、相手がいない人はハグで対応…って、なんだかその格差に泣けるのは私だけでしょうか。

スペインでは、年明け12秒前からブドウを12粒食べるというチャレンジが。

1粒1秒ペース、つまり噛む暇なし、詰め込むしかなし、もはやブドウというより任務。

ですがこれを無事に完了すると1年の幸運が約束される…らしいです。

ブドウ界の修験道、ここに極まれり。

オランダでは0時の鐘が鳴った瞬間から花火がドッカンドッカン。

しかもその後は寒中水泳大会!

60カ所以上で“新年一発目の震え”を共有するこのイベント、え、風邪引かないの?と心配になるけど、たぶん元気になるんでしょう。

たぶん。

デンマークでは玄関に皿を投げて割るというスタイルで新年を迎えるそうで、皿の破片が多いほど幸運に恵まれるんだとか。

割れた皿の山はまるで「厄の墓場」…気づけばお隣さんの家に向けて連投しそうになりますが、そこはお年玉の笑顔で許してあげましょう。

ドイツでは鉛をスプーンで溶かし、水に垂らして形占いという、もはや年越しというより錬金術。

しかも現在はEUの規制で鉛の使用が禁止され、今はワックスやスズで代用しているそうですが、それでも「今年の運勢はこのよく分からない塊で決まります」という、謎の説得力があります。

ルーマニアでは熊の毛皮を着てパレードするという、完全に年越しというより戦国武将の出陣

実際には邪気払いのための伝統行事だそうですが、遠目から見ると熊の大群が街を占拠しているようにも…。

子ども泣いちゃうやつです。

いかがでしょう。

日本の除夜の鐘がどれだけ静かで優しい音か、改めて実感してきましたね。

でも、どの国も「新しい年を良いものにしたい!」という願いだけは共通。

人間って、こういう時だけは本当に一致団結してる気がします🩷。

第2章…お正月のごちそうが攻めすぎ!世界の“食べる縁起担ぎ”バトル


新年の幸運を祈るなら、まずはお腹を満たすところから。

世界中どこを見ても、「縁起担ぎは胃袋から」という共通点があるようで、お正月の食卓には、いろいろな意味がこめられた“ごちそう”がずらりと並びます。

しかもその内容がもう…攻める攻める、もはや「縁起という名のグルメフェスティバル」状態なのです。

たとえばアメリカ南部では、「ホッピンジョン」と呼ばれる料理が人気。

ご飯にブラックアイドピーという黒目豆を混ぜた一皿で、“お金を呼ぶ豆”として縁起担ぎの主役を張っています。

お金がホッピングしてくるなら食べるしかない。

しかも豆とお米の組み合わせって、実は日本人の味覚にもピッタリ。

これ、福豆ごはんとして輸入できるのでは…!?

そしてイタリアでは、新年にレンズ豆をモグモグ。

これがまた、まんまるで小さなコインに見えるという理由から、「お金が増えるように」という願いを込めて食べられているのです。

そこに豚肉のソーセージが加わってくると…金運アップどころか、食欲の暴走も止まりません。

さらに一部地域ではウナギのトマト煮も登場するそうで、「なんでそこでウナギ!?」と驚くかもしれませんが、脂がのった魚は“豊かさ”の象徴なんですって。

なるほど、イタリア流の「おせち」みたいなもんです。

オランダのお正月はちょっと甘め。

街には「オリボーレン」というドーナツのような揚げ菓子が並びます。

見た目はふわっと丸くて可愛いけど、これがまた油と粉の暴力的タッグでして…年末から屋台が爆増する様子は、まるで“年越し前夜のカロリーパニック”。

でも、それを頬張るオランダ人の笑顔を見てると、「幸せってこういうことかも」と思えてくるから不思議です。

韓国では「トックッ」という白いお餅入りスープを飲みます。

白は清浄の色、そしてスープは歳を重ねる象徴。

つまり、トックッを食べなければ“年を取ったことにならない”とも言われており、子どもたちは「まだ食べてないから〇歳じゃないもん!」と全力で抵抗するらしいです。

お餅の消費量で年齢が決まる…なんて制度、うっかり導入されたら私、一生20代で粘る所存です。

ギリシャのお正月はお菓子の中にサプライズ。

バシロピタというケーキの中に1枚のコインを入れて焼き、切り分けたときに当たった人はその年のラッキーパーソン!

食べる方はドキドキ、作る方はコインの位置をバレないように仕込むプロ技が要求され、もはや料理というよりマジックです。

中国では旧正月の名物・餃子が主役。特に北部では家族全員で餃子を包むのが恒例行事で、中にはお金の形に似せた包み方もあるのだとか。

南では「湯圓(タンユエン)」という白玉団子のスープも人気で、もちもち&とろ〜りのコンボが正月の幸せを包んでいます。

どちらも“団らん”を感じさせる温かな食文化です。

フィリピンでは、とにかく“丸いもの”をたくさん食べて飾ります。

ブドウ、みかん、リンゴ、ドーナツにお餅…丸ければOK!

しかもココナッツ風味のお餅を煮て、浮き上がったお餅を「運気も浮く」と喜ぶという縁起担ぎも。

湯気がもわ〜んと漂う中、あっちでもこっちでもお餅が跳ねていて、まるでお正月限定の“もち妖精”が飛び交っているようです。

フランスではガレット・デ・ロワという王様のケーキを1月6日に食べます。

この中には「フェーヴ」という小さなチャームが1つだけ隠されていて、これを当てた人は1日王様になれるんだとか。

中には王冠までかぶせられるという徹底ぶりで、「まさかのプリンス・プリンセス制度導入!?」と笑ってしまうけれど、実はこの文化、地方によって形や味も様々で、まさに“食べる地域性”の宝庫です。

そしてブラジルでもレンズ豆は幸運の定番。

そこに鶏肉とオリーブの塩気が加わった「トールタ・デ・フランゴ」というパイ料理も人気で、見た目は地味でも噛むごとに広がる旨みはまさに“新年の希望”が詰まっている感じです。

南半球の夏にパイって…とツッコミたくなるけど、それすらお正月の魔法で許されるのです。

世界のお正月料理は、ただの食事じゃない🩷。

“願い”を食べて、“運”をかみしめる、いわば“おいしいおまじない”。

さて、来年の年明け、あなたはどこの国の縁起グルメをかじってみますか?

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第3章…踊るの?泳ぐの?投げるの?年越しの遊びは命がけ!?


年越しって、食べて寝てテレビ見て…と思っているそこのあなた。

世界には、そんなぬるま湯正月を一刀両断してくる“全力系年越しアクティビティ”があちこちに存在しているんです。

むしろその勢い、「年を越す=命の祭り」というテンションで、心も体もフル稼働しないとついていけないレベル。

たとえばオランダ。

ここでは元日の朝から寒中水泳大会が各地で開催され、なんと60か所以上で“新年一発目の水飛び込み”が行われるのです。

冬ですよ?

北の国ですよ?

気温ひと桁、海水凍てつくレベル。

それでも老若男女が「キャー!うひょー!」と叫びながら海へダイブ。

もはや初夢より鮮烈な“初冷え”で、心身ともにシャッキリするらしいですが…聞いてるだけでこっちが風邪ひきそう。

ロシアでは、子どもたちにとって最高のエンタメが用意されています。

それが“封筒ゲーム”と呼ばれる宝探し。

封筒の中に「次は冷蔵庫の裏!」とか「テレビの下!」みたいな指令が書かれていて、それを何度も解読していくと、最後にはプレゼント入りの宝箱が見つかる仕組み。

まさにリアル脱出ゲームの年越し版。

全力で部屋をひっくり返したあげく、おもちゃとお菓子に出会えるという、子どもにとっては夢のミッション。

親にとっては翌朝の片付けが地獄ミッション。

そしてフィリピンでは、丸い服を着て街中を練り歩くだけでなく、お年玉のように“幸運をばらまく”というイベント的風習があったりします。

しかもその勢いで、ドアやベランダからジャンプする子も現れたりして…って、それ大丈夫なの?と心配になりますが、「高く跳ねる=運気も跳ねる」という願掛けの一環。

年明け早々、全力ジャンプで運命をねじ伏せにいく気合いがすごいのです。

ブラジルでは、願いごとを唱えながら“七つの波”を超えるというロマンティックかつアクティブな儀式が人気。

白い服、水着、波打ち際…ときたら、もはや年越しというより青春ドラマのワンシーン。

しかも波を越えるたびに願い事を込めるというのですから、これはもう願掛けというよりトライアスロン。

波にさらわれないように祈るところからが“幸運チャレンジ”の始まりです。

タイの旧正月「ソンクラーン」になると、事態はさらに過激に。

街中で水かけ祭りが始まり、老若男女がバケツ・ホース・水鉄砲でお互いをびしょ濡れにし合うという…これまたカオスなお祝いスタイル。

もうそこら中でビショビショパンパン水音が響き渡り、「おい誰だ今ホース使ったの!?」なんて叫び声と笑い声が交差する。

そこに氷水をぶちまけてくる強者もいて、新年早々“冷静と情熱のあいだ”を振り切っていくタイ人の本気度に感服です。

デンマークでは「新年の瞬間にジャンプして空中で年を越す」という、体育会系の願掛けが根付いています。

椅子やテーブルの上に立って、0時ちょうどにピョンッ!

見た目は完全にお笑い芸人の罰ゲームですが、これをやらないと「新年がちゃんと切り替わらない」らしいのです。

日本でやったらおばあちゃんに「コラ!危ないやろ!」って怒鳴られそうですが、デンマークではこれが“正式な年明け動作”。

何なら一家で連続ジャンプも可。

トランポリン、常備しておくべきかもしれません。

こうして見ていくと、「新年を迎える=体を張る」という文化が、世界にはかなりの確率で根付いていることが分かります。

静かにお雑煮をすすってる場合じゃないのかも…!

来年の正月、あなたは飛ぶ?泳ぐ?跳ねる?それとも封筒を追いかける?🩷

さあ、あなたの“命がけ初笑い”はどこの国のスタイルですか?

第4章…ちょっと待って!? 冬なのに水着?コタツが恋しい世界の元旦


「寒い~手がかじかむ~」「ストーブから離れたくない~」…そう、私たち日本人にとって“年末年始”とはだいたいそんなセリフで幕を開けます。

こたつ、毛布、みかん…この三種の神器がなければ冬は越せぬ。

と思っているその横で、地球の反対側では…え?水着?裸足?日焼け止め!? そうなんです、世界には真夏にお正月を迎える国々があるのです。

まず代表格がブラジル。

はい、南半球ですから、年末年始はど真ん中の夏真っ盛り。

白いドレスを着て海岸に集合し、海に向かって願い事をささやきながら七つの波をジャンプして越えるのが新年の恒例行事。

これ、冷静に考えると「初詣 on the Beach with ジャンプ」っていう、もはやポカリのCM状態。

でも本人たちは真剣で、白は清浄、波は運気、ジャンプは飛躍。

全部意味があるから尊いのです。

中にはカラフルなラッキーパンツを履いて気合いを入れる人もいて、「運気はパンツから上がる!」という新年の覚悟が感じられます。

うん、日本人の“腹巻きで年越し”とは対極すぎて尊敬します。

一方でタイも負けてません。

1月1日はちょっと静かめなんですが、春の旧正月「ソンクラーン」はもう完全に水合戦祭り。

気温は30度超え、街中でバケツや水鉄砲が飛び交い、通行人はびしょ濡れがデフォルト。

これが「厄落とし」なのだから、スケールが違う。

下手すれば「人生リセット」くらいまで水かけられます。

それでも笑顔で迎えるタイの人々を見ると、なんだかこっちまでスッキリした気持ちになってくるのです。

不思議。

オーストラリアではどうかというと、こちらもまた真夏の陽気の中、年越しカウントダウン花火が超絶ド派手に打ち上がります。

特に有名なのがシドニー湾の年越し花火大会。

もはや空が燃えてるかと思うほどで、しかも多くの人が…水着か薄着。

テレビで見ると「え、海開き?」と思うけど、これが真夏のリアル。

氷の張った神社で初詣をしている日本の光景と並べたら、まるで冬と夏の異次元バトルです。

そう考えると、日本のお正月の「あったかさ」って、ある意味“冬ならではの贅沢”かもしれません。

こたつでぬくぬく、年賀状を書いて、みかんを食べて、雪が降るかも…なんて天気予報にワクワクする。

外に出ればマフラーぐるぐるの初詣。

これもまた、冬にしか味わえない“静かな祝祭”なんですよね。

けれど、夏の太陽の下、裸足で波と戯れながら迎える新年もまた、すごくアリ。

太陽のエネルギーをまるごと背負って、「今年はやったるぞー!」と叫ぶその姿は、まさに新年の元気代表。

ちなみに、暑さのせいか、お正月からビール片手にBBQという国もあります。

初焼肉、初ビール、初太陽…これ、なんかすごく楽しそう。

そう、世界にはいろんな「年越しの温度」があるんです。

日本のように「静かにあったかく過ごす」国もあれば、「熱く!濡れて!飛んで!笑う!」という全力正月の国もある。

それぞれに四季があって、風土があって、文化があって…だから年越しにも、その土地の“色”がにじみ出る。

来年の年越し、こたつでぬくぬくするもよし、白いワンピで波にジャンプするもよし。

どんな季節でも、新しい年はみんなに平等に訪れるんだから…だったら、思いっきりその瞬間を楽しんだ者勝ちかもしれませんね🩷。

第5章…文化の数だけ意味がある!世界の“年越しの願かけスタイル”


新しい年が始まる瞬間って、なんとも言えない緊張感と希望に包まれますよね。

「今年こそは〇〇したい!」とか「去年のアレは無かったことに…」とか、心のどこかでこっそり念じていたり。

でもそれ、あなただけじゃありません。

世界中のみんなが、それぞれのやり方で“願い”を空に放っているのです。

まさに地球規模の初願いタイム。

ただし、そのスタイルが独特すぎて思わず二度見してしまう国が多数…。

たとえば、スペイン。

ここでは年明けの12秒前から1秒ごとに1粒のブドウを食べて、計12粒完食できたらその年は幸運に恵まれるという、脳と喉がフル稼働の“縁起チャレンジ”が行われます。

もぐもぐ…ってしてるうちに年が明けていて、「え、もう!?」とカレンダーを確認する人が続出。

願いごとを唱える暇もなく、気づけば種まで噛んでいたりして。

でも、このテンポ感こそがスペイン流の「願いに余計な言い訳はいらない、ただ食べて感じろ」精神なのかもしれません。

ドイツでは、かつて鉛(なまり)を溶かして水に垂らし、できた形で1年の運勢を占うという「ブリーデンギーセン」という風習がありました。

最近はEUの安全規制で鉛の代わりにロウやスズが使われることが多くなったそうですが、それでも「このモコモコは…豚?いや、カエル?」と無理やり意味をこじつけて「恋愛運アップ!」なんて解釈するあたり、もう願いというより想像力の勝負。

でもそれもまた愛おしい文化です。

フィリピンでは**「丸いもの」=お金と幸せの象徴**という考え方が根強く、大晦日から元日にかけて、丸い食べ物、丸い模様、ドット柄の服で身を包むのが定番。

さらに、ポケットには丸いコインをたっぷり入れておくと運気が上昇すると言われています。

まるで「人間福袋」みたいですが、その徹底ぶりは圧巻。

年明け早々、カチャカチャ音を立てながら「私は今、運を身にまとっております」と歩く姿は、幸運の擬人化といっても過言ではないでしょう。

ルーマニアでは、本物の熊の毛皮をかぶって行進するという勇ましいスタイルで、新年の邪気払いを行います。

熊は再生や強さの象徴。

だからこそ、わざわざ毛皮を背負って街を練り歩くのですが、見た目のインパクトがすごすぎて、もはや願いというより威嚇。

でもこれがまた、地域の伝統行事として大切に受け継がれているのです。

熊のフルスーツ姿で「今年こそは良い年に…」と祈るその姿、もはやアニマル界との連携祈願としか思えません。

ブラジルでは、前章でも触れた波ジャンプの願かけが名物ですが、それ以外にも、年越しに身に着ける下着の色で運勢をコントロールするという斬新な方法も。

赤は情熱、黄色は金運、白は平和…。

うっかり間違えると「え、恋愛じゃなくて財運狙いだったの!?」とバレることもあり、選ぶ瞬間には真剣そのもの。

もはや「願いをパンツに込める」文化、ここに極まれりです。

ギリシャでは「ヴァシロピタ」というケーキにコインを1枚だけ隠し、切り分けたときにそれを引き当てた人がその年の“ラッキースター”に。

これ、言うなれば“年越しおみくじが食べられるバージョン”。

ただし、うっかりコインを噛んで歯が欠けないように注意も必要という、ややスリリングな仕様。

でもそれすらも「このくらいの試練を乗り越えてこそ運がやってくる」という人生訓が隠されているのかもしれません。

こうして眺めてみると、願いの数だけ、年越しのスタイルがあるというのは本当です。

食べて願う人、飛んで願う人、着飾って願う人、熊になる人…。

でもそのすべてに共通しているのは、「今年は、ちょっとでもいい年になりますように」というピュアな想い🩷。

カウントダウンの瞬間、あなたはどんな願いを込めましたか?

そして新年は、どんなスタイルで、どんな願いを空に放ちますか?

第6章…正月は一つじゃない!? 世界には“おかわり新年”があった!


新年って1月1日でしょ?…と、そう思っていたあの頃の私たちにそっと教えてあげたい。

世界には「新年が複数回ある」という、ちょっとお得な国々が存在するということを。

年に一度じゃ足りないとばかりに、「第2新年」「第3新年」と、まるでラーメンのおかわりのように“新年リスタート”を繰り返す国が、実はけっこうあるんです。

まず最強クラスのおかわり正月国といえば、やっぱりタイ。

ここではなんと、年に3回も新年を迎えるのが当たり前。

1月1日の一般的な新年、中国系住民が祝う旧正月、そしてタイ本来の旧暦によるソンクラーン水かけ正月。

特に4月のソンクラーンはもう、年末どころか水フェス本番。

バケツにホースに水鉄砲、全員ずぶ濡れで「おめでとー!」の嵐。

これが厄払いだなんて、濡れた服ごと去年の失敗が洗い流されてる気がします。

何回も新年をリセットできるタイの人たち、まるで人生リスポーンの達人です。

そして中国も負けていません。

春節(旧正月)こそが本番という文化が深く根付いていて、毎年だいたい1月末~2月半ばにお祝いが行われます。

大都市はまるでゴーストタウン、移動手段は帰省ラッシュで大渋滞。

餃子を包み、爆竹が鳴り、赤い飾りが街を埋め尽くすその様子は、もはや「新年という名の国家総動員イベント」。

ちなみに北京では水餃子、広州では湯圓(白玉団子)、地域によって新年の味も違うので、2月にもう一度おせちみたいな団らんが味わえるって…ちょっと羨ましいかも。

さらにペルーでは、1月6日の「公現節(エピファニー)」がもうひとつの新年イベントになっています。

キリスト教文化圏では「東方の三博士がキリストのもとを訪れた日」とされ、ここで再び「祝いモードON!」。

家族が集まり、小麦粉と卵と鶏肉をたっぷり使った“お祝いパイ”を焼いて、夜通し踊って歌ってプレゼントを配るという、まさに年始の延長戦がここで始まるイメージ。

しかも子どもにはお年玉のような“お小遣いプレゼント”もあって、日本の正月とのシンクロ率がちょっぴり高め。

韓国も旧正月を大事にしていて、「ソルラル」と呼ばれる旧正月が実質のメインイベント。

こちらも中国と同じく、暦に沿って1月後半~2月あたりにやってくるため、1月1日は静かにスルーしがち。

でもその反動か、ソルラルには民族衣装を着て、親戚中に挨拶回り、トックッ(お餅スープ)を飲んで、みんなで年を一斉にひとつ“増やす”という、ある意味「年齢の一斉強制アップデート」イベントでもあるのです。

年が明けるたびに一斉に1歳年を取るという文化、年齢をごまかせないシステムがすごすぎる。

そして忘れてはいけないのが、ユダヤ教の「ロシュ・ハシャナ」や、イスラム教の「ヒジュラ暦の新年」など、宗教歴に基づいた別カウントの新年も世界には多数存在します。

こうなると、「1月1日が世界共通のスタート地点」というのは、あくまで“国際的な共通フォーマット”であって、心の新年や文化のタイミングは、もっともっと自由で多様で、カラフルなのです。

「新年は1回きり」だと思っていたら、「え、3回あるよ?」「うちは2月よ?」なんて声があちこちから聞こえてくるこの世界。

ちょっと時間軸がずれていても、みんなが「今日からまた頑張ろう」と思っていることに変わりはありません。

新年が複数あるって、なんだか人生に“セカンドチャンス”が多い気がしませんか?

こけたら、また起きればいい。

やり直したいなら、また新年を迎えればいい。

1月1日にこだわらなくても、「今日からまた、新しい私!」って宣言する日が、世界には何度も用意されているのです🩷。


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まとめ…それぞれ違ってそれがいい!世界の年越しから学ぶハッピーのカタチ


年末年始って、カレンダーの区切り以上に「心のスタート地点」なんですよね。

そして世界中の人たちが、そのスタートを思い思いのやり方で飾っていることに、今回たっぷり驚かされました。

誰かがパンで壁を叩いているその瞬間、別の誰かはブドウを爆速で食べ、誰かは水着で波に飛び込んで、また誰かは熊になって行進している。

ある人は封筒の中に夢を見つけ、ある人はケーキに隠されたコインに未来を託す。

そう、新しい年を迎える方法はひとつじゃないんです。

もちろん、日本のお正月も素敵です。

初詣、おせち、年賀状、こたつで家族団らん。

どれもこれも、静かな喜びと縁起に満ちています。

でも、ちょっとだけ外の世界を覗いてみると…そこには笑えるくらい自由で、時に意味不明で、だけどとても人間らしい“願いのカタチ”が溢れている。

世界中の人が、こんなにいろんな方法で“良い一年になりますように”と願っている。

そう思うと、新年ってやっぱり素敵です。

だって、文化も習慣も言葉も違うのに、みんなが「今年はもっと笑える日が多くなりますように」って思ってるんですから。

来年の年越し、あなたはどんなふうに迎えますか?

日本スタイルでおせち三昧もいいし、オランダ式に揚げドーナツをかじっても良い。

年をまたぐ瞬間にジャンプするのもアリ。

願い事をブドウに託すもよし、下着の色で恋の運命を呼び込むのもアリ中のアリです。

年越しの方法は違っても、願う気持ちは世界共通。

だからこそ、こうして知ることって大事だし、何よりちょっと楽しいんですよね。

では、新しい年に幸あれ!

パンを投げるもよし、豆を食べるもよし、皿を割るもよし!

この1年、あなたにとって最高の“おかわり上等”な毎日になりますように🩷

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